ゲーム『幻日のヨハネ NUMAZU in the MIRAGE』レビュー。偽物のハナマルやルビィもかわいすぎる!? カードバトルやキャラの魅力が凝縮
- 文
- カワチ
- 公開日時
ビサイドより2024年2月22日に発売される『幻日のヨハネ - NUMAZU in the MIRAGE -』のレビューをお届けします。
『ラブライブ!サンシャイン!!』の公式スピンオフ作品である『幻日のヨハネ』をゲーム化した本作。インティ・クリエイツから発売中の『幻日のヨハネ -BLAZE in the DEEPBLUE‐』は2Dアクションでしたが、本作はカードバトルを題材にしたものになっています。
これまでの展開では見られなかった台詞が新鮮!
本作を制作したビサイドが過去に制作した『スーパーバレットブレイク』のシステムに近く、ジャンルはデッキ構築型のターン制ローグライクストラテジー。じっくりと戦略を練りながら遊べる作品になっています。
もちろん、『幻日のヨハネ』の魅力も詰まっており、キャラクターの意外な一面が見られる部分も。原作が好きなら間違いなく楽しめる要素が盛りだくさんです。
そんな本作のストーリーは、ヌマヅで占い師として働くヨハネが古い鏡を手に入れるところからスタート。占いが当たらないことに悩んでいたヨハネですが、この鏡を使って“魔境占い”をしたところ、なんと鏡の中へと吸い込まれてしまう! というものが導入です。
鏡の中には、ヌマヅがそっくり反転したもうひとつの世界・裏ヌマヅが広がっていました。裏と付くだけで、なんだか足を踏み入ってはならない空気が感じられます……。ヨハネは無事に元の世界へ戻れるのでしょうか。
そして、裏ヌマヅには仲間たちにそっくりな“ナイトウィキッド”が待ち構えており、ヨハネの前に敵として立ち塞がります。
ナイトウィキッドは見た目こそ本人にそっくりですが、性格はまるで別物。悪態をつく姿はこれまでの『幻日のヨハネ』では見られなかったものですので、新鮮です。
ただ、ご安心ください! 『幻日のヨハネ』の世界観はしっかり守られており、かわいらしい悪口だったり、どこか的外れな間の抜けた発言ばかりなので愛らしさはそのまんまです。
ナイトウィキッドによって、キャラクターの印象が悪く……ということはありません。むしろ好きになります(笑)。
多彩なカードでコンボを考えるのが楽しい!
ゲームに関しては先述したとおり、『スーパーバレットブレイク』を踏襲したもので、デッキ構築とローグライクを組み合わせたカードバトルになっています。
カードに関してはすべて描きおろしになっているのがポイントで、その数は150枚以上。イラストを眺めているだけでも時間が溶けていきますね。
最初に手に入るカードこそ、純粋にダメージを与えたりシールドを得たりするものが多いです。が、冒険を進めるほど特殊なカードが増えていく印象です。中には、使用するために捨て札が必要になるものも。
これまでの捨て札の数によって性能が変わるカードもあり、捨て札を要するカードと組み合わせるようなコンボを考えるのが楽しいです。
また、カード以外にもチャームというものがあります。これは鏡面世界にいるあいだ、常時効果を発揮するため非常に強力。助けられるところも多そうです。
本作では難易度が3段階用意されており、一番簡単な難易度であれば、ほとんどデッキのことを考えずに進められます。ストーリーを中心に楽しみたい人や、カードの絵柄を早く見たい! という原作ファンにオススメです。
逆にノーマルは歯ごたえがあり、ボス戦は緊張感のあるバトルが楽しめるようになっています。カードバトルには自信があるぞ! という人はぜひ挑戦してみてください。
依頼達成時の報酬では、ヨハネを強化したりチャームを入手したりすることが可能。ゲーム自体の難易度を下げずとも、ヨハネ自体を強化してからマップに挑む攻略法もあります。もちろん、強化しないで実力だけで挑むこともできますし、自由度が高いですね。自分に合ったスタイルで進められそうです。
ゲームの進行ですが、入るたびに道が変化する“構造変化型マップ”を進んでいき、最後に待ち受けるボスと戦うというもの。
進む先には敵が待っている場所のほか、宝箱があったりカードを購入できるショップも用意されています。さらに成否が変わるランダムイベントもあり、ハラハラとさせられることも……。
また、本作ならではの要素として“召喚カード”というものがあります。カードに描かれた仲間を召喚できるもので、たとえばライラプスは召喚時に全体に15ダメージを与え、召喚中のターン終了時には全体に5ダメージを与えることが可能です。
さらにライラプスのカードを使用時には、全体に3ダメージを与えることができます。とても強力で心強い。
ただし、ほかのカードと違い、一度使ってしまうとなくなってしまいます。ですので、同じキャラクターを召喚するにはもう一度カードを入手する必要があります。頼りたいけど、呼んだらまたカードを入手せねば……! 推しの場合、特に使いどころに悩んでしまいます(笑)。
そのため、ボス戦などのここぞというタイミングで使うのがオススメ。召喚カードは3枚まで所持することができ、3人を同時に召喚したときはかなり有利に戦うことが出来ます。
また、召喚したときのカットインも凝っており、ファンならテンションの上がるポイントになっています。撮りたくなるんですよね、こういう演出! 製品版が発売されたときは、スクショまみれになってしまいそうな予感が今からしております……。
また、主人公のヨハネには多彩なコスプレ衣装が存在。能力が変わることはもちろん、メイドなどに着替えた姿を楽しむことができます。かわいい。
デッキ構築型のカードゲームとしておもしろいのはもちろん、『幻日のヨハネ』のキャラクターたちのかわいさが詰まっているので、原作ファンもそうでない人もぜひチェックしてみて欲しいです!
商品概要
タイトル:幻日のヨハネ - NUMAZU in the MIRAGE -
対応機種:Nintendo Switch / PlayStation 5 / Steam
ジャンル:アニメチックローグライト
プレイ人数:1人
対応言語:日本語・英語・中国語(簡体字 / 繁体字)
発売日:2024年2月22日(木)(世界同時発売)
販売価格:
Nintendo Switch:通常版 6,380円(税込)/ 初回限定版 14,960円(税込)/ ダウンロード版 4,950円(税込)
PlayStation 5:通常版 6,380円(税込)/ 初回限定版 14,960円(税込)/ ダウンロード版 4,950円(税込)
Steam:ダウンロード版 5,280円(税込)
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