『ポケットに冒険をつめこんで』2話感想。言うことを聞かないわがままポケモン(大御所ライター)を手懐けるには?

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 毎週木曜日、深夜24時30分からテレビ東京系列にて放送中のドラマ『ポケットに冒険をつめこんで』第1話の感想を紹介します。

 本作は、1996年にGB用ソフトとして登場して大ヒットし、現代まで続く人気シリーズとなったRPG『ポケットモンスター(ポケモン)』をテーマにしたオリジナルドラマです。

 大人になって久しぶりに手にした『ポケモン』をきっかけに生活に小さな変化が起き始める赤城まどか(西野七瀬)を主人公に、心温まる物語が展開していきます。

 本記事では、ゲームになぞらえたドラマならではのオリジナル画面を始め、『ポケモン』要素が盛りだくさんのドラマの感想を紹介します。

第2話 感想

 現実世界を舞台に、子供のころから『ポケモン』に触れてきた主人公が、ゲームを通じて人生の悩みやトラブルを解決していく『ポケットに冒険を詰め込んで』。

 主人公のまどか(西野七瀬)が今回バトルを行うのは、わがままで自分勝手、でも腕は確かな大御所コピーライター。

 お米の広告をクリエイトすることになったまどかは、コピーライターとして加茂和尚(村松利史)を使うことになるのですが、散々締め切りを遅らせた挙句、上がってきたのは「これは、お米か?」という簡素なもの。

 何か意味があったとしても、説明不足なのは明らか。まどかは本人に会ってその旨を伝えますが、ダメ出しをしたことが怒りに触れたのか、気難しい加茂和尚はへそを曲げてしまいます。

ライバルと演者のお話

 加茂和尚の機嫌を損ねたあと、まどかは幼なじみの工藤美登里(内田理央)と遭遇。彼女は要領よく加茂和尚の機嫌をとっており、順調な仕事をアピールします。

 今回もバチバチの関係で、今後毎回こうして関わってくるのだろうと思いますが、2人に過去何があったのかも気になりますね。

 この工藤美登里を演じているのが内田理央さん。個人的に最初に認識したのは、『仮面ライダードライブ』でヒロインの詩島霧子役。多分これは俳優としてのデビューになるんじゃないかな。あれから10年近く経つなんで驚きですよ。

 その後も色々なドラマに出ているので、ライダーヒロイン出身としては出世頭の1人。キツめのライバル役が多いので、今回の役どころもピッタリかと思います。

 いずれ2人の過去が明かされるエピソードもありそうで、それも楽しみです。

ゲームの進捗はゆっくり目?

 まどかと同僚である桧山景明(笠松将)との会話から、彼女の『ポケモン』は、今ハナダジムで止まっていることがわかります。

 最初のマシロタウンを出て、ニビシティ、ハナダシティと進んでいき、ハナダジムは2回目のジムなので、まだまだ序盤のようですね。

 演出としてはガッツリとハマってる感じでしたが、ゲームの進捗はかなりゆっくり目のようですね。まぁ、普通に社会人として仕事をしながらだからこんなものかな、という気もしますが。

 また、まどかがよく行くキッチンカフェで、店長の息子の唐沢空(渡邉斗翔)が登場。彼は『ポケモン』に詳しく、最新作の『ポケットモンスター スカーレット』『ポケットモンスター バイオレット』をプレイ中です。

 まどかはそれを見て、最近の『ポケモン』はこんなことになっているのかと驚くので、最近のシリーズは(設定的に)プレイしていないようです。

 実際めちゃくちゃ進化しているので、まどかの驚きもわかります。初代だけでなく、最新の方もプレイして欲しいですね。

“いうことをきかない!”

 今回のサブタイトル「いうことをきかない!」は、バトルでポケモンが言うことを聞かず、命令通りに動いてくれないときに表示されるメッセージ。

 この、ポケモンたちが言うことを聞かない理由は、バッジが足りないから。

 劇中でも説明はありましたが、バッジはジムトレーナーを倒すと手に入り、順番に倒していくことで、言うことを聞かせることができるポケモンのレベルが上がっていくようになります。

 大御所を相手するには、自分のバッジが足りていないと感じたまどかは、加茂和尚がコピーに込めた思いを理解しようと、お米について勉強を始めるのでした。

 その後、再び対面のときを迎えた彼女は、加茂和尚が込めた思いを述べ、より多くの人に伝えるためにどうすればいいかを提案。

 そして、まどかの思いを理解した加茂和尚は機嫌を直し、新たなコピーを考えてくれるのでした。

ファン目線での注目ポイント

 今回も『ポケモン』の知識をうまく使って乗り切ったわけですが、なかなか難しい題材なのに、うまいこと絡めてまとめたなって感心。今後どんな形で絡ませてくるのか気になりますね。

 『ポケモン』以外の目線での個人的注目は、やはりひたすら飯を喰らう西野さんの姿。ピンピンのシャツ着て飯を喰うのはちょっとシュールで面白かった。珍しい絵面だし、ファンならこの場面だけで文字通りお腹いっぱいです。

 そういえば、前回もそうでしたが、ドラマ中に日が変わると毎回必ず衣装も変わるのも注目ポイントですね。主人公のまどかは、かなりのお洒落さんなのでしょう。そういう意味では、西野さんの色々なファッションを楽しめるドラマでもあるかも。個人的にはエンディングの格好が一番好きです。

『ポケットモンスター スカーレット』

『ポケットモンスター バイオレット』

『ポケモンセンター スカーレット・バイオレット』ダブルパック

※画像は公式Xのものです。
©︎「ポケットに冒険をつめこんで」製作委員会

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