『原神』フリーナを活かす戦術を考えるのが楽しすぎる…。キャラクター的にも性能的にも魅力にあふれた彼女のパーティ編成例を紹介
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- 米澤崇史
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先日、HoYoverseが配信するオープンワールドRPG『原神』のVer.4.2アップデートが実施され、新キャラクター・フリーナが実装されました。
いよいよ実装されたフォンテーヌの神様ポジションのキャラクター、ということで、早速手に入れて愛用している方も多いかと思います。筆者自身も初日からフリーナを育成して毎日愛用しているのですが、フリーナは相性の良いキャラクターが多いので、新しいパーティを考えるのがとにかく楽しいです。
スメールで新しく草元素が増えた際、雷元素関連の元素反応が強化されてパーティ編成の環境ががらっと変わりました。今回のフリーナ実装では、その時に近い、久しぶりに新鮮な感覚で『原神』を楽しめている実感があります。
今回は、そんなフリーナの性能の紹介や、フリーナを編成した様々なコンセプトのパーティ編成を紹介していきます。
フリーナってどんなキャラクター?
先にフリーナの長所を本当にざっくりと説明すると、“パーティのHPを減少させるデメリットの代わりに、設置型サポートでダメージを与えつつ、元素爆発でパーティ全体のダメージに超強力なバフをかけられる万能サポーター”といったものです。
特筆するべきがバフの汎用性の高さでしょうか。原神のバッファーといえば、元素爆発でフィールド上のキャラの攻撃力を大幅にアップできるベネットが代表的です。ただしベネットは“攻撃力”のパラメーターを直接上昇させるので、攻撃力を参照しないダメージが主力のキャラクター(ヌヴィレットやアルベドなど)とだけは、あまり相性がよくありませんでした。
一方、フリーナは特定のパラメータを引き上げるのではなく、ダメージに直接バフをかけているので、ほぼすべてのキャラクターの攻撃を強化できるというのが特徴になっています。
その分、最大状態のバフを得るには、大きくHPを増減させてフリーナ独自の要素であるテンションを上げていく必要があり、パーティ全体を回復できるキャラクターが必要になるという独特な制限もあります。
ただ、その制限と汎用性の高さとのバランスがなかなか絶妙でして、今まであまりスポットがあたらなかったキャラクターとの相性がよかったり、フリーナのおかげでパーティを編成の幅が大きく広がることになりました。
重撃を行うとフリーナの姿が変わるという特殊な仕様もあり、先程紹介したのは黒い服(ウーシア)の時の運用法となります。白い服(プネウマ)の時は、元素スキルの性能が変わり、攻撃を行ってくれなくなりますが、HP減少のデメリットが消えフィールドにいる味方を回復してくれるようになります。
ただ、白い服の時は肝心な元素爆発発動時のテンションを上げにくく、得られるダメージバフが低くなりがちなので、基本は黒い服の姿での運用がメインになると思います。
※なお、命の星座を解放していくと、さらにバフが強力になったり、制限も緩和されていくのですが、今回紹介するパーティは、命の星座の解放はなし(無凸)で運用できるのを前提としたものになります。
敵が勝手に倒れていく爽快感。フルオート(!?)超開花パーティ(フリーナ・雷電将軍・ナヒーダ・白朮)
神様を3人編成した超贅沢なパーティ。フリーナ、ナヒーダ、雷電将軍の元素スキルを同時に発動しておけば、あとは何もしなくても開花→超開花までの元素反応が勝手に起こって敵を攻撃してくれるのがとにかく強力です。敵が勝手に倒れていくので、フリーナのスキルによるHP減少もさほどデメリットになりません。
全員超がつくほど優秀なキャラなので、強いのは明白な組み合わせではありますが、とにかく難しい操作が一切必要ないので、探索などでの普段使いの快適さはあらゆるパーティの中でもトップクラスかと思います。それでいて深境螺旋などの高難易度コンテンツにも通用する強さがあります。
白朮の枠は全体回復さえできれば必要な役割は果たせるので、水付着で開花のサポートができる珊瑚宮心海やバーバラ、翠緑の影4セット装備のジンでも十分代用可能です。編成の敷居はありますが、キャラクターが揃っていればかなりおすすめのパーティです。
ヒーラーとアタッカーを一人でこなす心海パーティ(フリーナ・珊瑚宮心海・楓原万葉・行秋)
上のフルオートパーティほどではありませんが、こちらもとにかく難しいことを考えなくていいのが強みです。フリーナのスキルでHPを減らして元素爆発を発動したら、万葉と行秋、最後に心海の元素爆発を使ってひたすら通常攻撃をすればOK。元素爆発中なら心海の通常攻撃でHPが回復するので、フリーナのテンションを上げつつ、行秋の元素爆発の追撃も発動させられます。
フリーナのバフを活かすにはヒーラーが必要ですが、そこにアタッカーを入れるともう残りが編成枠が1つしかないので、意外と余裕がないんですよね。
これはそのヒーラーとアタッカーの枠を心海に兼任させているので、フリーナを入れると枠的に弾かれやすい万葉・行秋といった超優秀なサポーターを同時に編成できるのが強みです。水元素キャラクターしかいない分、敵も常に水付着となって拡散反応が安定しやすいので、翠緑の影4セットのデバフ効果も安定します。元素反応の順番を考えるのが苦手という人には、とくにおすすめできます。
さらにシンプルにしたい場合は、万葉を夜蘭と入れ替えて、フリーナの元素爆発で強化した行秋・夜蘭の両元素爆発の追撃でダメージを与えていく構成も強力です。
遠くから凍らせて一方的に撃ち続ける。凍結重撃パーティ(フリーナ・甘雨・スクロース・シャルロット)
甘雨をメインアタッカーとして運用する凍結主体のパーティ。フリーナ・シャルロットの元素スキルで敵を凍結させたところをスクロースで拡散、甘雨の重撃で大ダメージを与えていくのが主な戦い方です。
遠くからでも水元素を付着させることができるフリーナと、敵と離れて戦いたい甘雨のスタイルは相性バッチリで、遠くから敵を一方的に凍結させられます。凍結がほぼ途切れないため、重撃メインのアタッカーを使う時に欲しくなる、中断耐性やシールドがなくても戦いやすいです。
Ver.4.2から実装されたシャルロットも、フリーナとの相性がかなりいいキャラクターです。元素爆発の全体回復ですぐにフリーナのテンションを上げられますし、元素スキルで一定時間ごとに氷元素を付着できるので、フリーナの元素スキルを発動させておけば、定期的に敵が凍結するので甘雨の重撃で狙うのがかなり楽になります。
風元素枠は氷元素を拡散させてデバフを付与するのが主な役割なので、万葉やウェンティでももちろんOKですが、敵から離れて戦う本パーティの場合は、元素スキルの射程が長めのスクロースがマッチすると感じました。
ただ、敵が凍結しない場合は一気にパーティ全体が打たれ弱くなるので、スクロースの枠を鍾離などのシールド付与可能なサポーターと入れ替えるのもアリです。
フリーナを操作して戦いたい! フリーナアタッカーパーティ(フリーナ・ミカ・フィッシュル・行秋)
サポーターであるフリーナは、スキルか元素爆発を使ったらすぐに他のキャラクターに交代するのが基本的な運用法なのですが、これだと自分でフリーナを操作する時間がすごく短くなってしまうんですよね。折角のキャラクターを動かしてる感じがしない……という方向けの、フリーナをアタッカーとして運用するパーティです。
命の星座を最後まで解放していれば別なのですが、アタッカーとして前に出す以上はフリーナは物理ダメージの通常攻撃を使うことになるので、攻撃速度アップと物理ダメージバフ、全体回復持ちのミカを採用してみました。
ミカはフォンテーヌで作れるようになる鍛造武器“正義の報酬”を装備させてフリーナと組めば、弱点だった元素チャージ効率を大幅に改善できることもあり、Ver.4.2でかなり評価を上げたキャラクターです。
フリーナは通常攻撃で重要な攻撃力のパラメーターを上げるメリットが低いキャラクターなので、お世辞にもメインアタッカーに向いているとは言えないのですが、アタッカー枠を入れない分をフィッシュル&行秋という優秀なサポートキャラ2人で補ってみます。ミカの元素スキルで凍結させられれば、フィッシュルが物理耐性を下げる元素反応・超伝導を起こせますし、行秋の中断耐性と回復で防御面の安定感も高いです。
やや浪漫パーティではあるのですが、フリーナの元素爆発のダメージバフが自身の通常攻撃と元素スキル、行秋の元素爆発、フィッシュルの元素スキルのすべてに同時にかかることもあり、総合的には結構侮れないダメージが出せます。どうしてもフリーナで戦いたい……という方はお試しあれ。
今回紹介したパーティ例は本当にごく一部で、フリーナは本当に多くのキャラクターとのシナジーを生み出すことができます。フリーナ実装をきっかけに、今まで育ててきていなかったキャラクターの育成を初めたというプレイヤーも多いと思います。
自身も強いのはもちろんながら、フリーナは今まで使い所が難しかったキャラクターにもスポットを当ててくれる、『原神』をより楽しくさせてくれるような性能で実装されています。フォンテーヌの神様にあたるポジションの存在ということで、実装前のプレイヤーの性能への期待が尋常ではなかったと思いますが、期待以上の絶妙な調整で落とし込んでくれたと感じています。
ネタバレになるので詳しい言及は避けますが、フォンテーヌの魔神任務・フリーナの伝説任務をプレイすると、さらにフリーナが好きになることも間違いなしで、キャラクター的にも性能的にもすごく魅力的です。運良くお迎えできたという方は、ぜひとも育成してみてください。
※画像はPS5版のものです。
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