最速レビュー:『チェンクロ』スピンオフ『ちぇいんくろにくるローグ』はミラティブで視聴者と協力するライブ配信バトル!
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セガが配信するiOS/Android用RPG『チェインクロニクル』。そのスピンオフタイトルとなる『ちぇいんくろにくるローグ(以下、ちぇんログ)』がミラティブのライブゲームで11月9日よりリリースされました。
この記事では、本作の先行プレイレポートをお届け。ライブ配信、視聴者との強力バトルなど、新たな切り口で『チェンクロ』の魅力を再構築したタイトルとなっているので、ぜひチェックしてください!
また、明日11月10日には開発者インタビューも掲載予定。本作を制作する意気込みや『チェンクロ』ファンへのメッセージなどを語ってもらったので、そちらもお楽しみください!
『ちぇんログ』はどんなゲーム?
『ちぇんログ』は、ライブ配信アプリ「Mirrativ(ミラティブ)」上で展開される新作タイトル。プレイヤーはライブ配信を行い、視聴者とコミュニケーションをとりながら『チェンクロ』のバトルを楽しむことができる。
今回、一番最初に伝えたいことは、本作が「『チェンクロ』の続編登場!」というわけでは決してなく、『チェンクロ』のバトル部分の魅力を再構築し、それを視聴者とともに楽しむ新しい形のタイトルだということだ。
『チェンクロ』のような重厚なストーリーはないが、『チェンクロ』のキャラクターたちが多数登場! 2Dのイラストよりも3Dモデリングのキャラクターの魅力を重視し、メニュー画面などにも多くつかっている。「『チェンクロ』のミニキャラは一番かわいい!」と、ファンからの声が上がることもあるが、その魅力とバトルを手軽に楽しめる。
もちろんソロプレイでも楽しめるゲームになっているので、配信などが苦手という人もそこはご心配なく!
『チェンクロ』をまったくプレイしたことはないが、『ちぇんログ』でキャラが気になった人は、アプリ版の『チェンクロ』をプレイしてストーリーも合わせて楽しんでほしい。……とは思うが、まずは何より『チェンクロ』を現在プレイしているファンたちのコミュニティを、より濃くしていくというのが『ちぇんログ』のポジションとなる。
「Mirrativ(ミラティブ)」って?
『ちぇんログ』をプレイできるのは、ライブ配信アプリ「Mirrativ(ミラティブ)」の「ミラティブライブゲーミング」というプラットフォーム上だ。
昨今、若年層やゲーマーを中心に、手軽に雑談やゲーム実況のライブ配信ができるアプリが人気だが、ミラティブもその1つ。ほかのライブ配信アプリと異なる特徴としては、アバター“エモモ”を通じて、VTuber的な配信がスマホ1台で可能な点だ。
ミラティブには、配信者がプレイ中のゲームに視聴者が介入できる「ライブゲーム」という独自のプラットフォームが存在している。「介入」……と書くとややお固く感じられるが、アイテムを贈ったりキャラを回復したり、ゲームの進行を手助けすることができる。友だちの家で「ああでもないこうでもない…」と1本のRPGをクリアしていくような感覚、というとコンシューマ時代のゲーマーには伝わるだろうか。
『ちぇんログ』のゲームの流れ
ではここからは、『ちぇんログ』のプレイの流れを解説していく。配信者のプレイヤーは、挑戦するクエストと最初に操作する自身の持ちキャラを1人、協力してくれる助っ人キャラを1人選択する。
バトルのルール自体は、『チェンクロ』と同じ3レーンのタワーディフェンスとなっており、『チェンクロ』をプレイしている人ならすんなりと操作することができるはず。マナの種類が職業ごとに分かれておらず、全キャラ共通のマナを使ってスキルを発動するなど、細かな部分はシンプルに遊びやすくなっている。
1つのステージは複数のバトルで構成されており、挑戦するたびにバトルの合間に異なるイベントが発生。イベントでは、3人目以降の仲間キャラを加えたり、そのステージのバトル中だけの特殊バフを得ることなどができる。挑戦するたびに異なる展開を楽しみながら、パーティを強化して最奥のボスへと向かう。
ボスを倒せば、プレイの内容に応じたスコアが算出され、このスコアを他のユーザーと競うランキング形式の遊び方も用意されている。
配信者のプレイに介入ってどうやるの?
では視聴者側は、配信者のプレイのどこにどう介入するのか!? という重要な部分について解説していく。
視聴者は、配信者のバトル中にマナを贈ったり、敵を奥のラインにふきとばしたりすることができる。『チェンクロ』プレイヤーにとっては、小さめの“年代期の力”を視聴者が使える……と言えば伝わるだろうか。
先にも書いたように、今回は2キャラでバトルがスタートするということで、序盤のバトルでは敵に押し込まれることが多い。抑えきれないレーンから敵が侵入! エンドラインを割られる……! というところで、視聴者からのふきとばしで九死に一生を得る! というシーンが体験プレイでも何度かあった。
逆にステージ後半のバトルでは、キャラが多い分マナを使って必殺技を撃ちたいがマナが足りない……! そんなときに視聴者からマナギフトが到着! リアルピリカの〇〇さん、ありがとう~! 必殺技で一気に殲滅! ということも。
これらのバトルへの介入にはミラティブ内のコインが必要となるが、ライブゲームをプレイしたり、視聴したりすることなどでポイントが運営から配布されるので、無課金で楽しむこともできる。
この視聴者の手助けはリアルタイムで反映されるので、配信者は「助けて! ふきとばして! お願い!」と視聴者に頼みながらバトルする姿が多々見られるだろう。
視聴者側も、自分の手助けでプレイヤーがステージをクリアしたら一緒に喜べるはず。このように、配信者と視聴者がいっしょになって『チェンクロ』のバトルを楽しむ。それが『ちぇんログ』の最大の魅力だ。
視聴者が贈るふきとばしやマナは「ギフト」とまとめられ、贈ることで双方にポイントが入る。このポイントを貯めることで、育成に役立つアイテムが入手できることも。
また、冒険の途中で仲間になるキャラは、視聴者が育てたキャラクターが登場する。『チェンクロ』の助っ人に近いシステムだが、視聴しているときに、目の前で自分のキャラクターを使ってプレイしてもらえるのは、今までにない楽しさがある。
もちろん一般の配信アプリのように、チャットを送ることもできるので、バトル中にアドバイスをしたり、バトル後のイベントで仲間にするキャラを一緒に選んだりという楽しみ方もできる。
『ちぇんログ』のガチャは誰かのために贈るモノ!?
もう1つ配信者と視聴者が楽しめる要素が、いわゆるガチャである。『ちぇんログ』では、「ギフトガチャ」と呼ばれるシステムを採用。これは配信者と視聴者がいっしょにガチャを共有するという新たなガチャ形式となっている。
たとえば視聴者が配信者に10連ギフトガチャを贈ると、両者にそれぞれ異なる中身の10種のアイテムが付与される。そしておまけの11回目は、特殊な演出で両者に共通のアイテムが付与されるという仕組みになっている。
要するに『ちぇんログ』では、自身のためだけにガチャを回すことはできず、必ず誰かにガチャをプレゼントし、一緒に回すことでアイテムを入手することになる。
ちなみに『チェンクロ』では、キャラのみが排出されるガチャとなっていたが、『ちぇんログ』ではキャラと武器が排出される。キャラのレアリティは★6までとなっており、同じキャラを入手した場合は★の数を増やす「覚醒」用のかけらを入手することができる。気に入ったキャラがいたら、どのキャラでも★6まで育成することが可能だ。
実際のプレイの感想! 新しさと懐かしさのあるバトル
実際にプレイしてみた感想としては、10年前の配信間もない頃の『チェンクロ』のバトルを思い出した。今回はキャラに複雑なアビリティや所属結束などを付けることを避けており、極力シンプルな能力や必殺技のみとなっている。
『チェンクロ』をプレイし始めて、まだ育成素材も足りず、「騎士のスラッシュつえー!」「湖都のリザードマンつえー!」と試行錯誤していた10年ほど前。今回の体験プレイではゴブリンしか登場しなかったが、おそらく配信版ではおなじみヤイバードの突進ライン割りや爆弾ゴブリンの一撃に頭を悩ますことになりそうである。
そういった自身のバトルをほかのチェンクラーに見守られ、時に励まされ、時に茶々を入れられながらプレイを進める。バトル中には視聴者チェンクラーの手助けが届き、いっしょになって難解なバトルをクリアした際には、新たな絆が生まれているだろう。
また、バトルとバトルの合間に組み込まれるイベントもおもしろい。視聴者の名前を持った鍛冶屋が出てきて能力を強化してくれるなど、ここにも視聴者参加型の魅力が盛り込まれている。イベントの内容はランダムなので、同じステージを何度もプレイして異なる展開、パーティを組み上げてハイスコアを目指す繰り返しプレイもやり応えがある。
キャラの育成も『チェンクロ』の楽しみの1つだが、『ちぇんログ』もそこは健在。その1つである武器はステータスと特殊能力が反映されるメイン、ステータスを補助してくれるサブ、見た目を変えられるスキンの3種を装備する。
「配信なんて恥ずかしい…」という人も気軽にチャレンジ!!
ゲーム配信なんてしたことがない、しゃべったりするのも苦手! という人も多いと思う、何を隠そう私もその1人だ。
前述した通り、『ちぇんログ』は配信しないで遊ぶソロプレイも可能。ただし、オフラインではスタミナを消費するのだが、配信しながらではスタミナが無限というメリットがある。
ちょっと育成したいなというときはオフラインで強化し、スコアアタックや周回などガッツリ遊びたいときは配信する、というプレイスタイルの切り替えもできるようになっている。
また、ミラティブを実際にのぞいてみたところ、他のタイトルでも「15分だけ」、「初心者歓迎」など、それぞれのスタイルで配信している人が多い。最初は緊張するとは思うが、配信を始める精神的ハードルは低く感じられた。もちろんスマホとアプリさえあれば配信が可能な手軽さも、そのハードルを下げる手伝いをしている。
それでも配信に抵抗がある人は、まずは視聴者側からスタートしてみるのがよいだろう。ほかのSNSで知り合いのチェンクラーの配信にお邪魔するのなら、緊張することも少ないはず。配信に遊びに行きギフトガチャを贈ることで自分もキャラや武器をゲットすることが可能なので、お互いにメリットがありより楽しむことができる!
まずは慣れている人の配信を視聴してバトルに参加してみたりして、「自分も配信しながらやってみようかな……」と感じてもらえればと思う。
まとめ! 『チェンクロ』のコミュニティをより濃ゆ~く!
ここまでお伝えしてきたように、『チェンクロ』の世界観やキャラをより掘り下げる新作タイトル! ……というわけではなく、『チェンクロ』のバトルを活用してコミュニティの絆をより強くするタイトルが『ちぇんログ』だ。
バトル部分は『チェンクロ』の原点回帰とも言えるシンプルな作りになっているが、意外とやってみると手ごたえ十分の難易度のバトルも用意されている。そんなバトルを視聴者とともに雑談交じりでクリアしていく、新しい『チェンクロ』コミュニティの楽しみ方が生まれそうだ。
※プレイいただく際、Mirrativのダウンロードが必要となります。
©SEGA/©︎Mirrativ, Inc.
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『チェインクロニクル 第4部 ―新世界の呼び声―』公式サイト
チェインクロニクル 第4部 ―新世界の呼び声―
- メーカー: セガ
- 対応端末: iOS
- ジャンル: RPG
- 配信日: 2013年8月1日
- 価格: 基本無料/アイテム課金
■iOS『チェインクロニクル 第4部 ―新世界の呼び声―』のダウンロードはこちら
チェインクロニクル 第4部 ―新世界の呼び声―
- メーカー: セガ
- 対応端末: Android
- ジャンル: RPG
- 配信日: 2013年7月26日
- 価格: 基本無料/アイテム課金