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『陰の実力者になりたくて! 2nd season』6話感想。子犬みたいに尻尾を振るデルタが可愛すぎる…。シドvsアルファのアツさもヤバい!

カワチ
公開日時

 アニメ『陰の実力者になりたくて! 2nd season』の第6話“ジョン・スミス”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『陰の実力者になりたくて! 2nd season』第6話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことをオススメします。

小動物のようなデルタがかわいい!

 陰の実力者に憧れた少年がシド・カゲノーとして異世界に転生するストーリーを描いた『陰の実力者になりたくて!』の第2期シリーズで、ガンマが取り仕切るミツゴシ商会と既存の商会である大商会連合が争うなか、シドが“金で汚れた裏社会で暗躍する謎の男”ムーブでジョン・スミスとなり暗躍する“偽札編”。

 前回の第5話で、ついにシャドウガーデンとシドが激突。圧倒的な力の差で666番ことローズと、664番、665番の3人を退けました。第6話は七陰の1人・デルタが新たな刺客としてシドを襲撃。彼女は鍛え抜かれた肉体を持つ獣人で、バトルシーンも迫力のあるものに。ファイルーズあいさんの芝居もすごかったですね。

 ジョン・スミスのときのシドは鋼糸を巧みに使って戦うので、このワイヤーアクションも見どころでした。スピードと破壊力で押し切とうとするデルタと搦め手で応戦するシドとの対比もめっちゃよかったです。

 高クオリティのアニメーションで息を呑む展開ですが、そこは『陰実』。匂いを嗅いでジョン・スミスがシドであることに気付いたデルタはころりと彼に懐きます。

 ここからはシドの言うことを一生懸命に理解しようとしたり、頭を撫でられて尻尾を振って喜んだりとデルタのかわいさが満載でしたね! デルタ自体は子どものような性格ですが、体はセクシーなのでシドに引っ付く彼女がちょっとエッチでした(笑)。

 アルファから任務を請けているというデルタに、シドは新たな任務として無法都市にいるジャガノートを狩ってくるよう命じます。思いつきで狙われることになったジャガノートがかわいそう。

 原作では黒の塔を離れていたため、襲撃を逃れることができたジャガノート。しかし、アニメでは、おまけの『かげじつ!せかんど』で……。せめて本編のなかで描いてあげればいいのに。でも、こういうところも『陰実』っぽくていいですね。ジャガノートさん、お疲れ様でした!

 その後はデルタが消息不明になったことでアルファがジョン・スミスに怒りを燃やし、大商会連合を束ねる大狼族・月丹も偽札を作ったジョン・スミスが見つからないことに苛立ち、不甲斐ない部下たちの首をはねます。いよいよ物語が大きく動き出していることを感じさせますね。

 本アニメならではのすれ違いコントも炸裂していき、デルタが死んでしまったことをシドに報告するベータが泣いてしまい、シドが慌てて「少し遠いところにいっただけ」と言ってさらに勘違いさせたりと思わず笑ってしまう展開でした。

 また、ミドガル王国の第一王女であるアイリスと彼女の妹であるアレクシアの会話シーンも挟まりましたが、アレクシアの「やみくもに剣を振るうだけではなにも変わらない」というセリフが、無意識にアイリスを煽っていておもしろかったですね。悪気がないだけにダメージが大きそうです(笑)。

 後半はシドとアルファの対決へ。前半のデルタとの戦いもクオリティが高かったですが、それ以上にすごかったですね。シドは相変わらず「遠いところにいった」と言って誤解させてアルファを怒らせるし、状況はギャグなのにやっていることはガチですごいことになっていましたね。

 そして、ついにジョン・スミスの正体がアルファに……!? このバトルは“偽札編”最大の見どころなのでぜひアニメで観てみてください。

 終盤ではユキメの過去も判明。すべてがつながっていくので最後まで見逃さないように!


カワチ:RPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。


©逢沢大介・KADOKAWA刊/シャドウガーデン

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