アニメ『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』4話感想。『雫』のゲーム画面が映るシーンも感動&1996年の秋葉原には“九州じゃんがららあめん”がすでにあったと思い出す
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- カワチ
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TVアニメ『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』の第4話“いいんだよ!”の感想をお届けします。
【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』第4話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことをオススメします。
じゃんがららあめんは当時からあったよね
2度めのタイムリープで1996年にやってきたコノハ。時代がWindowsに移りゆくなか、PC-98を愛する守がWindowsでの制作を拒み、アルコールソフトを飛び出してしまうという展開からのスタートとなる第4話。
かおりに守を連れ戻してくるように言われたコノハは頑固な守を説得するために寝袋を用意して彼のアパートの前で泊まり込みをすることに。「徹夜は仕事で慣れている」と自信満々なコノハですが、その後はすぐに爆睡。覗きに来た守にも呆れられてしまいます。
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— TVアニメ 16bitセンセーション ANOTHER LAYER 公式|💻好評放送中‼💻 (@16bit_anime) October 25, 2023
第4話「いいんだよ!」
放送まであと6⃣時間⚡
💻‥∵‥‥🕐‥∵‥📻#16bitセンセーション ANOTHER LAYER
10月25日(水)24時30分から放送開始🎊
詳細は公式サイトをチェック✅
🔽公式サイトhttps://t.co/tDxFr1fsHG#アニメ16bitAL pic.twitter.com/NpR2hGAzzC
個人的にこのアニメのおもしろいところは過去の時代のキャラクターよりもコノハのほうが90年代のアニメキャラクターのようなムーブをするところにあるんじゃないかな~と思い始めてきています。ギャグシーンでコノハの顔が崩れるときも90年代や2000年代のような演出になるので、わざとやってるんじゃないかなと考えています。
ちょっと話が前後しますが、アパートのシーンで注目したいのは部屋にやってきたコノハを守がPC-98の音声合成で対応するところ。1990年代の後半にはカーナビが普及しているので、技術自体は珍しくなかったと思いますが、いわゆる“初音ミク”などの歌声音声合成技術製品が発売されたのは2000年代からですし、守の技術力が光るシーンでしたね。
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— TVアニメ 16bitセンセーション ANOTHER LAYER 公式|💻好評放送中‼💻 (@16bit_anime) October 25, 2023
第4話「いいんだよ!」
放送まであと1⃣5⃣分⚡
💻‥∵‥‥🕐‥∵‥📻#16bitセンセーション ANOTHER LAYER
この後24時30分から放送開始🎊
お楽しみに‼
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また、コノハがアルコールソフトに寝袋を取りに戻るシーンではかおりとメイ子がWindows版の『雫』を立ち上げていましたが、ゲーム画面そのままの演出が流れて感動しました。その後の会話でLeafやアリスソフトの名前がそのまま登場するところもいろいろと思い出を刺激してくれてよかったです。
寝袋を持って守のアパートに行く途中にはメッセサンオーで冬夜に出会う場面も。前回は恥ずかしくてひとりでお店に入れなかった冬夜ですが、今ではしっかり買い物ができるようになって安心。
彼女といっしょにラーメンを食べるシーンでは“九州じゃんがららあめん”の秋葉原本店が登場。今でもおなじみのお店ですが、1996年には存在していたことを思い出させてエモかったですね。そういえば筆者も秋葉原に通い始めるようになったころ、やけに行列が出来ているラーメン屋さんがあるなと印象に残ったお店があり、それが“九州じゃんがららあめん”でしたね。2019年には創業35周年のキャンペーンもおこなっていた“九州じゃんがららあめん”。なお、ちょっと調べてみたら“九州じゃんがららあめん”って九州には存在しないんですね。秋葉原の象徴ということで、このアニメに登場するにはピッタリのお店だなと思いました。
その後はコノハが寝ている間に守はアパートを出て行ってしまい、彼の捜索をすることに。プログラマーを失ったアルコールソフトはシナリオだけを先に進めたりと出来る限りのことをやりますが、〆切は刻々と迫ってきます。しかし、そんななかでもコミケに参加することは絶対に譲らないかおりが素敵でした。柔和な性格をした彼女がコミケに情熱を燃やす姿はギャップもあってかわいかったですね。
後半はコミケのシーンになりますが、1996年のコミケは“コミックマーケット50”。ちょうど会場を晴海から有明に移してのコミケでした。アルコールソフトのメンバーは『新世紀エヴァンゲリオン』のコスプレをしていましたが、このアニメが放送されていたのは1995年10月から1996年の3月までなので、ちょうどドンピシャっぽいですね。
筆者は『新世紀エヴァンゲリオン』の放送当時はシンジくんと同じ14歳だったので、さすがに現地に行ったりはしていないのですが、どっぷりとオタクになったのもこの時期なので、自分もコノハのようにこの時代にタイムリープしたら、ぜひ行ってみたいなと思わせてくれました。
キャラクターたちのやり取りもおもしろい本アニメですが、当時の空気感が伝わってきて臨場感のある作品になっているのが見どころだなと感じさせられましたね。
なお、行方不明だった守がどうなるのか……といった部分はぜひアニメで楽しんで欲しいのでここでは言及しないでおきます。記事ではいろいろこまかいネタを拾いましたが、まだまだたくさん当時のネタなどが詰め込まれているので、そういった部分も含めて、ぜひ各サイトの見逃し配信でチェックしてみてくださいね!
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💻#16bitセンセーション ANOTHER LAYER
エンドカード紹介✨
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第4話のエンドカードを描いて頂いたのは…👀
#橋本タカシ さん‼
With You 〜みつめていたい〜より伊藤乃絵美、
そしてコノハを描いて頂きました🖌
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#アニメ16bitAL pic.twitter.com/wNlrJlmSyu
カワチ:RPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。
©若木民喜/みつみ美里・甘露樹(アクアプラス)/16bitセンセーションAL PROJECT
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