アニメ『葬送のフリーレン』7話感想。魔族ってなかなかイケメンね? 出会っても言葉を聞かないように気を付けないと…
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- ハチ
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アニメ『葬送のフリーレン』7話“おとぎ話のようなもの”の感想をお届けします。
【注意】キービジュアルより先のテキストでは『葬送のフリーレン』7話“おとぎ話のようなもの”の物語に関する記述が多々あります。
ヒンメルって知れば知るほどイケメン
フリーレンが早起きするとこんなに甘やかしてくれるフェルンが、なんだかお母さんみたい。今回はそんな微笑ましいシーンからはじまりました。早起きと言っていたので、朝ごはんの準備中? シチューのようなものを作っていたので、昼ごはんのタイミングで起きたのかもしれないですね。きっと夜中まで魔導書を読んでいたんだろうなぁ。
フェルンとシュタルクの掛け合いはいつも面白いですね。今回は「様づけはやめて」というシュタルクに対して、突然呼び捨て&タメ口になるフェルン。思っていた反応と違う(笑)。このフェルンのクールでしっかりものなのに、たまに大胆なところ好きですね! 結局、様づけのままになりましたが、いつか「シュタルクくん」って言ってもらえるといいね。
ヒンメルが自分たちの像をたくさん作る理由は、なんだか涙が出そうになりました。そういえば、フランメの魔導書を見ながらちょっぴり寂しそうに話すフリーレンを見ていたヒンメルは、なにかに気が付いた表情をしていましたよね。そのときにフリーレンが、未来でひとりぼっちにならないように像をたくさん作ろうと決めたのかな。ヒンメルってやっぱり心の底から英雄なんだなぁと思いましたね。かっこいいぞ! ヒンメル!
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— 『葬送のフリーレン』アニメ公式 (@Anime_Frieren) October 20, 2023
魔族が言葉を使う理由が怖すぎた
とある街にたどり着くと、フリーレンがいつになく緊張感のある雰囲気に。街の中にも関わらず杖を取り出しましたね。その街では魔族が和睦を申し入れてきたとのことでした。ここではじめて魔族を見たのですが、ビジュアルがいいじゃないですか。着ているお洋服もおしゃれだし、言葉遣いも丁寧で、紳士な感じ! 角もかっこいいですし、人間に寄り添える魔族もいるのか~と思いました。魔族とはいえ、お話もできますからね。
ですが、フリーレンはまったく信用していない様子。ヒンメルたちとの冒険では、人間の子供を食べた魔族の子供を保護したそうですが、結局村人を殺してしまったようです。そのとき、ヒンメルに剣を向けられた魔族の子供が口にした言葉は「おかあさん」「いたいよ」など……。人間であれば心が動くであろうものでした。
でも、魔族には家族という概念もないそうなので「おかあさん」はあくまで、人間の可哀想に想う気持ちを利用し、殺しにくいようにしているだけだそうです。魔族は人間を食べるそうなので、人間を油断させるためにもきっと都合がいいのでしょう。魔族なりの生きる知恵ということですね。
人間側からすると「なんてひどい」と思ってしまいますが、そもそも魔族は食べることが1番の目的なのだろうと思いますし、根本的に違う生き物なので分かり合うことは絶対にできないのだと思います。そもそも天敵だったり食べ物としてしか見ていないのかもしれませんね。
このシーンでは、どれほど人間にとって言葉というものは重要で、大切にしているのかということを考えさせられましたね。言葉って魔族にとっては、なんの価値もないし意味もない音でしかないものだと思いますが、人間にとっては感情を表す手段というか心そのものというか。日常なにげなく口に出している言葉ですが、人の心がわかるって、じつはすごいことですよね。人類で最初に言葉を作った人は、なにを伝えようとして言葉を作ったんだろう~と考えちゃいました。
『葬送のフリーレン』
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もちろん、今回もフリーレンは魔族の言葉を信じていませんでしたね。その勘はもちろん当たっていて、魔族は村に入り込むために言葉を使っていただけ。魔族の1人が唯一思惑に気が付いているフリーレンを殺そうとしに来たところで7話は終了。フリーレンの「言っておくけど、私強いよ」がめちゃめちゃかっこよかった~!
次回はフリーレンのバトルが見れたりするのかな⁉ 本気のフリーレンはいまだ見たことがないのでとても楽しみですね。
ハチ: 原作を読んでいないため、毎回ドキドキしながら鑑賞中! フリーレンにどんどん人間味が出てきて、なんだか子供の成長を見守る親のような気持ちになっている今日この頃。得意な魔法?は“土鍋で米を炊く”と“花粉で鼻がつまる”。
【STAFF】
原作:山田鐘人・アベツカサ「葬送のフリーレン」(小学館「週刊少年サンデー」連載中)
監督:斎藤圭一郎
シリーズ構成:鈴木智尋
キャラクターデザイン・総作画監督:長澤礼子
音楽:Evan Call
コンセプトアート:吉岡誠子
魔物デザイン:原科大樹
アクションディレクター:岩澤 亨
デザインワークス:簑島綾香、山﨑絵美、とだま。、長坂慶太、亀澤蘭、松村佳子、高瀬丸
美術監督:高木佐和子
美術設定:杉山晋史
色彩設計:大野春恵
3DCGディレクター:廣住茂徳
撮影監督:伏原あかね
編集:木村佳史子
音響監督:はたしょう二
アニメーション制作:マッドハウス
CAST
フリーレン:種﨑敦美
フェルン:市ノ瀬加那
シュタルク:小林千晃
ヒンメル:岡本信彦
ハイター:東地宏樹
アイゼン:上田燿司
クヴァール:安元洋貴
フランメ:田中敦子
© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会
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