レビュー&攻略:『デビルエンジン:コンプリートエディション』は初代PSやセガサターンのシューティングをリスペクト。その弾幕量は悪魔の如し
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Poppy Works/Protoculture Gamesが制作し、Beep JapanがNintendo Switch、PlayStation4/5、PC(Steam)で販売を手掛ける横スクロールシューティング、『デビルエンジン:コンプリートエディション』のレビュー&攻略をお届けします。
※本記事はBeep Japanの提供でお送りします。
凄まじい弾幕が襲う2D横スクロールSTG
『デビルエンジン』は1990年代の32ビットゲーム機、初代PlayStationやセガサターンなどで発売されたシューティングに強く影響を受けた作品です。
『サンダーフォースV』のBGMを手掛けた九十九百太郎氏による疾走感のあるハードロックな楽曲、四脚型や人型といった巨大メカ系ボス、SFな世界観に引き込まれるでしょう。
ゲームルールはステージ最奥を目指す形で、敵弾、床、壁に触れたら一発アウトな残機制。最大の特徴は敵弾の多さで、いわゆる弾幕シューティングに属します。
敵弾の多さはVERY EASYでも圧倒的で、敵の配置や攻撃手段を覚えるまでは何度もリトライするレベル。やり込めばやり込むほど、上達を感じられるシューティングゲームです。
また、1ステージの長さが程よく、リトライの早さもあってかなりテンポよくゲームが進められます。後半のステージになるにつれて、VERY EASYでも弾幕が厚くハイレベルなスリルが楽しめること間違いなしです。
3種のショットとボム。そして敵弾を消すバーストの駆け引き
本作はパワーアップ方式ではなく、アイテム取得でショットの種類が変わるタイプ。
ショットは前方放射状に放つ拡散弾、高威力の直線レーザー、敵機を自動追尾する誘導弾の3つ。同タイプのアイテムを取得することでショットが強化される仕組みです。
ステージ構成やボスに応じてどのショットを使うかで、大きく難易度が変化します。
“ボム”はシューティングゲームによくある全範囲の超大技ではなく、ショットよりも強力な攻撃手段。現在使用しているショットに応じて性能が変化し、追尾ミサイルやオプションと連携したレーザーなど、瞬間火力に特化した特殊なショットです。
ボムの使用回数は敵機を倒し続けると蓄積するので、わりと気軽に撃っても大丈夫。ボス戦はもちろん、確実に敵機を排除したいときに役立ちます。
そして重要なのが敵弾を消す“バースト”。範囲は狭いですが、自機周囲の敵弾を消してくれるので安全を確保できます。
バーストは何度でも使用できますが、スコア倍率の要となるコンボカウンターを消費するため、高スコア獲得を狙うには連発できないリスクが発生します。
ただ、バーストで消す敵弾の量に応じて消費したコンボカウンターが返却される特徴もあり、高スコアを狙ってバーストを控えるか、クリアを目指してバーストを多用するかの駆け引きにアツさを感じました。
攻略:敵の配置と構成を知り、攻めと守りのメリハリを効かせる!
本作を進めるうえで大事なのは、シューティングゲームの基本である敵の配置と構成を知ること。というのも初回プレイ時はいきなりVERY HARDから始まり、敵の圧倒的な弾幕の前に心が折れ、ゲームオーバーになったところでVERY EASYが解禁されるという流れがあります。
その特徴もあり、相当シューティングゲームに慣れていない限りは、まずVERY EASYで敵の配置などを覚えていきましょう。
スコアを稼ぐことでさまざまな要素が解禁されますが、まずはクリアを目指してコンボカウンターを気にせず、バーストを多用していくのがポイント。
このバーストも完全無敵の手段ではなく、打ち消せない敵弾もしっかり存在します。消せない攻撃は後半のボス戦になるにつれて増えてくるので、バーストが有効かどうかの見極めが重要になります。
ショットの選択も大事。攻撃力が高くて貫通力のあるレーザーをつい選択しがちですが、上下にスクロールするステージでは、レーザーだと戦いにくいことがあります。また、上下に壁のあるステージにおける誘導弾や拡散弾のほうが戦いやすい傾向にあります。
本作ではアイテムが出るタイミングがほぼ固定なので、撃ち漏らしがなければ確実にショットを変更可。状況や敵の構成に応じて、最適なショットを使うように心がけましょう。
本作『デビルエンジン:コンプリートエディション』は、本編に加えDLC“イグニッション”が入った豪華版で、大幅に改良された6つのステージや、すべてのエクストラモードの新コンテンツが解放されているなど、特典満載の1本です。
ハイになるBGMを聴きながら圧倒的な弾幕をかいくぐり、バーストで敵弾を消していく流れは、集中すれば集中するほどシューティングゲームの没入感を味わうことができます。
1990年代の32ビットゲーム機の横スクロールシューティングや、弾幕シューティングを好むシューターの方々は、ぜひ『デビルエンジン』でトリップしましょう!
Devil Engine: Complete Edition is published in Japan and Asia by Beep. ©2023 Protoculture Games, Poppy Works.
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『デビルエンジン:コンプリートエディション』公式サイトはこちら