『陰の実力者になりたくて! 2nd season』3話感想。アニオリでクレアがナイスブルマに。最後はシドがアトミックでやってくれました

カワチ
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 アニメ『陰の実力者になりたくて! 2nd season』の第3話“覚醒の刻”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『陰の実力者になりたくて! 2nd season』第3話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことをオススメします。

クレアのブルマが見れるのはアニメ版だけ!

 陰の実力者に憧れた少年がシド・カゲノーとして異世界に転生するストーリーを描いた『陰の実力者になりたくて!』。10月より放送がはじまったアニメ第2期は巨大なスラムである無法都市を舞台にしたストーリーが描かれます。と、前回の記事で書きましたが、第3話にして早くも無法都市のエピソードが完結しましたね。自分がシドの力を侮っていたようです(笑)。

 無法都市は紅の塔の支配者であるエリザベート、白の塔の支配者であるユキメ、黒の支配者であるジャガノートの3人が支配するスラム街で、“赤き月”の出現によって大混乱に見舞われます。そんな危険な場所に、シドは姉であるクレアとともに吸血鬼の討伐へとやってくるという展開です。

 第3話は女王の間に着いたクレアとヴァンパイアハンターのメアリーがエリザベートと対峙。原作ではモブの死体をシドと勘違いしてクレアが取り乱すシーンがありましたが、アニメ版ではモブの生首を見て「誰よ、あんた」と完全に相手にしていませんでしたね。シド以外の人物には興味がないクレアの性格がよく表現されていてこれはこれでよかったと思います。

 そんなクレアですがエリザベートの奇襲で深手を追い、触手で捕縛されてしまいます。そこに現れたのはベータたちシャドウガーデンの面々。伝達係や情報収集が多いベータですが、その力はほかの七陰に引けを取らないもの。アニメ内でも華麗なアクションで戦っていたので、ぜひチェックを。相変わらず作画のクオリティが変態的なまでに高いですよ!

 なお、エリザベートとベータたちが戦っているシーンでメアリーが「あの方は超低血圧だったんだ!」というどこか抜けた発言をするところもポイント。たぶん、“これからまだまだ本気を出していく”という意味だと思いますが、なんかズレていておもしろかったですね。

 ただ、シーン自体の雰囲気は相変わらずシリアスで、ジャガノートが戦いに乱入してきたりとバトルはどんどん盛り上がっていきます。

 その後、エリザベートは悪魔憑きであるシャドウガーデンの血を操ってさらにパワーアップ。クレアも受けた傷が暴走をはじめてピンチを迎えることになります。

 そんななか、クレアが学校で目を覚ますシーンに。ここからはアニメオリジナルで、クレアの深層心理のような世界を描いているものだと思うのですが、なぜか彼女が体操服でブルマを着ている謎展開。

 学校といえばブルマかもしれませんが(?)、突然の内容にテレビの前で「なんで?」とつぶやいてしまいました。きっと同じような気持ちになった人は多いでしょう。

 災厄の魔女であるアウロラが保険医の格好になってクレアに悪魔憑きと吸血鬼の説明をしてくれるシーンでしたが、ふたりの格好のせいであまり頭に入ってきませんでした(笑)。

 その後は現実の世界に戻り、アウロラがクレアの肉体を借りて復活。これまで以上に激しい戦いを繰り広げますが、アウロラはクレアの体を借りているため、本気が出せません。

 そこに、ついにシドが登場! ここまで引っ張ってからの登場と「覚醒の刻が来た!」のセリフはギャグとは思えないぐらいアツかったです。

 その後は実に『陰実』らしい勘違いコントに。シドの言葉を別の意味で受け取り「はぁ~ん」と感動するベータがかわいいので、ぜひアニメでチェックしてみてください(笑)。

 終盤の決戦に関してもネタバレになるので詳細を書くのは控えますが、「さすがシド!」と言えるような無茶苦茶な展開で最高でした。

 最後はあの人物とシドが会うシーンで終わりましたが……次回からはどんなストーリーになるのか楽しみです!


カワチ:RPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。


©逢沢大介・KADOKAWA刊/シャドウガーデン

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