感想:『豚のレバーは加熱しろ』6話“想いは素直に叫ぶべし”…って豚もね! ジェスのほしかった言葉は「俺以外の男を部屋に入れるな」と妄想してるけど、みんなはどう思う?

ハチ
公開日時
最終更新

 アニメ『豚のレバーは加熱しろ』6話“想いは素直に叫ぶべし”の感想をお届けします。
 
【注意】キービジュアルより先のテキストでは『豚のレバーは加熱しろ』6話“想いは素直に叫ぶべし”の物語に関する記述が多々あります。

豚って意外と冷静で安心感があるよね

 豚は、ジェスと2人だけでは無事に王都へたどり着けないと冷静に判断し、ノットに同行してくれるように頼んだようですね。豚が「俺とジェスなら大丈夫」という気持ちだけで行動するタイプじゃなくてよかった~(ただの豚だし)と思いました。こういうところ本当に信用できますよね!

 セレスに自分の想いをノットに伝えろと言っていた豚ですが、こちらからすると「お前もな!」とツッコミを入れたくなりました。ということで、今回から豚とジェスにノットとロッシを加えた2人と2匹旅がスタート。ロッシがジェスのスカートに頭を突っ込んでいたのですが、ロッシってもしかして豚と同じように元人間なの……? それとも、スケベな犬なの? と疑問を抱きつつまぁ可愛いからいいとしましょう。

 ノットがいることでこれまで謎だった部分もわかってきましたね。王都は5日間くらいで着くだとか、イェスマは運搬などが禁止されているとか、新事実が満載でした。とくに謎だったのが“イェスマには女しかいない”ことと“小間使いになる前までの記憶をなくしている”こと。豚の言っていましたが女しかいないのであれば、イェスマはどうやって生まれてくるのでしょう。

 人間との間にたまたま生まれてしまうのか、人間に魔力を入れたりして作られるのか、分裂するのか、謎が深まります。魔法使いの話がちょこちょこ出てくるので、きっと魔法使いと関係がありそうですよね。

 記憶を消されているのも、覚えられていると王都にとって不利になるからだと思うのですが、今の段階では王都の狙いがわかりません。王都に行ったとしても、イェスマの幸せが保証されてはいないですし、なんだかどんどん不安になってきました……。

眼鏡ヒョロガリクソ童貞ってば、乙女心をわかってないんだから!

 ノットの過去のことも知ることができました。イースは確かにジェスに似ていました。ふむふむ、金髪のふんわりした雰囲気の女の子が好み……と。前回ノットとジェスはオ・ト・ナな展開になったのではないかと疑っていたのですが、そんなことはなく、ノットはジェスにイースの面影を見て泣いてしまったようです。

 いつも気を張っていて、泣き言を言わないノットですが、いろいろ抱えているんですね。豚も疑っていたことを素直に謝っていて、好感度が上がりました。道を歩いているときにノットが幸せになれるという蝶の話をしていたのですが「幸せになれない」と断言していました。知り合いの話ということでしたが、じつは自分の話だったりするのかな。だとしたらなんだか切ないですね。

 そして、ジェスが豚にお話をしませんかと誘い、久しぶりに2人がゆっくり会話していましたね。このシーンが本当に……良かったんですがじれったい! なにこれ! ジェスが「運命を共にしているのに、他の男の人を部屋に入れるのはよくなかった」ともうこれカップルのイチャイチャ見せられてるよね、という内容を話していたんです。

 これに対しての豚の返し方……マイナス200点です。ジェスが言ってほしかったのはそうじゃないだろ、この眼鏡ヒョロガリクソ童貞! 乙女心が全くわかっていませんね。「俺以外の男を部屋に入れるな(キリッ)」が正解だと思うんですけど、いかがでしょう⁉ みなさんの意見をぜひ聞きたいところです。

 ちょっとでも嫉妬してほしかっただけだと思うのになんですか兄妹愛って。“想いは素直に叫ぶべし”っていうタイトルなので、叫んでもらっていいですか⁉ 最後のジェスの「おにいさん」が、「ふーん、そういうこと言っちゃうんだ」感があってとても良かったですね。

 最後は……ちょっと怖い終わり方。一体、なんなの⁉

 さて、今回の放送記念イラストはマシマサキ先生が描いたものでした。めちゃめちゃ爽やか~!

 豚のお耳とジェスのスカートがふわっと浮いててかわいい。風を感じるイラストですね。ジェスの表情も大人っぽくて素敵。個人的にグッときた部分は、ジェスの指。ほんのりオレンジっぽい血色感がなんとも色っぽいのです。この指でなでなでされてる豚って……ずるくない? 


ハチ:ジェスのような純粋な心を失った限界アラサー独身女性ライターのため、ジェスたその天使っぷりが眩しいンゴ! ちなみに、生で食べたことはないですがレバーは大好き。1番好きなホルモンは腎臓。


【STAFF】
原作:逆井卓馬(電撃文庫/KADOKAWA刊)
原作イラスト:遠坂あさぎ
監督:高橋雅之
シリーズ構成:赤尾でこ
キャラクターデザイン:渡辺 奏
サブキャラクターデザイン:倉橋N濘
プロップデザイン:ヒラタリョウ
美術設定・美術監督:中村嘉博(デザインオフィスメカマン)
色彩設計:吉里修耶
CGディレクター・2D:濱村敏郎(ワイヤード)
撮影監督:杉山大樹(project No.9)
編集:丹 彩子
音響監督:立石弥生
音楽:末廣健一郎・MAYUKO
アニメーション制作:project No.9

CAST
豚:松岡禎丞
ジェス:楠木ともり
ノット:伊東健人
セレス:富田美憂
ブレース:能登麻美子


©2023 逆井卓馬/KADOKAWA・アニプレックス・BS11

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

関連する記事一覧はこちら