『葬送のフリーレン』11話“北側諸国の冬”感想。YOASOBIが歌う『勇者』の歌詞を思い出した回。女神様ってもしかしてエルフなの?

電撃オンライン
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 アニメ『葬送のフリーレン』11話“北側諸国の冬”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは『葬送のフリーレン』11話“北側諸国の冬”の物語に関する記述が多々あります。

YOASOBIさんの『勇者』公式MVでフリーレンたちの映像が楽しめるのって知ってた?

 アニメを見るときはOPを飛ばしますか? 私ははじめは聞きますが、話を進むごとに聴かなくなるタイプです。ですが……YOASOBIさんが歌う『勇者』は毎回聞いています。最初はそこまで、グッときてはいなかったというのが本音なのですが、いまはもうエモすぎてエモすぎて、飛ばせないんですよね! 

 アニメから入ったこともあって前情報がない状態で視聴しているので、最初は「フリーレンって人間にあんまり思い入れがないし、ヒンメルの願いや勇気が今もフリーレンの中で生きているってあんまり……」と思っていたんです。それがここまで物語が進んでいくと歌詞がどんどんフリーレンと重なっていって、聞けば聞くほどいい!

 実はアーティストYOASOBIさんの公式YouTubeではMVを見tることができるのですが、フリーレンたちの映像を楽しむことができるんですよ! 私は最近それを知ったからというもの、ずっとリピートしちゃってます(笑)。もっと早く知りたかった。公式サイトのスペシャルには楽曲用原作小説もあるので、まだ読んでいない方はぜひぜひチェックしてくださいね。

スクワットで冬に挑む系筋肉エルフとの出会い

 なんで『勇者』のくだりから入ったかというと、11話は『勇者』の歌詞の一節を思い出すような内容だったから。クラフトは自分のこれまでを覚えていてくれる人がいないことに寂しさを感じ女神を信じるようになったそうですし、“誰かに覚えられている”ことが実はどんなに幸せなことなのかを考えさせられました。

 普段生活をしていても、自分が誰にも覚えられていないことって……考えてみると、私は家族や友人などがいてくれますが、エルフは途方もない時間を過ごす中でそうした人たちも失っているわけですから、人間には想像を使いないような孤独感があるのかもしれませんね。

 驚いたのは、エルフにモンクっているんだ、ということ! 私のイメージするエルフは華奢で色白、魔力が強くて、美しくミステリアス、まさにフリーレンのような感じなんです。なのに、クラフトは色黒で筋肉質だし、儚さがないというか(笑)。寒いからって「フンフン」言いながらスクワットするエルフって……正直想像もしませんでした。

 クラフトとの会話で印象的だったのは、とても美しい女神さまのイラスト。アベツカサ先生が描いたものなんだそうです。気になったのは、尖った耳。フリーレンと同じだけど、もしかして女神さまってエルフなのかな? 実は遠い昔のエルフだったとか……。

 フリーレンもあまり女神さまへの信仰はないようですし、クラフトも昔は信じていなかったみたいなので、実はエルフだから同族であるエルフからの信仰はあまりないのかな、と思ったり。フランメも神話のような存在になっているけど、実在していたので、女神もその可能性はあるのではないかと……考えすぎでしょうか(笑)。でも、自分なりに考察するのも本作の楽しみ方のひとつですよね!

 ということで、厳しい冬をクラフトと過ごしたフリーレンたち。次回のタイトルが“本物の勇者”なのですが、ヒンメルのことなのかな。それとも成長したフリーレンのこと? う~ん、次回も気になります!


ハチ: 原作を読んでいないため、毎回ドキドキしながら鑑賞中! フリーレンにどんどん人間味が出てきて、なんだか子供の成長を見守る親のような気持ちになっている今日この頃。得意な魔法は“毎回前髪を切りすぎる”と“牛乳を飲むとお腹がきゅるきゅるになる”。


【STAFF】

原作:山田鐘人・アベツカサ「葬送のフリーレン」(小学館「週刊少年サンデー」連載中)
監督:斎藤圭一郎
シリーズ構成:鈴木智尋
キャラクターデザイン・総作画監督:長澤礼子
音楽:Evan Call
コンセプトアート:吉岡誠子
魔物デザイン:原科大樹
アクションディレクター:岩澤 亨
デザインワークス:簑島綾香、山﨑絵美、とだま。、長坂慶太、亀澤蘭、松村佳子、高瀬丸
美術監督:高木佐和子
美術設定:杉山晋史
色彩設計:大野春恵
3DCGディレクター:廣住茂徳
撮影監督:伏原あかね
編集:木村佳史子
音響監督:はたしょう二
アニメーション制作:マッドハウス

CAST
フリーレン:種﨑敦美
フェルン:市ノ瀬加那
シュタルク:小林千晃
ヒンメル:岡本信彦
ハイター:東地宏樹
アイゼン:上田燿司
クヴァール:安元洋貴

©山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

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