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お金の大切さが分かるRPG『もんなしプリンセス(もんプリ)』レビュー。姫騎士たちをビンボーから脱却させてあげたくなること間違いナシ

sexy隊長
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 ウルクスヘブンより11月20日に配信されるiOS/Android用アプリ『もんなしプリンセス』。姫なのに文無しとは……? と、作品名から既に気になってしまうこちらは、気軽に遊べるドタバタ放置RPGとして登場します。

 そこで、電撃オンラインでは『もんなしプリンセス(もんプリ)』の世界観・登場キャラクター、育成システムやストーリーを前編・後編に分けて見ていきたいと思います!

『もんなしプリンセス』は文無しプリンセス。一体何があったのか……?

 本作は、とある事件がきっかけでゴブリンたちが経済支配をしてしまった世界が舞台になっています。

 どんな影響があったのかというと……ゴブリンが支配したことによって、人々の通貨の価値が暴落! 貴族・王族たち、みんながビンボー生活に大転落してしまいます……。

 そんな中、立ち上がったのが個性派ぞろいな各国の“姫騎士”たちでした。世界の平和を取り戻すため、元の暮らしを取り戻すため、姫騎士たちは働いてお金を稼ごう! と立ち上がってみたものの、彼女たちは世間知らずでお金の稼ぎ方が分からない様子です。

 そこでプレイヤーは、姫騎士団の“団長”として彼女たちの仕事を監督し、お金を稼ぎながら悪徳ゴブリンたちに立ち向かうことに! ストーリーには王道さが感じられますが、お金を稼がないといけないというところにリアルさが滲み出ていてとても良いですね。

 ストーリーからも分かるように、『もんなしプリンセス』とはその名の通り“文無しプリンセス(姫騎士団)”という意味になっているようです。

 ビンボー姫騎士たちが金を稼いでゴブリンから世界を取り戻す……お金の大切さを通して、姫騎士たちの成長が楽しめる作品です。取っつきやすい世界観と設定になっているので、気楽にプレイできる印象です。お手軽にRPGを楽しみたい! という方はぜひ触れてみてほしいですね。

 かといって、本作のストーリーが薄味ということはありません! 世間知らずの姫騎士たちと、お金に汚い悪徳ゴブリンたちが織りなすドタバタメインストーリーを軸に、彼女たちの成長と愛が感じられる(専用の)キャラクターストーリーがあります。

 面白い内容からシリアス、感動的な話などなど、色々なストーリーが味わえます。進めていけばいくほど、姫騎士たちに愛着がわくに違いありません。同時に、自分の中に「彼女たちをビンボーから脱却させてあげないと!」という使命感も出てきます。

『もんプリ』の基本はオシゴトにあり!

 本作は、ストーリーを読み進めていくことで発生する“オシゴト”に、姫騎士たちをハケンしてクリアしていきます。オシゴトをこなしていくと仲間が増えるストーリーが追加されたり、新しいエリアが開放されたりするので、本作の世界が広がっていきます。

 個人的な感想ですが、“お仕事”が“オシゴト”と片仮名になっているのが好きです。姫騎士たちの世間知らずさがここにも出ていると言いますか、不慣れな感じが伝わってくる……。


 クリアするとメインストーリーの開放だけではなく、本作を語るうえでは欠かせないお金や、キャラクター・武器などを成長させるために必要なアイテムが入手できます。よって、より多くのオシゴトを見つけ出してクリアしていくことに。ホワイト企業精神で(?)姫騎士たちに頑張ってもらいましょう。

 オシゴトは敵の討伐、巨大な障害物の撤去、番犬退治などユーモアに富んだ内容になっており、姫騎士たちが戦って解決していきます。

 戦闘は姫騎士たちが自動的に戦ってくれるタイプなので、放置しているだけで育成含めてこなせます! 忙しい人も遊びやすいですね。ただ、気になってつい画面を見てしまいそうです。

※このバトルや強化、一風変わった買い物などに関するレビューは後編でお届けします!

『もんプリ』を彩る、個性派ぞろいの姫騎士たち。好みに刺さる子も見つかるはず!

 ここでは、どんな(ビンボー)姫騎士たちが登場するのかを紹介! 紹介動画もあるので、見た目やボイスで好きな姫騎士を見つけてからプレイすると、より没入してプレイできると思います。

メルリーチェ(声:小坂井祐莉絵)

「今日もジャンジャンかせごー!」

 “ソウレ王国”の王女。良くも悪くも純粋で、表裏のない性格。人助けも即決、ただし自身の欲望にも忠実。

 田舎の国の発展と共に育ったためお金の価値は誰よりも理解している。

 基本的に考えなしなので、金儲けの才能はない。

アンジェ(声:白砂沙帆)

「騎士たる者、どんな苦難も乗り越えて見せよう!」

 “セリュ連合王国”の王女。厳格な教育と訓練を受けて育ち、騎士として強く正しくをモットーに生きる。

 一方で世間のことにはとことん疎く、その真面目さが空回りすることも……。

サーヤ(声:小山百代)

「我、闇の使者が告げる!」

 夜闇に紛れて活動する義賊の少女。

 ダークヒーローに憧れて厨二病に侵された独特の口調で話すがその内面は姫騎士団一の常識人……?

 子供扱いされることを嫌う。

ミカヅキ(声:優希知冴)

「この刺激、耐えられるかしら?」

 マイペースで天然なお姉さん。おまけに人の色恋沙汰が大好きで、意図せず際どい発言を連発してしまう。

 物事に対しては達観しているところがあり年長者らしく頼りになる場面もあるにはある。

ゴ・プリンセスが(色々な意味で)気になるストーリー

 2年前、ソウレ王国の王女“メルリーチェ”とセリュ連合王国の王女“アンジェ”が国同士の小さな揉め事に決着をつけるための風習、プリンセスデュエル(姫決闘)をしていました。

 そんな2人の決闘に割って入って来て、決闘を申し込む者がいました。その名も、“姫騎士ゴ・プリンセス”。ゴブリン……ゴプリン…………そういうことなのでしょうか。

  • ▲名前以外にも色々と気になる、ゴブリン界の姫騎士。素顔が見られる日は来るのでしょうか?

 ゴ・プリンセスは、ゴブリン族に自由な経済活動&ゴブリン族の通貨“ゴブコイン”の流通を認めてもらうことを要求してきます。加えてただの決闘ではなく、メルリーチェとアンジェを二人まとめて倒せば異論はなかろう? と、かなり強気です。相当の実力者であることがうかがえます。


 それに対し、片腹痛い・ナメている……とメルリーチェとアンジェは言うものの、結果はなんと惨敗……。その後も各国の姫騎士がゴ・プリンセスに勝負を挑みますが、誰一人敵うものはいませんでした。強すぎる!

 そんなゴ・プリンセスとのプリンセスデュエルから、2年の月日が経過。世界には彼女の要求通りゴブコインが流通し、ゴブリンが経済界に進出しています。元の通貨価値は大暴落、各国はビンボー生活に大転落……世界は完全にゴブリンの手中に収まってしまった、と言っても過言ではありません。

 ここからは、ひょんなことからプレイヤーがメルリーチェに助けてもらったり、お金が無さすぎて隣の国のアンジェ姫に家宝を買い取ってもらったり……といった流れでストーリーが進行。序盤からお金の大切さが分かるRPG節全開です。

 RPGではゴブリンは何かと敵対する存在であることが多いですが、本作ではなかなか見ない形で世界を支配しています。めちゃくちゃ新鮮です! だからこそ、姫騎士たちがここからどう立ち向かっていくのかが非常に気になる造りになっていますね。

シンプルな世界観だからこそ! お気軽さが魅力的

 本作の魅力はなんといっても、お気軽放置RPGとシンプルな世界観が合わさったところです。プレイすればするほど個性的な姫騎士たちに心惹かれますし、一緒に(お金を稼ぎながら)世界を取り戻すぞ! という没入感が味わえます。これは世界観とストーリーの目的が分かりやすく作られており、スッと物語に入っていけるからなのではないでしょうか。戦闘や育成も基本的に放置でいいので、ストーリーに集中できるのが好印象。

 本作の魅力はまだまだあり、なんといっても後編で深掘りするシステム面が超個性的です! 特に買い物となど、お金に関するシステムが面白く作られているので、そちらを中心にお届けします。

■追記
 後編記事を公開いたしました。下記よりご覧ください!

放置RPG『もんなしプリンセス(もんプリ)』レビュー・後編。姫騎士がゴブリンに借金し、時に踏み倒し…一風変わった要素の数々が個性的

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