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感想:アニメ『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』6話。冬子の変わりっぷりに驚愕! 「うぐぅ」って言いそうで言わないメイ子がおもしろい

カワチ
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 TVアニメ『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』の第6話“コノハを信じて!”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』第6話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことをオススメします。

怒涛の展開で『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』から目が離せなくなってきた!

 3度めのタイムリープで1999年にやってきたコノハ。アルコールソフトは3年前に作った『HOROSCOPE』が成功したことで急拡大し、コンシューマへの移植化も決定して大盛りあがりでした。

 ただ、アルコールソフトの社長で“てんちょー”と呼ばれる六田勝とコンシューマ化を持ち込んだダイヤモンドスタジオのプロデューサー・イチガヤの動きが怪しいため、コノハはイチガヤの経営するコスプレクラブを張り込むことに。

 なお、勝がてんちょーと呼ばれているのは、もともとアルコールソフトがあったアパートの1階のパソコンショップの店長も兼ねていたたためですね。今では立派なビルになったアルコールソフトなので、あだ名だけ残っている感じなんでしょうかね。

 ゲームを作りに過去にタイムリープをしに来たのにお店の調査をさせられていることを愚痴るコノハですが、探偵のような格好で張り込んでいるのがおもしろかったですね。ノリノリな彼女が好きです(笑)。

 そんなことが行なわれていることを知らないアルコールソフトのメンバーはコンシューマ移植作業に集中。お風呂のシーンに湯気をつけたり、下着に服をつけたりといった作業を行っていきます。ここは美少女ゲームのプレイヤーだった自分も懐かしくなりましたね。

 移植にもいろいろあり、コンシューマではセガサターンやドリームキャストのほうが過激な表現が残っていることを知ってから、そちらで買うようになったなぁ……。

 作業を終えためい子とかおりはイチガヤとの打ち合わせに行き、これからテレビ局に行くという彼に付いていくことに。そこにはサングラスをかけてカーディガンを背中に羽織ったイケイケなプロデューサーが。分かりやすくバブルを感じさせていいですね。当時はこういう胡散臭い人が多かったんだろうな~(苦笑)。

 この“プロデューサー巻き”は今でも業界人の象徴としてコントのキャラクターなどで使われているので、見たことがある人もいるでしょうね。

 めい子とかおりが会社に戻ると、そこには『Kanon』の話で盛り上がる仲間たちが。杉山里穂さんの演じる結城が「ヒロインの口癖が“うぐぅ”ですよ!」と、かつて『Kanon』で月宮あゆを演じていた堀江由衣さんのめい子に語りかけるのがめっちゃおもしろかったですね。

 めい子が「コノちゃんみたいですね」と華麗にスルーするのも最高。そこは「うぐぅ」と言ってもらいたいところですが、めい子自体は『Kanon』と関係ないですし、元ネタを知っている人だけがニヤリと出来る作りになっていてよかったですね。

 その後は見張りをするコノハのパートに戻りますが、そこで彼女は冬夜と再開。もともとメガネッ娘で引っ込み思案な女の子でしたが、髪型はツインテールでメガネも外して見違える姿に。原作に近くなりましたね。

 今はゲーム会社で美少女ゲームを作っているそうですが、「お姫様みたいに扱われている」「男って単純な生き物ですね」など、小悪魔的な性格になっていました。かなり歪んでしまったようで、ある意味で今後の活躍に期待ですね。

 てんちょーがコスプレクラブに入っていくところを見かけたコノハは彼がこのお店のオーナーで、会社には内緒で多額の投資をしていることが発覚。お店の会話を録音していたコノハは仲間たちとてんちょーを問い詰めますが……。ここからは怒涛の展開。ぜひアニメで確認してもらいたいです。

 なお、個人的には後半はかおりに注目して欲しいです。彼女の美少女ゲームに対する熱意は本物で、演じている川澄綾子さんの芝居もすごくよかったです。

 また、今回の第6話はエンディングのCパートが長めで、ここでのコノハと守の会話が必見です。最後まで見逃さないように注意してくださいね!


カワチ:RPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。


©若木民喜/みつみ美里・甘露樹(アクアプラス)/16bitセンセーションAL PROJECT

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