『ポケットに冒険をつめこんで』1話感想。『ポケモン』のゲーム画面やBGMが懐かしい…プレゼンバトルで社長の弱点を突け！

文: 電撃オンライン

公開日時: 2023年10月21日(土) 10:00

　毎週木曜日、深夜24時30分からテレビ東京系列にて放送中のドラマ『ポケットに冒険をつめこんで』第1話の感想を紹介します。

　本作は、1996年にGB用ソフトとして登場して大ヒットし、現代まで続く人気シリーズとなったRPG『ポケットモンスター（ポケモン）』をテーマにしたオリジナルドラマです。

　大人になって久しぶりに手にした『ポケモン』をきっかけに生活に小さな変化が起き始める赤城まどか（西野七瀬）を主人公に、心温まる物語が展開していきます。

　本記事では、ゲームになぞらえたドラマならではのオリジナル画面を始め、『ポケモン』要素が盛りだくさんのドラマの感想を紹介します。

第1話　感想

　本作は、『ポケモン』をテーマにはしていますが、『ポケモン』の世界のドラマではなく、現実世界で『ポケモン』に触れてきた主人公が、『ポケモン』を通じて人生の悩みやトラブルを解決していくドラマです。

　主人公のまどか（西野七瀬）は、広告代理店に務める20代の女性で、彼女がクリエイターとして成長していく姿を描く、ジョブドラマ（特定のお仕事にスポットあてたワーキングドラマ）となっています。

　人生という冒険を乗り切るために使うのが、『ポケモン』での知識だったり、攻略だったりするわけですね。

　なんだか既視感があるなーと思ったら、前クールでやっていた『量産型リコ』とほぼ同じフォーマットですね。プラモデルが『ポケモン』になって、与田ちゃんがなぁちゃんになった感じだな……と、思ってたら、プロデューサーが同じ方でした。

　ちなみにほかにも筒井あやめちゃん主演の『真相は耳の中』や、深川麻衣さん出演の『八月は夜のバッティングセンターで。』など、まさに乃木坂御用達のような方でした。今度飛鳥ちゃんとかどうですか？

競合プレゼンに挑む

　物語は、主人公のまどかが、親から送ってきた荷物の中に、ゲームボーイと『ポケモン』が入っているのを見つけるところから始まります。

　そして、懐かしさもあって、なんとなくプレイしていたら、どんどんハマっていく……という姿が描かれます。

　そして、ひょんなことから競合プレゼンを引き受けることになったまどかですが、なかなかアイデアが沸かなく行き詰まっていたところ、プレイしていた『ポケモン』からヒントを掴む……という流れ。

画面が本物の説得力

　挿入される画面は本物で、『ポケモン』の名前や固有名詞もそのままなので、とても説得力があります。リアルで『ポケモン』が解決になるかどうかはおいといて、全体的にうまく流れていった感じがします。

　第1話では、登場人物の紹介も兼ねているのもあり、同じ会社の仲間たちの大体のキャラクターも把握できましたし、プレゼン会場では、かつての友人である工藤美登里（内田理央）も登場し、競合会社のライバルとしてバチバチの関係であることもわかりました。

　このライバルの工藤美登里の存在もいいアクセントになりそうです。塚地武雅さん、平野綾さん、長谷川朝晴さんと脇も渋いので、いい感じのチームワークが見られそうです。

　プレゼンの場面では、『ポケモン』のバトル画面で表現しているのもいい感じでした。テロップもゲーム風になっていて、懐かしさも込み上げます。

“こうかはばつぐんだ！”

　サブタイトルになった“こうかはばつぐんだ！”は、プレゼンが社長の心に刺さったときに使われました。

　これは、攻撃した技のタイプが、相手の弱点となるタイプだった場合のメッセージです。このメッセージが出ると、技が与えるダメージが2倍以上になります。今回のように核心を突いたときのほか、普通に弱点を突いたときにも使えそうですね。

キャストについての余談

　本サイトでこのドラマの記事を取り上げるのは、もちろん人気ゲームシリーズの『ポケモン』が関わっているからです。なので、本記事では、ドラマに登場した『ポケモン』の元ネタについて掘り下げる……と、思ったでしょ！

　しかし、本作は『ポケモン』ドラマではありますが、キャストを楽しむドラマでもあると思うのです。個人的には俳優オタでもあるので、いつも通りキャスト中心でいきます。

　さてまず今回は、主演のなぁちゃんこと西野七瀬さん。乃木坂46結成当初から注目していたから、TVで見られるものはだいたい見てきています。2013年あたりから端役で出始め、2015年の『初森ベマーズ』で主演扱い。2014年の初センター以来、この時期推されまくっていたので、アイドルとしてのブレイクはこのあたりかな。

　2018年の乃木坂卒業以降も俳優業を続け、『あなたの番です』で一般層に広がったと思います。以降の活躍はご存じの通り。ちなみに『あなたの番です』放送時、考察もそこそこに、真犯人はなぁちゃんと信じ続けていました。正確には願い続けていました。だってその方が出番が増えるから！

　最近で記憶に残ったのはやはり『シン・仮面ライダー』でのハチオーグ。西野七瀬史上最強のビジュアルだったと思います。美しさだけでなく色気も爆発していた。登場シーンは少ないけど、個性増し増しで、凄まじい存在感でした。ハチオーグ見るため劇場に足を運んだし、プライム配信されてからは、BGV代わりにリピートしてました。バンダイさん、真骨彫ハチオーグ（マスクオフ）早く！

　ほかにもさまざまな作品に出演していますが、個人的に一番好きな作品は、Amazonプライムで配信している『宇宙のお仕事』。宇宙ステーションを舞台にしたワンシチュエーションコメディで、監督を務めた福田雄一氏らしい、シュールなおばかドラマですが、いやもう、ただただなぁちゃんが可愛いです。

　ところで西野七瀬さんが今やってるauのCM、最後の「ほな」が可愛すぎると思いませんか？