『陰の実力者になりたくて! 2nd season』7話感想。ついに偽札編が完結! しょんぼりアルファがかわいいのでみんな見てくれ

カワチ
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 アニメ『陰の実力者になりたくて! 2nd season』の第7話“大切なもの”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『陰の実力者になりたくて! 2nd season』第7話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことをオススメします。

『陰の実力者になりたくて! 2nd season』7話も最後のオチも含めて完璧!

 陰の実力者に憧れた少年がシド・カゲノーとして異世界に転生するストーリーを描いた『陰の実力者になりたくて!』の第2期シリーズ。ガンマが取り仕切るミツゴシ商会と既存の商会である大商会連合が争うなか、シドが“金で汚れた裏社会で暗躍する謎の男”ジョン・スミスとなって動く“偽札編”も今回でラストです。

 さまざまな人物の思惑が交錯し、さまざまな勘違いが巻き起こる偽札編でしたが、やはりいちばんおもしろかったのは、シドがジョン・スミスになった瞬間に声優が山下誠一郎さんから福山潤さんに変化するところ。陰で暗躍する男という役がピッタリで、めちゃくちゃ格好いいです。

 偽札編のラストエピソードとなる今回も、福山さん演じるジョン・スミスの魅力が詰まっているので必見です!

 前回の第6話ではジョン・スミスの正体がシドであることがアルファにバレるという展開に。ふたりが激しいバトルを繰り広げましたが、今回の第7話の冒頭では落ち込むアルファの姿を見ることができました。

 七陰のメンバーは全員がシドのことを心酔していますが、とくに彼女は七陰の第一席でシャドウガーデンの創設メンバーなのでショックも大きいでしょうね。本当はシドが謎の男ムーブで遊んでいるだけなんですが(笑)。ただ、体育座りをしてしょんぼりしているアルファはめちゃくちゃかわいいから観て欲しいですね。

 偽札による信用崩壊によって大商会連合、ミツゴシ商会の紙幣が紙切れ同然の価値になっていくなか、ベータ、イータ、ニューの3人はシドの残したメモを解析。現実世界でもほかの言語と比べて難しいと言われる日本語を解読してしまうイータは優秀ですね!

 シドの残したメモをものすごくいい方向に解釈する七陰のメンバーたち。「これが彼の見ていた景色」と勝手に理解するところがおもしろかったですね。ギャグであるものの、アルファが安堵で涙を流すところは素直に「いいシーンだ……」と思ってしまいました。

 シドによって無法都市にいるジャガノートを狩ってくるよう命じられたデルタも帰還。アルファたちはデルタがジョン・スミスにやられたと思っていたので、この再会も感動的なものになっていました。彼女を温かく迎えるイータたちと、なにも分かっていないデルタのギャップがよかったですね。

 アルファたちはシドのメモによって彼の隠しているお金の在り処を知り、すべて運び去りますが、そのことを知らないシドは大商会連合の月丹の仕業だと思って彼を強襲。

 原作ではシドと月丹のバトルがしっかり描かれていましたが、アニメではシドが一方的にボコる展開に。ふたりのバトルをちゃんと観たかったな~と思いつつ、このテンポはこのテンポで笑えるからいいなと。ふたりの戦いを見たい人はぜひ原作やコミックをチェックしてみてください。

 偽札編の最終的なオチに関してはぜひアニメで観てもらいたいのでここでは語りませんが、これまでさんざん仲間たちを引っ掻き回してきたシドに報いが……。最後まで笑わせてくれて最高でした!


カワチ:RPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。


©逢沢大介・KADOKAWA刊/シャドウガーデン

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