アニメ『呪術廻戦』伏黒恵役・内田雄馬さんと伏黒甚爾役・子安武人さんのスペシャル対談が公開。収録時の想いや物語の印象を語る
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TVアニメ『呪術廻戦』について、伏黒恵役・内田雄馬さんと伏黒甚爾役・子安武人さんのスペシャル対談が公開されました。
内田雄馬(伏黒 恵 役)、子安武人(伏黒甚爾 役)スペシャル対談
――第35話“降霊”(第2期11話)で、甚爾が再び姿を現し、圧倒的な強さを見せつけました。『懐玉・玉折』に続き再び甚爾を演じられることになり、子安さんはどのような気持ちで収録に臨まれましたか?
子安武人さん(以下、子安):原作を読んでいるので甚爾が『渋谷事変』にも登場するとわかってはいたのですが、「待っていました!」という気持ちでした。
――『懐玉・玉折』と比べて、演じる際に変化した部分や意識したところはありますか?
子安:他のキャラクターにとっては年数が経っていますが、甚爾は『懐玉・玉折』の頃のまま姿を現したので、変化をつけようとは思いませんでした。
ただ、孫から姿が変化して甚爾になるので、僕の声だって気づいてもらえなかったら怖いなと思っていたのですが、放送時にSNSなどでファンの方たちが「甚爾が来た!」と盛り上がってくれていたので、特徴のある声で良かったなと思いました(笑)。
内田雄馬さん(以下、内田):「僕も思いましたよ。「来たー!」って(笑)。
子安:息子にもそう言っていいただけてありがたいです。36年間声優としてやってきて良かった!
――そんな息子・恵と甚爾との激しい闘いが、 第40話“霹靂”(第2期16話)で描かれました。物語の印象はいかがですか?
子安:五条との戦いの時と同じで、実際は恵は甚爾を父親だと認識していないんですよね。「なんだこいつ」と思われているという(笑)。
内田:そうなんですよね。やたらと強い、ヤバいやつが突然現れたぞって(笑)。
子安:映像もすごかったですね。原作をさらに味付けしていた。
内田:描写の膨らませ方がすごかったですよね!
――お芝居について、何かお2人で話したことはあったのですか?
子安:演技についてはないのですが、別の現場で雄馬くんと一緒になった時に「今度よろしくね! 楽しみなんだ!」と話しました。とはいっても、恵と甚爾が会話するシーンなんて少ししかないんですけどね。
でも、本当に楽しみだったんです。コロナ禍で分散収録が多かったので、たった数言の会話でも、同じ空間で同じ時間を共有しながら演じるとやはり違う。肩を並べてセリフを掛け合えることがどれだけ嬉しいことか、改めて感じました。
内田:誰かと掛け合うと、自分が作品に入っている感覚がより深まると思います。つねに役の思いを考え、その役として呼吸をするようにしていますが、一緒に録って緊張感を共有すると、より感覚が研ぎ澄まされるというか。一緒にいないと生まれないものは、絶対にあるんですよね。
今回は、本当に子安さんと一緒に録れて良かったです。恵は甚爾を父親だと認識してはいませんが、役ではなく内田雄馬としては“親子”としての意識があって、なんだか安心感を覚える現場でした。
子安:僕もあれ以来ずっと、雄馬くんのことを本当の息子のように感じてしまって(笑)。実際の息子とも年齢が変わらないので、自然と父親の感覚になり、あの最後のセリフに繋がりました。その感覚を共有できたことは嬉しいですね。
――これまでの登場シーンを振り返って、ご自身が演じるキャラクターの魅力に感じる部分を教えてください。
子安:僕は原作を読んだ時から、甚爾に一目惚れしました。人間的にダメだけど強いって、すごくかっこいいですよね。見た目もすごくかっこいいですし、生き方にも少し憧れる部分があります。
何のしがらみもなく、自分を解放して、好きなことをして生きるってどんなに楽しいんだろう。実際にはこんな生き方はできないので、だからこそ声優として演じることができて嬉しいです。こんな幸せなことはないですよ。
内田:そんな甚爾と比べると、恵ってしがらみだらけですよね。表面的に見ればクールですし、言葉を大きく発することもしない。
しかし、内ではすごく人のことを見て、考えている。そして色んなことを考えた結果、自分を犠牲にする選択までしてしまう人。その“表に見せない部分”を演技にどう乗せられるか毎回悩むところではあるのですが、彼の魅力はそこにあると思っています。
――『渋谷事変』後半放送に向けて、視聴者へのメッセージをお願いします。
子安:まだまだ過酷な話が続いていきます。これからは視聴者として、うちの息子がどれだけ頑張っているのか、草場の影から見守っていきたいなと思います(笑)。
内田:本当にしんどいシーンの多い『渋谷事変』。しかし、ここからがよりハードな戦いになっていきます。登場人物みんなが必死で生きているので、覚悟して最後まで見届けてください。
TVアニメ『呪術廻戦』作品情報
●第1期
Blu-ray&DVDシリーズ 第1巻~第8巻発売中!
TVシリーズ 各動画配信サービスで配信中!
●第2期
毎週木曜23:56~MBS/TBS系列全国28局にて放送中!
Blu-ray&DVDシリーズ、2023年10月18日(水)より発売開始!
『渋谷事変』ストーリー
最後に笑うのは、人か――呪いか――
「五条悟は然るべき時、然るべき場所、こちらのアドバンテージを確立した上で封印に臨む。決行は10月31日渋谷」
2018年10月、特級呪霊による交流会の襲撃以降呪術高専内の緊張が高まる中、ついに内通者の正体が判明する。
果たして内通者は誰なのか、その目的とは――!?
そして、2018年10月31日。
ハロウィンで賑わう渋谷駅周辺に突如“帳”が降ろされ大勢の一般人が閉じ込められる。“一般人のみが閉じ込められる帳”という高度な結界術に加え、一般人を介して告げられた「五条悟を連れてこい」という指名から、上層部は被害を最小限に抑えるために五条単独での渋谷平定を決定する。
罠を仕掛け待ち構える夏油や真人ら呪詛師・呪霊達、そこに単独で乗り込む五条、さらには“帳”の外側に集結した虎杖、伏黒、釘崎、七海、そして数多くの呪術師たち。
渋谷に集結した呪術師VS.呪詛師・呪霊のかつてない大規模な呪い合いがついに始まる――!!
STAFF
原作:『呪術廻戦』芥見下々(集英社“週刊少年ジャンプ”連載)
監督:御所園翔太
シリーズ構成・脚本:瀬古浩司
キャラクターデザイン:平松禎史・小磯沙矢香
副監督:愛敬亮太
美術監督:東潤一
色彩設計:松島英子
CGIプロデューサー:淡輪雄介
3DCGディレクター:石川大輔(モンスターズエッグ)
撮影監督:伊藤哲平
編集:柳圭介
音楽:照井順政
音響監督:えびなやすのり
音響制作:dugout
制作:MAPPA
CAST
虎杖悠仁:榎木淳弥
伏黒恵:内田雄馬
釘崎野薔薇:瀬戸麻沙美
五条悟:中村悠一
真人:島﨑信長
夏油傑:櫻井孝宏
両面宿儺:諏訪部順一
OP&EDテーマ
『懐玉・玉折』オープニングテーマ:キタニタツヤ『青のすみか』(Sony Music Labels)
『懐玉・玉折』エンディングテーマ:崎山蒼志『燈』(Sony Music Labels)
『渋谷事変』オープニングテーマ:King Gnu『SPECIALZ』(Sony Music Labels)
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©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
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