“超電撃文庫展”後期でもらえる特典グッズまとめ。前期との違い、見どころは?【SAO/キノの旅/灼眼のシャナなど】

そみん
公開日時

 電撃文庫30周年を記念する展示イベント“超電撃文庫展”が、埼玉・ところざわサクラタウンで11月5日(日)まで開催中です。
※毎月第1・第3・第5火曜日は休館日です。

 10月14日からは後期の展示に変更され、一部展示内容や入場者特典が変更となりました。前期のレポート記事に続き、後期のレポート記事をお届けします。

後期の違いは? 展示物の入れ替えのほか、特典グッズの変更も

 後期となり、展示イラストの一部に入れ替えが行われました。展示対象となる作品自体に変わりはありませんが、前期と異なるイラストを楽しめます。

  • ▲合計30点ほどの新イラストが展示されています。前期に訪れた方も、また楽しめますね!

 発売されたばかりの最新刊の表紙イラストが展示されていることもあり、前期を楽しんだ方でも新たな発見に出会えるはずです。

 また、大きな違いとなるのが特典グッズの変更です。前期の特典は電撃文庫の人気作品のステッカーでしたが、後期はオリジナルクリアカードをもらえます。
(チケット1枚につき10種類から1枚をランダム配布。配布数に限りがありますので、ぜひお早めに!)

 クリアカードに使われているのは、本イベントのために描きおろされたメモリアルな記念イラスト。かなり大きめでリッチ感があるものなので、電撃文庫ファンにとってめっちゃうれしいところですね!

  • ▲iPhone SE(第2世代)と同じくらいのサイズ。名刺よりも大きい感じです。

 さらに後期からは、毎日先着100名が記念ガシャにチャレンジ可能。“ガシャ本 アクリルキーホルダー ~電撃文庫 伝説セット~”として全6種類のアクキーが入ったガシャを楽しめます。

 電子書籍サイト“BOOK★WALKER”での試し読み用のQRコードもついているので、この機会に作品を読み直してみてはいかがでしょうか?

 そして、開場近辺には『SAO』のキリトとアスナのパネルも登場。入場前、もしくは物販コーナーでグッズを買った後などに記念撮影をしておきたいですね。

“超電撃文庫展”のマニアックな見どころをチェック!

 普通に展示物を見ていくだけでも楽しいのですが、美麗なイラストなどを間近に見られる貴重なチャンス! ちょっとマニアックなポイントを含めて、その見どころを独断と偏見でガイドしていきます!

●黒星紅白先生による“電撃文庫30周年人気キャラクター集合イラスト”のラフと完成品を見比べる!

 エントランスに飾られた超巨大な“電撃文庫30周年人気キャラクター集合イラスト”は、それだけでも見どころなんですが……近くに展示された黒星紅白先生の執筆過程コメントは必読です。

 さまざまな裏話も面白いのですが、特に見てほしいのは最後に展示された完成直前イラスト。エントランスに展示されたものにはエフェクト(桜の花びら)をつけて仕上げられていますが、各キャラクターの細かい描き込みを見られるという意味では完成直前イラストはまた異なる魅力を備えています。ぜひ2つのイラストを見比べることをおすすめします!

●いろいろな角度からフィギュアを楽しみつつ、その素材についてもじっくり堪能!

 展示コーナーの序盤には電撃文庫の人気キャラクターのフィギュアがズラリと並べられています。普通に見るだけでも楽しいのですが、せっかくの立体物ということで、正面からだけでなく、いろいろな角度から見て楽しむのがおすすめです。

  • ▲手に持つメガネのクオリティも高い!

 特に背面や小物などの作り込みは、こういう立体物の完成度を左右する重要なもの。半透明なアクリル系の素材が効果的に使われているケースも多いので、そういった素材の質感も目で楽しんでみてはいかがでしょうか。

  • ▲手乗りタイガーの出来もよい!

●フォトスポットでの記念写真をどう撮影するか……あらかじめシミュレーションしておくのもおすすめ!

 いくつかの作品については特殊な展示が行われており、記念写真や映える写真を撮影しやすくなっています。休日などの混雑時は難しいかもしれませんが、平日の午前中などはユニークな写真を撮影するチャンス!

  • ▲『キノの旅』より。帽子やカップなどの小道具も作り込まれていますね。
  • ▲『青春ブタ野郎』シリーズ。図書館にバニーガールな先輩が!

 アクリルスタンドやぬいぐるみ・人形系を使った記念写真なんかも面白いと思いますので、展示物に触れないように&周囲の方に迷惑がかからないように気を付けつつ、ぜひ記念写真をお楽しみください。その場でアドリブで撮影するのもよいですが、予習をしておいて、あらかじめどんな写真を撮影するかイメージ&シミュレーションしておくのもおすすめです。

  • ▲『86―エイティシックス―』のパネルは、2人(2つ)のパネルが向きあうもので、立体感がある構図です。
  • ▲『ソードアート・オンライン』のフォトスポットは実際の花が飾られています。2次元と3次元の融合!
  • ▲『春夏秋冬代行者』より。

 ちなみに『狼と香辛料』は最終巻の表紙をイメージしたフォトスポットが存在。後期からはその表紙イラストも展示されているので、イラストを見ながらホロに手をさしのべて表紙を再現……なんて遊び方もアリですね!

  • ▲『狼と香辛料』のフォトスポットにはホロが登場!
  • ▲意外と指の角度が難しいのよね。

●大きなサイズだからこそ、イラストの塗りや細かい演出までじっくり楽しむべし!

 会場には人気イラストレーターさんの方々の原画や複製イラストが主に実物大で展示されています。近くで見ると絵具やインクの“盛り”が見えることもあるので、イラストの“生感”もぜひ楽しんでほしいところ。

 このへんの楽しみ方は人それぞれですが、自分の場合は“光点”や“飛沫(しぶき)”の塗りを見るのが大好きです。文庫本サイズでも美しいものは美しいのですが、大きいサイズで間近に見ると、さらにキレイなんですよね。

  • ▲よく見ると白い光の点が。こういうのを探して観察するの、大好き!

 特にアナログで描かれている場合、インクのこぼれ的な汚れもまた生々しいですし、絵具を吹き散らしたような演出においては、アナログならではの不規則な飛び散り方がすごく心に来るんですよね。フェチの領域ですが。
(今回の展示では見当たりませんでしたが、漫画系の原画展とかだと、描き間違えた部分が修正液で消されているとか、印刷後だと同じように見える黒い背景がマジックと絵具で全然質感が違うとか、そういう部分を“視る”のも楽しいですな)

  • ▲こういう飛沫の演出は、いい意味で不規則性があって、見ていて心が動かされます。

 その他、キャラクターの瞳の虹彩描写とかも大きなサイズで見ると新たな発見に出会えることがしばしば。てか、模様としても鑑賞に耐えうるものが多いですし、作家さんによる個性が見えることも多くて、見ていて飽きません。

 デジタルではないアナログ表現的な魅力として、絵具がぼやけるところとか、少し汚し的に見せる表現なんかもたまりませんな。小さいサイズでも見えますけど、大きなサイズのほうがよりハッキリと見えるので、印象に残りやすいです。

  • ▲にじみのような見え方も、生で見ると本当に淡くてきれいです。
  • ▲こういう汚し的な演出も、大きいサイズで見るほど味が出ると思います。

 髪の毛先とかも、個人的には生イラストを鑑賞する際の注目ポイントです。イラストなので、当然髪の毛は省略・デフォルメする形で絵かがれるのですが、作家さんによって見せ方が異なるんですよね。線が1本増えるだけで立体感が出たり、髪の毛本来の“1本1本が集まった集合体であるがゆえのゆらぎ”が強まったりするので、毛先も見ていて飽きません!

  • ▲上の毛先のところにスッと細い線が分かれているの、わかりますかね? たまりません。

 てなわけで、まだ“超電撃文庫展”に行っていない方はもちろん、前期を見た方も後期で新たな出会いもあるかと思います(特に特典グッズ)。さらに言うと、何度見ても、細かく見れば見るほど新たな発見・感動に出会えるのが、こういうイラスト展示イベントの面白いところ。美麗なイラストの数々を、ぜひじっくりとご堪能ください!

 余談ですが、ところざわサクラタウンの武蔵野坐令和神社では、『狼と香辛料』とのコラボが開催中。「狼と武蔵野のしおり」が無料配布されているほか御朱印帳や御朱印などが頒布されています。
(身守り(御守)など、一部は頒布終了)

 思わず初穂料を納めていただいてまいりましたが……御朱印帳は木製で格調高くて、ご利益ありそう。旅行の際に持ち歩こうっと。

そもそも“超電撃文庫展”とは?

 黒星紅白先生による描き下ろし「電撃文庫30周年記念 人気キャラクター集合イラスト」の大型エントランスから始まり、30年間の各時代を代表する作品の特別展示や限定フォトスポットも用意されています。

 文庫本やフィギュアの実物展示をはじめ、30周年を振り返る年表コーナーも存在。さまざまな形で電撃文庫の歴史を楽しめます。

 豪華作家陣による描き下ろし「開催記念イラスト」や記念サイン色紙も展示されています。また、物販コーナーもあるので、多くの作品の記念グッズを買うこともできます。

【展示作品】
・キノの旅 the Beautiful World
・灼眼のシャナ ・BACCANO!-バッカーノ!-
・デュラララ‼ ・とある魔術の禁書目録
・狼と香辛料 ・とらドラ!
・俺の妹がこんなに可愛いわけがない
・ソードアート・オンライン
・ストライク・ザ・ブラッド
・はたらく魔王さま! ・魔法科高校の劣等生
・エロマンガ先生 ・青春ブタ野郎シリーズ
・86―エイティシックス― ・七つの魔剣が支配する
・豚のレバーは加熱しろ ・声優ラジオのウラオモテ
・男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!)
・ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います
・春夏秋冬代行者

『SAO』『灼眼のシャナ』など“超電撃文庫展”描き下ろしイラストの複製原画が予約受付中

 カドカワストアにて、“超電撃文庫展”描き下ろしイラストを使用した、高精細な額装複製原画の受注販売が受付中です。

 『灼眼のシャナ』や『狼と香辛料』、『ソードアート・オンライン』など、全10種類がラインナップされています。

 基本的に2024年3月上旬発売予定で、価格は25,000円(税込)。予約期間は11月5日(日)23:59までです。

●超電撃文庫展 複製原画 キノの旅 the Beautiful World

●超電撃文庫展 複製原画 魔法科高校の劣等生

超電撃文庫展 複製原画 七つの魔剣が支配する

●超電撃文庫展 複製原画 狼と香辛料

●超電撃文庫展 複製原画 俺の妹がこんなに可愛いわけがない

●超電撃文庫展 複製原画 豚のレバーは加熱しろ

●超電撃文庫展 複製原画 春夏秋冬代行者

●超電撃文庫展 複製原画 ソードアート・オンライン

●超電撃文庫展 複製原画 灼眼のシャナ

●超電撃文庫展 複製原画 86―エイティシックス―

©KADOKAWA CORPORATION 2023
©KADOKAWA CORPORATION 2023 イラスト/黒星紅白
©時雨沢恵一 2023 イラスト/黒星紅
©高橋弥七郎 2023 イラスト/いとうのいぢ
©成田良悟 2023 イラスト/エナミカツミ
©成田良悟 2023 イラスト/ヤスダスズヒト
©鎌池和馬 2023 イラスト/はいむらきよたか
©支倉凍砂 2023 イラスト/文倉 十
©伏見つかさ 2023 イラスト/かんざきひろ
©竹宮ゆゆこ 2023 イラスト/ヤス
©三雲岳斗 2023 イラスト/マニャ子
©川原 礫 2023 イラスト/abec
©和ヶ原聡司 2023 イラスト/029
©佐島 勤 2023 イラスト/石田可奈
©伏見つかさ 2023 イラスト/かんざきひろ
©鴨志田 一 2023 イラスト/溝口ケージ
©安里アサト 2023 イラスト/しらび
©宇野朴人 2023 イラスト/ミユキルリア
©二月 公 2023 イラスト/さばみぞれ
©七菜なな 2023 イラスト/Parum
©逆井卓馬 2023 イラスト/遠坂あさぎ
©暁 佳奈 2023 イラスト/スオウ
©香坂マト 2023 イラスト/がおう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

関連する記事一覧はこちら