【電撃ベストバイ2019】ゲーミングチェア部門は高級チェアの先駆け、AKRacing『Pro-X』シリーズ

松野将太
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 “電撃ベストバイ2019”は、PCとPC周辺機器の中から“買って損なし”な逸品を紹介する企画。今回は、ゲーミングチェア部門から、AKRacingより発売中の『Pro-X』シリーズを紹介します。

『Pro-X』シリーズがベストバイ!

 ここ数年でゲーマーから人気を集めるようになった製品として挙げられるのが、レーシングカーのバケットシートを模したゲーミングチェアです。

 高価格な椅子はどちらかと言えばオフィス向けのデザインを採用することが多いですが、eスポーツ系の大会で見栄えのするゲーミングチェアが導入されはじめたのを1つのきっかけに、個人で購入するユーザーが増えています。

 特に競技系タイトルのプレイヤーにとっては、自宅の環境をオフライン大会の環境に近づけられるといったメリットがあるようです。

  • ▲AKRacing『Pro-X』。実売価格は5万2000円前後。

 今回はそんなゲーミングチェアからベストバイを1製品ということで、この分野の先駆けとも言えるAKRacingのハイエンドモデル『Pro-X』シリーズを選定しました。

 長時間のゲームプレイで疲労が溜まりやすい首や肩をサポートできる背もたれ950mmのハイバックタイプで、長時間の着席でも姿勢を正しく保てるのがこうしたチェアの大きな利点です。

 外見からは座面が狭い印象を受けるかもしれませんが、意外にゆったりと座れます。エルゴノミクスにもとづいた体への負担軽減もポイントで、シートやバックレスト部分内部に専用設計のウレタンフォームを使用し、座面に若干の傾斜を設けるといった体圧分散構造を採用しています。

 座面にはPUレザーを採用。背もたれや座面の内部にはメタルフレームを内蔵し、堅牢性も担保しています。

 加えて、座面の高さを調整するクラス4のガスシリンダーは、国際的第三者認証機関であるLGAからDIN 4550の承認を受けており、耐荷重150kgをうたいます。なお、座面高はおよそ52~59cmで調節可能です。

細かい部分にも配慮された高級チェア

 キャスターはナイロン製に比べて床面へのダメージ低減が可能で、耐久性にも優れるPU製です。

 リクライニング時に活躍するヘッドレスト、腰椎を支えるランバーサポートも付属し、さらにアームレストの調節なども合わせて、かなり細かな調整が可能です。

 アームレストは高さ調節に加え、前後へのスライドや左右回転が可能な“4Dアジャスタブルアームレスト”仕様。浅く腰掛けて長時間PCを操作する場合、レストの高さを上げて前にスライドさせれば、肘を乗せたままマウスを操作できるといった利点があります。

  • ▲ヘッドレストやランバーサポートは取り外し可能で、座面はやや高めです。

 個人の身長や姿勢に合わせて座り心地を調整可能ですが、もともと欧米向けということもあり、体の小さい女性などにはやや大きく感じられるかもしれません。

 高級チェアらしく、最大90度までのリクライニング機能も備えていますが、足を置ける仕組みはないため本格的に寝転ぶのであれば、オットマンを併用したいところです。

 また、最大12度の角度まで全体を傾けるロッキングにも対応しています。チェアの組み立て作業は自分で行う必要があり、自宅などに置くと存在感が大きいですが、ゲーミング環境改善の一環として導入する価値はあるのではないかと思います。

 これまで椅子にはこだわってこなかった、というユーザーにおすすめしたい製品です。

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