“GYROAXIA”も参戦! 10人が集結した『ARGONAVIS from BanG Dream!』Argonavis 2ndライブをレポート

ガルスタオンライン 、近藤智子
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 さまざまなメディアミックスを展開する『BanG Dream!』(バンドリ!)発のボーイズバンドプロジェクト『ARGONAVIS from BanG Dream!』(アルゴナビス フロム バンドリ!)が、2019年12月5日にTOKYO DOME CITY HALLで「BanG Dream! Argonavis 2nd LIVE『VOICE -星空の下の約束-』」を開催しました。シークレットゲスト“GYROAXIA”のメンバー登場でもヒートアップしたライブの模様をたっぷりお届けします!

5人にとって“Argonavis”とは?

 “Argonavis”は、5人のキャラクターを演じる男性声優で構成されたボーイズバンドです。開演前には七星 蓮役の伊藤昌弘さん(Vo.)、五稜結人役の日向大輔さん(Gt.)、的場航海役の前田誠二さん(Ba.)、桔梗凛生役の森嶋秀太さん(Key.)、白石万浬役の橋本祥平さん(Dr.)が影ナレでファンにルールを注意喚起。ある携帯電話の着信音のモノマネがツボに入ってしまい、伊藤さんが声を震わせてしまう場面もありました♪

 まずスクリーンに映し出されたのは、蓮・結人・航海・凛生・万浬が登場するスキットです。新曲の歌詞がうまくいかず、悩んでいる航海。曲を通して伝えたい“テーマ”が決まれば……と、ほかのメンバーに「“Argonavis”への想いを聞かせてほしい」とお願いします。しかし、なかなかこれといった答えがでてきません。そこで航海は、次回の練習までに考えてくるようにと全員に伝えます。そして始まりの曲「Steady Goes!」の歌詞のメモ書きを見つけた航海は、いい歌にしてみせると改めて誓うのでした。

 いよいよ5人がステージに登場し、伊藤さんの「帆を上げろ! 航海を始めるぞ!」という叫びと共に披露されたのは「Steady Goes!」。日向さんのギターソロが光り、会場のボルテージが一気に上がったところでキャラクターとしての自己紹介へと移ります。
 「今日俺たち5人と、皆で最高の物語を作っていこうぜ!」(結人)
 「“星空の下の約束”……僕が付けたタイトル、皆さんに伝わるといいな」(航海)
 「寒さに負けない、熱いライブにしよう!」(凛生)
 「今日はたくさん曲を用意しているから、最高のライブにしようね!」(万浬)
 「会場がキラキラ輝いてる……! こんなステージで歌えて幸せです」(蓮)
 それぞれの挨拶を挟み、前田さんの鋭いベースから「メリッサ」へ突入! 伊藤さんの伸びやかで力強いボーカルに引っ張られるように、ファンから自然と拍手が巻き起こります。
 橋本さんの軽快なドラムから始まったのは「READY STEADY GO」で、森嶋さんもショルダーキーボードを手にステージ前方へ。前田さんと日向さんは互いの楽器で斬り合うようなパフォーマンスも見せてくれました。「GO!!!」では、伊藤さんと日向さんが森嶋さんへぴったり顔を寄せる微笑ましい場面も♪

 再びスキットが始まり、場面は万浬の実家の農場へ。万浬の兄弟とかくれんぼやヒーローごっこで遊びつつ、蓮と万浬は航海の出した“宿題”について考えていました。万浬はバンドで有名になり、お金を稼いで昔のような農場を絶対に取り戻すと「決意」を語ります。
 小さい頃に見たライブが忘れられず、結人と航海に誘われてバンドを始められたことが奇跡だと話す蓮。退屈な日々を変えてくれたこのバンドは、自分にとって「運命」なのだと答えにたどり着きます。

 2人が星空を見つめる中、披露されたのはこの光景にぴったりな「天体観測」でした。伊藤さんの「今日は5人で音楽を届けに来ました!」という言葉と共に「*~アスタリスク~」を歌い上げ、森嶋さんのキーボードが魅せる「流星雨」では小さな白いライトがまるで満天の星空のようにステージ上で浮かび上がりました。

 「“星空の下の約束”ということで、星にまつわる曲を披露させていただきました」と話す蓮。空に見える星は恒星ですごく熱い……という話題から、恒例のグッズ紹介コーナーへ。そしてまずライブのタオルを説明するはずが、うっかり“Tシャツ”と言ってしまい、思わず航海もびっくり。タオルを持っていなかった蓮へ、航海が予備、予備の予備……とたくさんのタオルを手渡しました。
 続いて結人は、ブレードでそれぞれのメンバーカラーを紹介。1st LIVEでうまくライトを変えられなかったハプニングを振り返って笑いを誘いつつ「俺がしっかりブレードの色を教えてやる!」と意気込みますが「航海……スイッチどこ?」と迷ってしまい、さらに会場は笑いの渦へ。蓮がホワイト、結人はオレンジ、航海はパープル、凛生はグリーン、万浬はイエローまではしっかり解説できましたが、サイドボタンについては知らなかった様子。航海から「ちゃんと練習したの?!」とツッコミが入りますが、次のライブまでにしっかりマスターしておくと力強く断言!
 凛生はアクリルスタンドをピックアップしますが、万浬から「みんなちゃんと宣伝しなきゃ!」とダメ出し。万浬はさらにシリコンバンドについて「水に強くて、24時間365日一緒にいられます!」と強くアピールし、さらに「先に言っておきます! まいどあり!」と締めくくる商魂たくましい姿を見せつけます。

 初披露となる「ギフト」をしっとりと歌い上げ、そのままシャウトを交えながら「STARTING OVER」を熱唱! 歌い終えた5人はステージの中央へ集合し、蓮たちの練習風景を演じていきます。

 GYROAXIAのPVを眺めていたメンバーは、自分たちがPVを作るならという話題に。航海は「星のモチーフを入れたい」、万浬は「個々のメンバーを映したい!」、蓮は「特撮みたいに!」という意見を先回りでダメと言われてしまい、凛生は「バンドのイメージカラーの青や、函館の景色」と提案。結人は五稜郭の素晴らしさを語り、凛生も「演奏している以外の姿を知ってもらえたら」と盛り上がります!

GYROAXIAの5人が生演奏!

 次にスクリーンへ登場したのは、なんとGYROAXIAのメンバー! ここで、すでに発表となっていた旭 那由多役の小笠原 仁さん(Vo.)のほか、里塚賢汰役が橋本真一さん(Gt.)、美園礼音役が真野拓実さん(Gt.)、曙 涼役が秋谷啓斗さん(Ba.)、界川深幸役が宮内告典さん(Dr.)と明かされました。
 Argonavisが歌詞に苦戦している頃、GYROAXIAは順調にPVの撮影を進めていました。しかし那由多の登場で空気が一変し、緊迫した雰囲気に包まれます。厳しい言葉が飛び交いますが、那由多の音楽のために集ったメンバーの演奏はさらに高みへと昇っていきます。


 「どんな奴らも音楽でねじ伏せる!」と那由多が叫ぶとステージが真っ赤なライトに照らされ、シークレットゲストとしてGYROAXIAの5人が現れると客席からは悲鳴のような歓声が巻き起こりました。さっそく「現状ディストラクション」を歌い切り、メンバーが自己紹介をしていきます。

 「短い時間だけど、GYROAXIAの音楽を楽しんでほしい」(賢汰)
 「俺たちの演奏、楽しんでいってくれよな!」(礼音)
 「地球人の皆、すごく幸せそう。俺の罪も少しは償えたかな……」(涼)
 「また俺のファンが増えちゃうね」(深幸)
 「つべこべ言わずに黙って俺の歌を聞け」(那由多)

 そのままGYROAXIAのオリジナル曲「MANIFESTO」へ。まさにラウドロックという、力強く激しい音楽に酔いしれます。「もう縛られるな! 好きに騒げ!!」と小笠原さんが叫ぶと、ますます大きな歓声が上がりました。演奏はまだ続いている中、歌い終わった小笠原さんはステージを去り、宮内さんは最後までファンに手を振り返します。まさに音楽にしか興味のない那由多、バンド内で唯一ファンサービスをする深幸というキャラクター性がばっちり出ていました♪

 興奮冷めやらぬ中、スクリーンのスキットに結人・航海・凛生が登場。歌詞に悩んでいた3人は、バンドについて改めて振り返っていきます。「人に認められたかった」という結人は、このバンドはメンバーとの「出会い」そのものだと気づき、航海は兄・賢汰への複雑な感情を滲ませながら、バンドが「未来への証明」だと話します。かつて野球という夢を断たれた凛生は、自分自身を熱くしてくれる「譲れないもの」だと語ります。
 そんな時、蓮と万浬から「宿題が終わった」と連絡が。3人の見上げた星空は、5人が初めて「ゴールライン」を演奏した時のようでした。

 「一緒に歌ってくださーい!」という伊藤さんの叫びに合わせ、力いっぱい「ゴールライン」のコールを返すファン。キーボードの美しい旋律が響くと、2020年後半リリース予定のアプリゲーム『アルゴナビス from BanG Dream! AAside』(ダブルエーサイド)とともに発表された「AAside」でライブ後半戦を走り抜けます!

 ついに歌詞が書き上がり、メンバーを呼び出す航海。それぞれが自分たちの想いに重なる歌詞の気に入った部分を話し、5人でArgonavisという船の上でずっと約束を積み重ねていこうと誓います。全員の想いが詰まった曲だからこそ「皆も一緒に歌ってほしい」と訴える蓮の姿に、航海は「VOICE」というタイトルを名付けました。

 こうして完成した「VOICE」では5人の歌声がひとつになり、伊藤さんが「約束します、皆を夢のステージへ連れて行きます!」と宣言。客席からの万雷の拍手を受けてステージを去るメンバーでしたが、ファンのアンコールに応えるように怒涛の情報公開が行われました。

 5人のバンドメンバーらしきシルエットが気になる「AAside新春スペシャル生放送」には中島ヨシキさん、金子 誠さん、 酒井広大さんが出演。そして2020年春に発売となる「アルゴナビス from BanG Dream! ANIMATION」のオープニング主題歌「星がはじまる」には、作詞・作曲にUNISON SQUARE GARDENの田淵智也さんらが参加していることが発表になると、会場は絶叫に包まれます。
 その勢いのまま、5人が「星がはじまる」を熱唱! 疾走感漂うナンバーが、会場の驚きを丸ごと包み込んでいきました。歌い終えると、伊藤さんは「すごくないですか! やばくないですか! 僕も嬉しい!」と喜びをあらわにしますが、練習は大変だったようで「ヒーヒーがヒーでした!」と表現。ちなみにこの曲、メンバー内では「星」と呼んでいるそうですよ。

 改めてGYROAXIAの5人もステージに集合し、バンド演奏の空気とはまったく違う和やかな空気で自己紹介。小笠原さんはちょっと緊張した様子をみせ、橋本真一さんは「GYROAXIAの“橋本”も応援よろしくお願いします」と挨拶すると温かな拍手が起こります。真野さんは「最高のメンバーと上を目指したいと思います!」と力強く話し、秋谷さんは「曙涼くんと一緒に星に帰れるよう頑張ります!」とトーク。宮内さんはファンとのコール&レスポンスを楽しみつつ、GYROAXIAも応援してほしいとアピールしました。

 ファンの名称が「ナビゲーター(ナビ)」に決まったところで、さっそくナビたちがステージの写真撮影と共に情報を一緒に拡散する試みも。2020年4月28日・29日には、ArgonavisとGYROAXIAの2マン2daysとなる3rd LIVE「CROSSING」の開催も決定しました。最後の曲の前には、Argonavisの5人がファンへ感謝の言葉を届けます。

 「今日をすごく楽しみにしていました。0-1st LIVE、2ndとステージの大きさが変わっても、僕たちが届ける想いは何も変わっていません。いつも僕の心の中には皆さんがいます。ありがとうございます!」(日向)

 「長かったようなあっという間だったような1年半ですが、こうした時間をいただけているのも、新たな仲間を迎えられたのも皆さんのおかげです。これからも頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いします。もう12月なので“よいお年を!”」(前田)

 「Argonavisは“アルゴ船座”をモチーフとしたバンドでありプロジェクトです。この大きな船に1人でも多くのナビの方を乗せて、それを漕げるように全力で突き進んでいきたいと思います」(森嶋)

 「最高という言葉しか出てこなくて……。僕は下北沢GARDENで演奏して、1年経つんだなという時の速さもあり、ナビゲーターの皆さんと過ごした時間がとても濃かったと思います。本当に楽しくて、このバンドのためなら命を懸けられるくらい大好きです!」(橋本)

 「0-1st LIVEからステージに立つ上での自分の約束事として、どんな会場にいても関係なく、1人ひとりに5人の音楽を届けようと思っています。GYROAXIAという追い風を受け、ナビの皆さんに応援していてよかったなと思ってもらえるプロジェクトにしていきたいと思います」(伊藤)

 ライブを締めくくったのは、こちらも初披露となる「逢のうた」でした。ファンと一緒に記念撮影も行い、大きな拍手に包まれながら「BanG Dream! Argonavis 2nd LIVE『VOICE -星空の下の約束-』」は幕を閉じました。

セットリスト

1.Steady Goes!/Argonavis
2.メリッサ(カバー)
3.READY STEADY GO(カバー)
4.GO!!!(カバー)
5.天体観測(カバー)
6.*~アスタリスク~(カバー)
7.流星雨/Argonavis
8.ギフト/Argonavis
9.STARTING OVER/Argonavis
10.現状ディストラクション/(カバー)
11.MANIFESTO/GYROAXIA
12.ゴールライン/Argonavis
13.AAside/Argonavis
14.VOICE/Argonavis
En1.星がはじまる/Argonavis
En2.逢のうた/Argonavis

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photo:西槇太一

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