仮想通貨のアイドルをプロデュースする『コインムスメ』インタビュー。NFTゲーム初心者でも遊びやすくしたところは?
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擬人化したカワイイ仮想通貨アイドルたちをプロデュースする、ブロックチェーンゲーム『コインムスメ』。Eureka Entertainment ltdのCEOであり『コインムスメ』のプロデューサーの辻 拓也氏のインタビューをお届けします。
『コインムスメ』を通じて“お金の増やし方”に興味を!
――まずは自己紹介をお願いします。
辻:『コインムスメ』のプロデューサーをしている辻 拓也と申します。株式会社テクロス代表取締役を務めさせていただいていて、『れじぇくろ!』『あやかしランブル!』『神姫PROJECT』といったソーシャルゲームなどを制作してきました。
――『コインムスメ』の開発の経緯を教えてください。
辻:私自身PCやスマホのゲームを10年以上にわたり50以上のタイトルに携わってきました。『コインムスメ』にはゼロから全部関わらせていただいていて、ブロックチェーンゲームの市場が大きくなるのを感じた10年間でした。
どんどんリッチ化していてグローバルに戦っていくには、数億、数十億という開発費が必要となるスマホゲームの市場に限界を感じていたんです。Web3はまだまだユーザーが少なく、市場があるかまだ分からない部分はありますが、個人的には非常に可能性を感じています。
そこで、プレイトゥーアーン(ゲームをプレイしてお金を稼ぐこと)が面白い、初心者にも勝ちやすいをコンセプトに本作を開発しました。
――暗号資産(仮想通貨)を“擬人化”するアイデアはどこから生まれましたか?
辻:ソーシャルゲームでいうと“擬人化”はありきたりで、アイデア自体は使い古されたものかもしれませんね。NFTゲームでも“擬人化”タイトルがあったのですが、ゲームとしてやり切っているものがないという印象でした。そこで「なら自分たちで作ろう!」と“擬人化”を選びました。
――実在する暗号資産を擬人化していますが、それぞれのキャラクターを制作する際にどういった特徴を反映するようにしているのでしょうか。
辻:キャラクターを1から作るとすごくクリエイティビティ(創造力)が必要なんです。その点“擬人化”は、歴史を辿ることができてすでにあるイメージからキャラクターを作ることができるのがいいなと感じています。
『コインムスメ』でもそれぞれの暗号資産が作られた経緯や持っている世界観をデザインに落とし込んでいます。例えばイーサリアムは“世の中をよくしていきたい”と思っている優等生なイメージがあるとか、柴犬をモチーフにしたドージコインはネタっぽいよねとか、キャラクターを見て「こいつら、わかってるじゃん」と思っていただけると嬉しいですね(笑)。
――ソーシャルゲームの持つ面白さとはどのような部分だと考え、それをどのように本作へ落とし込んだのでしょうか。
辻:ブロックチェーンゲームはそもそも暗号資産を持っていないといけないとか、取引所がどうとか、すごくわかりにくいですよね。なので、スマホゲームのようなわかりやすさを重視しました!
もうひとつはやはりガチャですね。ガチャとブロックチェーンゲームの良いところを融合できるように意識して設計しました!
――ゲームの遊び方の流れを教えてください。
辻:まず、ガチャでキャラクターのNFTを入手します。そのNFTを使ってアリーナバトルへ挑戦し、ここでCP(キャラクターポイント)を貯めていきます。アリーナバトルの前半は5体のデッキを組んで戦い、後半のボーナスステージのハイ&ローでCPを更に増やすことができる、という内容です。CPは外部への持ち出しは不可となっていて、コインムスメたちが競うレースの投票に使用することができます。
レースでの投票結果によってMSM(ムスメコイン)が手に入るので、ガチャを回したりキャラクターを購入したりして楽しんでください。こちらは、外部へ持ち出すこともできますよ。
――キャラクターはガチャから入手できるとのことですが、ガチャはいつでもできるのでしょうか?
辻:キャラクターはガチャから入手することが可能で、ガチャはいつでも回すことができますよ! ガチャに期間などを設定しているNFTゲームもありますが、本作ではキャラクターにはバトル回数というものを設けているので、常にガチャが引けるようにしているんです。初期からのユーザーだけが勝てるのではなくいつこのゲームをはじめても勝てるようにするために、このような仕組みを導入しました。
バトル回数が減ってしまったキャラクターはCPを稼げませんが、デッキに1体のみ編成することが可能になっています。バトル回数を回復するアイテムもありますので、お気に入りのキャラクターをずっと使い続けることもできますよ。
――ユーザー参加型で世界を発展させる、とは具体的にどのようなものになるのでしょうか。
辻:リリース時にはまだむつかしいのですが、例えばSSRを何枚か持っている人にゲームの運営に対して、意見のいえる権利を付けたりなど、お金が絡まないプラスアルファができたらなと考えていますよ。他にもいろいろ考えておりますので、期待していてください。
――慣れない人も親しみやすいデザインにするためにこだわったポイントなどはありますか?
辻:初心者の方でもプレイしやすくするために、「NFT」や「暗号資産」という言葉を使用しないように心がけました。また、ウォレットだったり、取引所だったりを知らなくても遊べるようにもしています。MSMを外部に持ち出したいときはウォレットなどが必要になりますが、それまでは必要ないので気軽にゲームをはじめられるかと思いますよ
――リリース時には何体くらいのキャラクターが実装される予定ですか?
辻:11体を予定しています。ピックアップガチャやイベントガチャなどもあるので、ほしいキャラクターがいたら挑戦してみてくださいね。もちろん今後もどんどんキャラクターは増えていきますので楽しみにしていてください!
――今後の展望について教えてください。
辻:まずはゲームを安定して運用していくことと、長く続けていくベースを作るということですね。Web3をプレイしているユーザーさんは少ないので、そこだけをターゲットにしていると広がっていかないのかなと。そのため、いろいろなところからユーザーさんを集めていければと思っています!
つぎに、ゲームを楽しんでもらうことはもちろん、ユーザーさんが『コインムスメ』を通じてトークンや金融的な部分を知るきっかけになったらいいなと思っています。プレイしていくうちに「株を買ってみよう」とか「少しビットコインを買ってみよう」とか思っていただけたら嬉しいですね。
――キャラクターの可愛さも魅力かと思いますが、キャラクターまわりの今後のプロモーションについて教えてください!
辻:『コインムスメ』公式テーマソングなどキャラクターをプッシュしたオリジナル曲を作ったりもしているので、ぜひ聞いてみてくださいね。
――リリースを待っているユーザーへメッセージをお願いいたします。
辻:年明けからセール、2月からクローズドβテストを行い、3月ごろにはリリースを予定しています。ユーザーさんに安心してプレイしていただけるよう、これまでの経験を活かして制作しております。トークンに関しても大きく下がらないように設計していますので、ぜひ遊んでいただけると嬉しいです!
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