ブロックチェーンという新しい技術を使ったゲームへの衝撃【Sakaba上田のNFT通信#2】
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NFTゲームに特化したロイヤリティプラットフォームを運営する“Sakaba上田のNFT通信”。
第2回目の今回は、ブロックチェーンという新しい技術を使ったゲームへの衝撃や、NFTゲームに期待する点についてお話できればと思います。
ブロックチェーンという新しい技術を使ったゲームへの衝撃【NFT解説コラム】
僕のこれまでの経験ではゲーム側がそもそもゲームアイテムを単独で販売をするということが今までになかったので非常に衝撃でした。
ゲームを始めるにはゲームを始めるためのデバイスが必要でありPCゲームであればSteamなどでゲームを購入しゲームを始められるなどがスタンダードであるのに対して、NFTゲームはゲームが始まる前にゲーム内で使えるアイテムをNFTで販売でき「どういうこと?」となったのを今でもよく覚えています。
プレイヤーからするとまだゲームがリリースされていないのにゲーム内アイテムを購入するという点はそのゲームに対しての期待感の表れでもあると思います。
もちろんNFTはデジタルの金融資産として活用もできるので、ゲームのクオリティが高そうで将来的に資産的価値が増大するかもという期待から投資家層も参入している現実はあると思います。
そしてこの風潮については、ゲームのリリース前にゲーム内で活用できるアイテムを販売することに関して賛否両論があるとは思います。
ただ当時の取引の数は皆さんが予想している何倍以上の膨大な取引数が生じていたのが現実です。僕としてはそこに魅了されたという点とブロックチェーンという新しい技術だからこそ為せるものであり、ゲーム業界での新しい商習慣にもなり得るのではないかと思っています。
そしてこれはNFTゲーム業界ならではの文化でもあるのかなと今は思っており、よりこの業界に身を置いてみたいと思ったきっかけでもあります。
NFTゲーム領域に期待している点【NFT解説コラム】
これについては皆さんが本当に気になる点かなと思っています。そして現地点でNFTを活用することでのメリットは多々あるのは事実ですが、具体的なユースケースが多くあるかというと発展途上というのも事実です。
僕が期待する点としては、「トークンを活用した新しいエコシステム」かなと思います。ただすごく難しくプレイヤーからしたらややこしいことでもあるのかなという意見もあると思っており、それは僕も共感はできます。
もっとシンプルにして! と僕も思うので……。ただこのトークン経済が成り立つことによってプレイヤーにも間違いなく恩恵があると思っていて、簡単に列挙すると以下などがあります。
・ユーザー自身がゲーム運営側が手かげるコンテンツを一部活用し二次利用することができる
※ゲーム側のコンセプトによる。
・プレイヤーがゲーム運営側にゲーム運営について提言など意思決定に参画できる可能性がある
・ゲームをプレイする上でトークンを稼ぐことができる
・ゲームに対しての貢献度合いを透明性が高い状態で確認ができる。
これ以上のメリットがたくさんあるので、今後の連載で詳しく説明をしていきたいと思っています。
僕が“Sakaba”で成し遂げたいこととしては、NFTゲームが新しい業界のスタンダードになるべくサポートをしていきたいと思っています。
正直このNFTゲームというジャンルが、いわゆるソシャゲと言われるジャンルなのかPCゲームという高品質のグラフィックやデバイスが必要なゲームジャンルなのか、もしくはパチンコや競馬などギャンブル要素があるジャンルになるのか読めないところはあります。
ただ、ブロックチェーンという技術を活用することで間違いなくプレイヤーへ還元できるメリットは上記の通り新しいゲーム体験や運営との接点、プレイヤーとしての箔など様々なものがあります。
この点全てを“Sakaba”でサポートが可能であると思っていて、数年で業界の礎を作っていきたいと本気で考えています。
NFTゲーム向けのロイヤリティプラットフォーム“Sakaba”について
SakabaはNFTゲームに特化したロイヤリティプラットフォームです。既存のゲームプラットフォームに例えるとSteamのアチーブメント機能をブロックチェーンからの情報からも取得することが可能になっています。
プレイヤーが“ゲーム内のアクティビティ”と“ブロックチェーンでのアクティビティ”の両方の点からゲームに対してどれほど貢献したかを可視化できるプラットフォームです。
ゲーム側が設定しているアチーブメントを達成するとSteamにもあるようなバッチの獲得とポイントを取得することができ、このポイントが既存のプラットフォームであるポイ活サイトに少し似ています。
そのポイント自体がゲームのアイテムと交換もできるようになっています。
(この機能を実装をしている段階です)
Sakaba自体は現在はβ版としてリリースしており来年には本リリースを控えていますが、既にSteamやEpic Game Store、Twitchなども連携をしており、ウォレットの作成やトークンの購入などの障壁を一旦考えない前提とした時には、より既存のゲームを遊んでいたプレイヤーもNFTゲームを始められるような設計をしています。
現在は国内外問わずのNFTゲーム約120程に活用をしてもらっております。
上田剛大:NFTゲーム向けのロイヤリティプラットフォーム“Sakaba”共同代表。国内外問わず140程のゲームタイトルを支援。NFTゲーム向けに対してSakabaを活用したマーケティング戦略立案や実行、BPO支援など主にビジネス領域全般を対応。
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