アニメ『葬送のフリーレン』13話感想。フリーレンの投げキッスがかわいい…と思っていたら、大人だからこそ共感できる物語を浴びた回

ハチ
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アニメ『葬送のフリーレン』13話“同族嫌悪”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは『葬送のフリーレン』13話“同族嫌悪”の物語に関する記述が多々あります。

フリーレンの色仕掛け……撃沈!

 突然、知らないお兄さんが登場してびっくり。かっこよく語りはじめたと思ったら、沼にハマっていて一体どんな状況ですか(笑)。フリーレンがお兄さんを沼から抜いてくれましたが、抜けるときの“ポンッ”という音がよかったですね~。

 お兄さんに、この周辺には毒のある魔物がいるから気を付けろ、と言われた3秒後……シュタルクが噛まれてしまいました。フラグ回収が早すぎる。なんとなく予想はしていたけどね! 仕方がないので村へ行くと、沼にハマっていたお兄さんは神父の弟ザインというらしく、シュタルクの毒をスッと治してくれました。このお兄さん、すごすぎる!

 と思ったら、ギャンブルで身ぐるみをはがされていて……パンツ一丁になっていましたね(シュタルクも)。このかっこつけるけど、うまくいってない感じ……私の好きなタイプのキャラクターだ‼ 推していこうと決めた瞬間でした。フリーレンも仲間に誘うと言いはじめて、ついに僧侶が仲間になるのでしょうか⁉ 腕のいい僧侶がいたら心強いなぁ。

 ザインを勧誘し続けていたフリーレンですが、なかなかうまくいかず。神父にザインの好きなものを聞くと、酒・たばこ・ギャンブル・年上のお姉さんということで、紛れもなく年上のお姉さんであるフリーレンが色仕掛けチャレンジ☆ 

 フリーレンの色仕掛けなんて、見たことない~とドキドキしていると、投げキッスでした。えっ……これって効果あるのかな、年上のお姉さんが好きってそういうことじゃないんじゃ……とザインの反応を見てみると、全く効いていません! ですよね。ですが、フェルンとシュタルクは「えっちすぎる」と大騒ぎ。ふたりともピュアすぎてかわいかったですね(笑)。

人生にいまさらなんてない!

 今回、印象的だったセリフは「いまさら」。これって大人になるにつれて言いがちだな~と思いました。私はこの言葉が大嫌いなんです! というのも、フリーレンやザインと同じく「いまさら」が口癖だったから。

 一時期「どうせ私なんて」とか「いまさら遅い」とか、ちょっと投げやりになっていた時期があったんですが、「今が一番若いんだから、なんでもやってみないともったいない!」と思うようになり、とりあえずやってみてから考えることにしました。きっかけは、ドバイへ行ったことですね(笑)。英語も話せないですし、海外旅行へほぼ行ったことがなかったのに、実際に行ってみたらなんとかなったので、自信になったのかもしれません。

 そんな経験からタイトル通り私も同族嫌悪しかけましたね(笑)。なので、自分を見ているような気持ちになって、歯がゆいというかちょっと恥ずかしいというかなんというか。フリーレンもこんな気持ちだったのかな。ザインが冒険に出るまでの物語は、大人がすごく共感できるものだったと思います。

 ザインも冒険に出ることになったので、これからどんな旅になるのかすごく楽しみですね! 親友に会うことができるのか、どんな活躍をしてくれるのか、見守っていきたいと思います。


ハチ: 原作を読んでいないため、毎回ドキドキしながら鑑賞中! フリーレンにどんどん人間味が出てきて、なんだか子供の成長を見守る親のような気持ちになっている今日この頃。得意な魔法は“コンタクトをすぐに目に入れられない”と“道を間違える”。


【STAFF】

原作:山田鐘人・アベツカサ「葬送のフリーレン」(小学館「週刊少年サンデー」連載中)
監督:斎藤圭一郎
シリーズ構成:鈴木智尋
キャラクターデザイン・総作画監督:長澤礼子
音楽:Evan Call
コンセプトアート:吉岡誠子
魔物デザイン:原科大樹
アクションディレクター:岩澤 亨
デザインワークス:簑島綾香、山﨑絵美、とだま。、長坂慶太、亀澤蘭、松村佳子、高瀬丸
美術監督:高木佐和子
美術設定:杉山晋史
色彩設計:大野春恵
3DCGディレクター:廣住茂徳
撮影監督:伏原あかね
編集:木村佳史子
音響監督:はたしょう二
アニメーション制作:マッドハウス

CAST
フリーレン:種﨑敦美
フェルン:市ノ瀬加那
シュタルク:小林千晃
ヒンメル:岡本信彦
ハイター:東地宏樹
アイゼン:上田燿司
クヴァール:安元洋貴
フランメ:田中敦子

© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

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