玉置成実インタビュー:『スカイフォートレス-オデッセイ』の主題歌は疾走感とパンチ力のある神曲。本作を遊んでどハマリした感想も語り尽くす

染谷 広人
公開日時

 G-CONG NETWORKの新作アプリ『スカイフォートレス-オデッセイ』。その主題歌『New Sky』を唄う玉置成実さんに、主題歌やMVの見どころ、実際に本作をプレイしてもらった感想を語ってもらいました。

■玉置成実さんプロフィール(公式サイトより引用)

 2003年ソニーミュージックよりシングル『Believe』でデビュー。

 「機動戦士ガンダムSEED」とその続編「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」のオープニング&エンディング主題歌を過去最多の計4曲担当。 オリコンウィークリーで1位を獲得。

 舞台の主な出演作スウィート・チャリティ/ALL SHOOCK UP/エニシング・ゴーズ/乃木坂46版ミュージカル美少女戦士セーラームーン/喜歌劇 市場三郎?グアムの恋/キンキーブーツ/音楽劇「ロード・エルメロイII世の事件簿 -case.剥離城アドラ-」など。

 シンガーとしてだけでなく、ブロードウェイミュージカルでの主演や映画出演など女優としての才能も発揮し2017年にハイウェイスターに移籍。

 近年の舞台での活躍に加えて、音楽活動をより活発化させていく。

■『New Sky』MV

『New Sky』は疾走感とパンチ力のあるザ・主題歌

――今回どのような経緯で、玉置さんが『スカイフォートレス-オデッセイ』の主題歌を唄うことになったのかを教えてください。

玉置成実さん(以下、敬称略):プロデューサーがTVアニメ『ガンダムSEED』を見ていた方で、『スカイフォートレス-オデッセイ』の日本語版主題歌を誰にするか考えたとき、主題歌を担当していた私にと、お声がけしてもらいました。『スカイフォートレス-オデッセイ』はすごい映像が綺麗な作品で、私としても「ぜひ唄わせてください!」と即答したという感じです。

――中国のゲームメーカーの方には、2000年代の日本のアニメやゲームの影響を受けている方も多いので、玉置さんのファンも多そうですよね。

玉置成実:本当にありがたいですよね。自分の楽曲を聴いていてくださった方々といっしょにお仕事をさせていただけるのは、これまで20年、歌手を続けてきてよかったと思える瞬間のひとつです。

――本作の主題歌『New Sky』を初めて聴いたときに感じたことを教えてください。

玉置成実:最初から仮歌が入ったものを聴かせていただきました。すごく壮大な楽曲で、ストリングスなどもドラマチックに展開されていますよね。これに今の私の声でどう合わせていこうかというわくわく感もありました。ただ、そのときはゲームの内容がそこまでわかっていなかったので、"シロイルカ"や"コンパス"といったキーワードがゲームにいろいろと関係しているんだろうなと考えていました。

――その時点では『スカイフォートレス-オデッセイ』がどんな作品なのか、どのように説明を受けていたんですか?

玉置成実:「弾幕シューティングです!」というお話を聞いていました。資料ではキャラのイラストなどを見せていただき、「作画めっちゃいいじゃん!」と感動しました。日本人も大好きなイラストの感じですよね。そこで惹き込まれ、プレイして動いているところを早く見たくなり、どんなストーリーが描かれるのかも気になりました。

――楽曲を担当された大森俊之さんは『New Sky』の聴きどころを「全体的にグルーヴ感があってすごくアップテンポで畳み込むようなノリ」とコメントしています。実際に唄ってみてどうでしたか?

玉置成実:今回すごく細かなリクエストがあったのが印象的です。例えば、"星"の"ほ"、"未来(とき)"の"と"などのフレーズ語尾に息を混ぜる、余韻を残すなどのリクエストがありました。今までこれだけ細かなリクエストを受けたことはなかったのですが、そこに意図されているものがあると思ったので、それを表現できるように練習しました。

――それだけ開発側としては最初からイメージができていた『New Sky』ですが、玉置さんからのリクエストはありましたか?

玉置成実:何か提案するというより、まず唄ってみちゃった感じです。そこから少しずつ調整していきました。

――『New Sky』を唄ってみて一番難しいと思ったところはどこでしたか?

玉置成実:Dメロで"ここは何かになりきると言うよりかは玉置成実さんのありのままで、人間臭い感じで(ダサくはならないようにだけ気をつけてもらえればと思います)"というリクエストがあったんですよ。それがすごく難しくて……(汗)。

 自分ではダサくならないように唄っていたとしても、もしかしたら聴く人によってはダサく感じられる可能性もあるじゃないですか? でも、それはやってみないとわからなくて……。でも、ダサくはなってないと思いますよ(笑)。

――個人的にはすごい疾走感があって力強く、これぞ主題歌! という印象を受けましたよ。

玉置成実:そうなんですよね。だから曲にノッていければいいかなという気はしていました。こだわりのあるリクエストに対して、自分の中でのベストは尽くせたと思います。

――録音自体はかなりスムーズにいったんですか?

玉置成実:最初はオープニングの"翔ける(かける) New Sky"をとか、すごく力強く唄ってみたんですが、「もうちょっと息多めでソフトな感じで」といった形での録り直しはありました。オープニングなので、私はパンッと出してみたのですが、そうですよね……リクエストに書いてありましたもんね……みたいな(笑)。でも、まあチャレンジはしてみるものなので!

MVの見どころは自分ではなくてゲーム映像? Dメロからサビにかけてが胸熱!

――ゲームソングがユーザーのみなさまに与える影響はどのように感じていますか?

玉置成実:みなさんも、人生の中で記憶に残るゲームソングって絶対にあると思うんですよ。思い入れのある作品のオープニングやCMで流れたゲームソングを聴き直すだけで、そのゲームに没頭していた幼少期の自分に戻れます。私もゲーマーだからかもしれませんが、作品プラス自分自身の歴史につながっているのがゲームソングだと思います。

――スマートフォンアプリの作品だと、主題歌がユーザーのみなさんへの挨拶だったり玄関口だったりしますよね。

玉置成実:主題歌でゲームの印象が決まる部分がありますよね。ちょっとジメっとした感じの曲だったらダークな雰囲気のゲームなのかなって感じますよね。アプリゲームの場合は事前登録が大事で、イラストの雰囲気と同じぐらい主題歌の印象が与える影響は大きいと思います。

――個人的な感想だと『New Sky』はゲームの映像と玉置さんの歌声で、空を突き抜けていくような疾走感で冒険が始まるという、わくわく感がたまらないです。

玉置成実:そう言っていただけると嬉しいです。『New Sky』って1番と2番があって、最後のDメロからサビにかけて一番疾走感が上がるんですよ。唄っていてすごく気持ちよかったです。ぜひともMVでは、1番と2番だけでなく最後まで聴いてほしいです!

――ゲーム内で『New Sky』が流れるステージがあったら、すごいテンション上がりそうです。

玉置成実:自分がうまくなっているようなエネルギーが出てきますよね。歌ってすごいパワーを持っていると思います。

――ファンの方々に『New Sky』をどう聴いてほしいかメッセージをお願いします。

玉置成実:今回レコーディングを先にしたあとにゲームをプレイさせていただきました。プレイしたあとに聴くと、"頭の地図広げ 0を1に変えながら 進む"などの歌詞ひとつひとつが、ゲームとリンクしているのがわかるので、より深みが増します。

 MVで1番好きなシーンは、自分じゃなくてアニメーションのシーンなんですけど(笑)、Dメロの"悲しくて 悔しくて"からサビにかけて、イーサンたちが巨大なアヌビスと戦っている仲間とのやり取りが「めっちゃ感動するやん!」って、プレイ前に興奮しました。そこ以外も見てほしいですけど、めちゃくちゃ胸熱で推しポイントなのです。

 もちろんバンド編成で唄っている玉置成実も見てほしいですが、MVに歌詞も表示されているので、口ずさみながらプレイしてもらえれば、このうえなく幸せです。

気付いたら休憩なしでプレイするほど『スカイフォートレス-オデッセイ』にどハマり

――玉置さんはゲーマーとしても有名ですが、どのようなジャンルの作品が好きですか?

玉置成実:FPSがメインですね。撃つのが好きなのかもしれません(笑)。幼少期にファミコンやスーパーファミコンで遊び、一人暮らしになってからオンラインで対戦するのにどっぷりハマりました。戦って強くなっていく過程が好きです。

――『スカイフォートレス-オデッセイ』をプレイしてみた感想はいかがですか?

玉置成実:スマートフォンのアプリって、今まであまりプレイしてこなかったんですが、気付いたら休憩なしでがっつり『スカイフォートレス-オデッセイ』をプレイしていました。だから純粋に好きなんだなと思います。あやうくテスト環境なのに課金したくなりました(笑)。

――アクションやシューティング要素が作り込まれていますよね。

玉置成実:操作はシンプルに上下の移動だけなんですけど、序盤から敵の攻撃を避けるために「上上下下!」みたいに移動しないといけないんですよね。

――難易度が高めに感じますが、直感敵に操作できるのでアクション初心者も入りやすいのが特徴です。

玉置成実:そうですよね。あとオート機能も付いているので、ある程度育成したらオートでもいけました。オートって面白くないと思っていたら、このゲームのオートってかなりうまいんですよ。しっかりと敵の弾をかわしてくれるので、見ているだけで勉強になる動きをしてくれました。

――玉置さんは最初に本作が弾幕シューティングという説明を受けたみたいですが、弾幕シューティングとは違った部分も多い作品ですよね。

玉置成実:アクションとシューティング、ある意味でパズル的な攻略方法を見つける楽しみ方もあります。

――パルクールアクションが印象的な本作ですが、プレイしていてフィット感はどうですか?

玉置成実:自分の操作している通りに動いてくれます。爆弾とかたくさんあって急いで動かなければいけないときも、驚くほどスムーズに動いてくれます。ただ、上下に激しく動いていると、たまについてきていない仲間がいたので、自分のプレイスキルを上げてみんな同じ段差で行動できるようにしたいです。

王道展開と強い系の女性が大好き。サービス開始からたくさんのキャラが登場

――冒険系のアニメが好きな人にはたまらない作品です。

玉置成実:序盤の冒険の舞台・翡翠国は和風とスチームパンクが融合したような国なので、日本のプレイヤーもすごく入りやすいと思いました。

――ストーリー的には王道展開で始まりますね。男性主人公のイーサンと女性主人公のトリシアの出会いから、世界を冒険していくという……。玉置さんは王道展開お好きですか?

玉置成実:好きです! やっぱり気持ちがいいです。イーサンとトリシアは優先的に使いたくなっちゃいますね。2人とも使いやすいですし。

――ほかに気になるキャラは誰ですか?

玉置成実:敵の飛凰です。バイクに乗っていて黒のスチームパンクなコルセットみたいなものを着ていて好みのビジュアルです。めちゃめちゃ好きだなあ。仲間だと、盾役の軍服を着たニモです。強い系の女性が好きなので、綾とかも好きです。プレイしていくと、もっともっと好きなキャラが出てくるんだと思います。

 男性キャラだとカイダーが、単純に顔が好きです(笑)。カッコイイですよね。

――ニモが好きだとブリュンヒルデも好きになると思います。

玉置成実:ブリュンヒルデめっちゃいいじゃないですか! かわいいキャラ多いですよね。レアリティはBですが、フランカとかも好みです。

――『スカイフォートレス-オデッセイ』はサービス開始時から大勢のキャラが登場しているも特徴的ですね。

玉置成実:ガチャで最初からこんなに多くのキャラが出ると驚いています。推しのキャラを決めるのが大変です(笑)。ひとまずレアリティが高いキャラを優先的に育てていますが、余裕が出たらいろいろなキャラを育ててみたいです。

――お気に入りの飛凰はまだ仲間としては使えませんが、ガチャで仲間にできる敵キャラもいますね。

玉置成実:『New Sky』MVにも出てくる、最初にイーサンたちを捕まえようとする警官・ジェームズとかですね。飛凰も仲間にできるようになることを期待しています。

――キャラに関してはさまざまなエピソードが用意されていて、船内会話も豊富で見ていて飽きないです。

玉置成実:とくにメインストーリーの会話の多さがすごいですよね。ボイスの入っている量も多くてアニメを見ているような感じになりました。

――いろいろなキャラが登場しているので編成も考えさせられる仕組みになっています。

玉置成実:5名まで編成できますけど、アタッカー、盾、回復役それぞれどのぐらいの割合にするのか悩んでいます。なぜか自分の中ではアタッカーは少なくとも2人と決まっています(笑)。

――自分は盾役を前衛に2人選んで、あとはアタッカー2人、回復役を1人の構成が多いですね。ただ、ステージによってはアタッカーを多くしたほうが早く敵を殲滅できて楽なときもありました。

玉置成実:私も同じ編成です。でも、たしかに攻撃に当たらなければどうということはないですから、うまい人ならアタッカーを5人編成もいけそうです。登場キャラが多いので、自分オリジナル編成がSNSとかでたくさん見られそうですし、ゲーム内で疑似PvPで戦えるのも楽しみです。

シンプル操作で誰でも楽しめてやり込み要素と報酬も満載。一度は気軽に遊んでほしい!

――本作はメインストーリー以外にできる、やり込み要素や寄り道要素も多いですよね。

玉置成実:シロイルカの船室を拡張することで、いろいろな機能が解放されました。ほかにもドリルで鉱山を掘ったり、図書館で書物を閲覧できたりするので、とりあえず"!"が付いたところからやっています。それぐらいいろいろな要素が満載です。

――ワールドマップでもいろいろなイベントが発生しますね。

玉置成実:普通にステージを攻略するもの以外に、デイリーミッション的なものから疑似PvP的なものまで遊べるだけでなく、クイズやパズルなど、アクションの腕前以外に知識やIQが試されるものも用意されていて感心しました。

――キャラの成長要素も豊富に用意されています。

玉置成実:レベルや覚醒だけでなく研修で能力を上げることもできます。特定のキャラを育てて信頼度を上げてボーナスを得ることもできました。

――ほかにもキャラごとに装備を強化することもできますよ。

玉置成実:まだまだ知らない育成要素があるんですね。私は編成しているメンバーをバランスよく育てていますが、それだけ多くの育成要素があると、まずは特定のキャラを集中的に育成するのもありなのかもしれませんね。

――レアリティが低いキャラでも友好度を集めて覚醒させれば能力が大きく上昇するので、序盤は高レアリティ以外のキャラを使う機会も多いと思います。

玉置成実:ガチャでダブったとき以外の友好度の集め方もユニークですよね。広報室で"お姉さん"、"年長"、"メガネ""帽子"、"ロング"などのキーワードを選んで通信すると、それに対応したキャラの友好度がランダムでもらえる感じで。

――あとはもらえる報酬もすごく多いですよね。

玉置成実:ログインするだけでもらえる報酬以外に、ステージクリア時、特定の条件達成時など、たくさんの報酬がもらえてびっくりしました。テスト版で課金しなかったのですが、それでも「こんなにもらっていいの?」と思いましたね。

 シンプル操作で直感的にアクションを楽しむことができ、いっぱい報酬ももらえるので、一度は気軽に遊んでもらいたい作品です。私が唄う主題歌『New Sky』といっしょに、ぜひ『スカイフォートレス-オデッセイ』に注目してください。


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