初代PSで初めて買ったゲームは? プレステ発売29周年を記念して電撃PlayStationメンバーが思い出を語る【12月3日はプレイステーションの日】
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本日12月3日は、初代PlayStation(プレイステーション)の発売記念日。1994年12月3日に発売してから、今年で29周年を迎えます。
ちょっと気が早い気もしますが、30周年まであと1年! ということで、それを記念して電撃オンライン編集部メンバーが初代プレイステーションの思い出について語っていこうと思います。
12月3日に発売から29周年を迎えるプレイステーションにまつわる思い出を語る【12月3日はPS発売記念日】
Ak:『バイオハザード』でハンドガンが見つけられなかった思い出
自分が初めてプレイステーション(PS)のゲームに触れたのは『バイオハザード』でした。
とはいえ年齢的に自由にできるお金などほぼない小学生時代だったので、自分で購入したわけではありません。何かすごいゲーム機がある! とはしゃいで兄がPS本体を購入してきたのを覚えています。
そんなPS本体とセットで兄が買ってきたのが、『バイオハザード』。今では誰もが知る超人気ゲームシリーズですが、当時は「なんか怖くてすごいヤツ」くらいの認識でした。当時は周囲にそもそもPSを所持している友人も少なかったので情報もなく、未知のゲームでしたね。
とにかく最初のゾンビ登場シーンの衝撃がすさまじく、ゲーム演出の進化を実感しながらプレイしていました。今でもホラーゲームが好きなのは、間違いなくあのとき『バイオハザード』を遊んだからだと思います。
そして兄と自分の『バイオハザード』の第一印象は……とにかく難しい! 3Dゲームに慣れていないというのもありましたが、2人とも主人公にクリスを選んでいたので、実質ハードモードだったのもあります。小学生当時は、女キャラ選ぶの恥ずかしいみたいな感情もあったので、ジルを選びにくかったんですよね。
まあそもそも、2人とも序盤のハンドガンの存在に気付かず、ナイフのみでプレイしていたのが最大の難易度アップの原因でしたが(笑)。ハンドガンはゾンビ初遭遇後のロビーで入手できますが、黒い点にも見えるのでアイテムだと気付きませんでした。ちなみにハンドガン、リメイク版だとイベントシーンでズームされて、落ちているのがすごくわかりやすくなっていました。
ある意味自業自得ではありましたが、難しくてプレイできないということで、一時的にあきらめて別のゲームを買うことになりました。確か『ジャンピングフラッシュ2』だったと思います。しかしそれでも諦めきれなかった自分は、後ほど濃いめのゲーマーだった友人に攻略情報……というかハンドガンの入手方法を教えてもらい、先に進めることができました。
まあその後も、中盤でのハンターの凶悪さにおびえながらまた攻略を投げ出しそうになりましたが(笑)。無事にクリスでクリアできて本当に感動した思い出があります。終盤にクリスがウェスカーにタンカを切るシーンが本当にカッコよくて、自分の中では永遠に『バイオハザード』の主役といえばクリスになっていますね!
ちなみにその後、自分のお金で初めて買ったPSソフトは『ファイナルファンタジー タクティクス』でした。なつかしの“デジキューブ”を利用して近所のコンビニで購入したのが思い出です。
Go:“ソニーのゲーム機”というだけで興奮してたあの頃
PSといえば、「1、2、3」と言いながらシャッターを叩くCMが少し怖かった記憶がありますが、始めて買ったのは、その発売日1994年12月3日。寒空のなか、友人と並んで買いました。一緒に買ったのは『リッジレーサー』でした。普通ですね(笑)。
当時のゲーム好きを悩ませた“PSかSS(セガサターン)か問題”は、まったく悩むことなくPSを選択。テレビもビデオもコンポもソニーだったので、“ソニーのゲーム機”ってだけで興奮していました。その後結局SSも買うのですが(笑)。
PSソフトで思い出深いのは、『FF7』や『ゼノギアス』、『サガ フロンティア』といった、90年代のスクウェアのRPG。とくに好きだったのが『サガ フロンティア』で、ひたすらアセルスだけで7回くらいクリアしましたね。
当時『サガ フロンティア』のトレーディングカードゲームが出ていて、あと1枚でコンプリートまで行きつつも、結局その1枚だけが手に入らなかったのが今でも悔やまれる……って、これはPSとは関係ないや。
PSゲームとは直接関係ないですが、思い出深いのがメモリーカード。セーブするために必要な周辺機器なのですが、なぜかこのメモリーカードが好きで、やたら買っていた覚えがあります。メモリーカードにはたくさんのカラーバリエーションがあったので、なんとなくコレクション感覚で買っていました。
もはや“1ソフトに1メモカ”どころか、『FF7』に至っては細かくセーブデータを残しておきたくて、10枚くらい使ってました。
そしてメモリーカードといえば思い出すのがポケットステーション。これ単体でミニゲームもできるメモリーカードなのですが、価格がメモリーカードと大差なかったんですよ。なので一時期、メモリーカードのかわりにポケットステーション買ってました(笑)。
メモリーカード以外の周辺機器では、ネジコン、釣りコン、電車コンなど、変なコントローラーも多くて、専用コントローラーがあるからという理由で興味もないのに買っていた場合もありました。だいたい設置が面倒で使わなくなるのですが(笑)。
その中でもネジコンはけっこう衝撃的でした。コントローラーを捩じってハンドル操作するって、なかなか思いつかないですよ。でも、雑巾みたいに縦に捩じる形だから、えらいやりにくかった記憶が(あくまでも個人的な意見です)。
と、ゲームより周辺機器の思い出が多くなってしまいましたが、ハード自体が好きだったので、なんだかんだで楽しませてもらいました。ほかにもCDを読み込みにくくなって縦置きにした(それでも読まないときはひっくり返していた)とか、ハードにまつわる思い出はたくさんあるのですが、キリがないのでこのへんで!
レトロ:セガサターンとプレイステーション、どちらを買うかで悩むも、ある大作の発売を知りプレイステーションを選択!
僕がプレイステーションを購入したのは、たしか1996年だったと思います。ちょっとした臨時収入があって、ファミコンとゲームボーイ、ネオジオに続く4つ目のハードに何を買うかを迷っていました。欲しかったタイトルは『ストリートファイターZERO』で、このタイトルはプレイステーションとセガサターンのマルチで発売されたため、どちらのハードを買うかを悩んでいたんですよね。もちろん、当時は20歳になるかならないかといった頃で、資金に余裕はありませんでしたし。
そんなときに飛び込んできたのが『ファイナルファンタジーVII』がプレイステーション独占で発売されるというニュース! 友人の家で『ファイナルファンタジーII』のプレイを見てその魅力にハマり、『I』から『VI』まですべてプレイしている当時の僕にとっては、購入ハードを決めるのに十分な判断材料でした。ちなみに、購入したのは“ファイティングボックス”という名のコントローラーが2個付属した24,800円のものだったと記憶しています。さすがにもう現物は残っていないですけどね!
『FF7』の思い出と言えば、やっぱりユフィとヴィンセントでしょうか。条件満たさないと仲間にできなかったため、バイト仲間で情報を共有しつつしっかり仲間にしたのを覚えています。今だとネットでなんでも調べることができちゃいますが、当時はまだそういった文化はほとんどありませんでしたから。雑誌や攻略本で攻略情報を仕入れるのもすごく重要でしたね。
『FF7』にはめちゃくちゃハマって、自分のプレイをビデオで録画していたことを、この記事を書きながら思い出しました。あの頃にゲーム配信が流行っていたら、きっと僕は配信していたことでしょう。
このときは普通にイチプレイヤーとしてプレイステーションを購入し、ゲームを楽しんでいたわけですが、そんな僕が近い未来に電撃PlayStationで働くことになるとは……(笑)。それこそ、情報を仕入れるために電撃PlayStationを購入していただけの、ただのイチ読者でしたからね。びっくりの巡りあわせですよ!
ぜひ、みなさんも当時のことを思い出しながら、プレイステーションの39周年をお祝いしてみては?
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