『三國志14』登場武将は1000人! 蜀の五虎将軍(とおまけの魏延)の能力に迫る
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シリーズ最多となる、1000人もの武将が登場する『三國志14』。新武将はもちろん、劉備、曹操、呂布、諸葛亮ら、英雄たちのパラメータ評価にも毎回注目が集まるところだろう。
『三國志14』の魅力を伝える本企画第2回は、蜀の五虎将軍(それとおまけの魏延)の能力を紹介しよう!
なお『三國志14』公式サイトでは全1000人の登場武将リストを公開中なので、そちらにもぜひアクセスしてもらいたい! 武将名を眺めているだけでも楽しいですぞ。
蜀の五虎将軍とは?
『三國志演義』に登場した爵位/称号で、劉備軍の名だたる猛将5人にその美称が与えられた。筆頭の関羽以下、張飛、趙雲、馬超、黄忠がそのメンバー。
ちなみに関羽は新参の馬超と、老将の黄忠が自分の同格であることにプンプンおひげ丸だったので、任官の使者だった費詩がめんどくせと思いながらなだめた。
正史には登場しない爵位だが、正史の蜀書第六巻では“関張馬黄趙伝”と5人がひとまとめに紹介されており、これが五虎将軍の由来ともいわれている。関羽が生きていたら、たぶん陳寿(正史の著者)は許されなかった。
関羽 【字:雲長】
五虎将軍筆頭にして劉備軍随一の勇将。劉備、張飛と桃園の誓いを結び、ともに義勇軍時代から諸国を転戦して武名を轟かせた。
劉備が曹操に敗れた際、劉備の妻を守って曹操に降伏。顔良、文醜を斬って義理を果たすと五関を破り、千里の道を踏破して劉備のもとへと帰参した。劉備入蜀後は荊州統治を任せられるが、孫権軍の同盟破棄により孤立し、敗死する。
統率、武力にとくに秀でた蜀軍の最強武将。個性“神将”で周囲の味方を強化するとともに、自身は“一騎”で敵将の首級を狙う。青龍偃月刀(武力+5)を持つ関羽に狙われて、無事に生還できる武将がどれほどいるか……。
複数の敵部隊にまとめてダメージを与える戦法“軍神”も強力無比の破壊力だ。
個性:神将
特定範囲内の自勢力部隊の攻軍、防御が上昇
戦法:軍神
敵にダメージ、味方士気アップ
張飛 【字:翼徳】
劉備、関羽の義弟。武勇の腕は関羽をして自分以上、程昱をして「万人の敵」と言わしめるほどで、天下無双の豪傑・呂布とも互角に渡り合った。粗暴で酒癖の悪さから失敗もあったが、長坂の戦いでは自身の武勇と偽兵を用いて曹操の大軍を撃退。
さらに劉璋軍の厳顔、曹操軍の張コウらを計略で破るなど後半生では武将としての成長を見せる。関羽死後、復讐戦に逸るあまり部下を懲打。恨みを買い、泥酔中に暗殺された。
三国志の物語のなかで、大きな成長を見せた張飛。前半シナリオでは統率と武勇だけに長けた猛将だが、後半シナリオでは(呂蒙のように、とまでは言わないまでも)知力が大きく上昇している。多数の敵に包囲されても“闘将”効果で耐え忍び、複数の敵部隊を“万人敵”でまとめて吹き飛ばす豪の者である。
一方、個性の猪突は敵接近時に無視不可、自主退却も不可。酒乱は兵站切れの際に全能力が低下するというもの。知力が上がっても、人間的な本質は変わらなかった……という張飛の最期を暗示するかのような個性づけだ。
個性:闘将
自部隊が包囲効果の影響を受けない
戦法:万人敵
敵にダメージ、足止め付与
趙雲 【字:子龍】
はじめ袁紹、公孫瓚に仕え、官渡の戦いのさなか劉備の配下となる。長坂の戦いでは曹操軍に単騎で斬り込み、甘夫人と阿斗(劉禅)を救出。漢中攻防戦ではただ一騎で曹操軍の進撃を食い止め、劉備から「子龍は一身これすべて胆なり」と讃えられた。
劉備が没し、五虎将たちも次々世を去るなか、諸葛亮の南蛮平定戦や北伐に随行。蜀の最後の虎として武を振るい、夏侯楙ら魏の将たちを震撼させた。
統率、武力はもとより、知力、魅力にも優れ、関羽にも匹敵する勇将。個性“洞察”は状態異常を完全に防ぐことができ、軍師キラーともいうべき強さを見せる。
また、“胆力”“殿軍”“護衛”など、自軍劣勢時に真価を発揮する個性が多く、自軍の窮地にはピンチクラッシャーとして颯爽と活躍してくれるだろう。
個性:洞察
自部隊、太守として所在する拠点が状態異常にならない
戦法:単騎駆け
敵にダメージ、混乱付与
馬超 【字:孟起】
馬騰の長男で“錦馬超”の異名を取る西涼の武将。父や弟たちが曹操に謀殺(正史では馬超挙兵後に処刑)されると、父の義兄弟であった韓遂とともに復讐戦を挑む。曹操との渭水の戦いでは緒戦で圧倒するも離間の計を受け、韓遂と仲たがいの上に惨敗を喫する。
のち張魯軍の客将を経て劉備に帰順。五虎将に任じられるもほどなく没した。演義では曹操への復讐者というポジションだが、正史では一言で言うと西涼の狂犬。
統率、武力、魅力に優れた、まさに西涼の錦。敵の大軍を相手にすると自身の能力が個性“神威”で上昇し、戦法“神威穿貫”で敵を大混乱に陥れる。
機動力にも優れた勇猛果敢な将だが、猪突、粗忽といったマイナス個性が珠に瑕。調子に乗って暴れているうちに、いつの間にか……という史実再現を回避できるかはプレイヤー次第だ!
個性:神威
特定範囲に敵部隊が多いと自部隊の全能力が上昇
戦法:神威穿貫
敵にダメージ、混乱付与
黄忠 【字:漢升】
劉表の武将で、劉表死後は韓玄に仕えた神弓の将。老齢ながら矍鑠(かくしゃく)とした武人で、関羽とも互角に渡り合う。しかし韓玄には裏切りを疑われ、処刑されそうになったところを魏延の謀反に救われる。
その後は劉備に仕え、魏延とともに入蜀の先鋒として活躍。定軍山の戦いでは夏侯淵を討ち取るという大功を立てる。のち、夷陵の戦いの前哨戦で功を焦って敵陣に突入。重傷を負って没した。
老将ながら、ほかの虎将にも負けぬ高い統率、武力の持ち主。個性“矍鑠”では自部隊の、“勇将”では付近の自勢力部隊の能力を強化し、軍勢の中核を担うことができる。機動力に長けた鋒矢、長蛇陣形による強襲と、雁行陣による間接攻撃でまったく異なる運用も可能。
しかし、マイナス個性の功名と癇癪を持ち、扱いにくい独断専行の武将という側面も再現されている。
個性:矍鑠
自分が一定年齢以上の場合、自部隊の全能力が上昇。一騎討ちで優遇
戦法:神弓
敵にダメージ、味方攻軍アップ
魏延 【字:文長】
黄忠同様、もとは劉表の将でその死後に韓玄に仕えた。黄忠を斬ろうとした韓玄を見切り、彼を斬り捨て劉備に降る。劉備からは厚く遇され、のちに張飛を差し置いて漢中太守に任じられ、周囲を大いに驚かせた。しかし諸葛亮とは反りが合わず、降伏当初から反骨の相があるから斬るべきだと言われていた。
北伐時には蜀軍きっての猛将として活躍するも、やっぱり諸葛亮からは敵視され、司馬懿もろとも爆殺されそうになる。諸葛亮死後、楊儀と対立して反乱。楊儀に煽られるまま「俺を斬れる者がいるか!」と叫んだら、馬岱に本当に斬られた。
五虎将に次ぐ猛将で、知力も決して低くはない一方、魅力は残念賞。黄忠と同じくマイナス個性の功名、癇癪持ちで、扱いにくさが再現されてある。固有戦法“反骨刃”は敵にダメージを与えるとともに挑発状態を付与し、自身に攻撃を向けさせるというもの。「俺を斬れる者がいるか!(フラグ)」。
ちなみに過去作『三國志Ⅵ』では、関羽張飛趙雲黄忠の4人に魏延を加えた馬超out、魏延inの五虎将を結成することもできた。
個性:掃討
自部隊の攻軍が上昇(艦船、兵器以外)
戦法:反骨刃
敵にダメージ、挑発を付与
『三國志14』ではパラメータだけでなく、個性や戦法でも武将たちの人となりが再現されており、三国志ファンなら能力設定を見ているだけでも楽しいことだろう。
ほかの武将たちもそれぞれ人間性を再現した設定がなされているので、ぜひ自分の目で確かめて欲しい。
そして男性武将だけでなく、当然女性武将も登場する。王異のような実際に戦場で活躍した女性だけでなく、貂蝉、大喬、小喬などのいわゆる姫的存在も戦場に咲く一輪の花となる。ここでは、大喬、小喬の二喬を画像で紹介しよう。
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三國志14
- メーカー: コーエーテクモゲームス
- 対応機種: PS4
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- 発売日: 2020年1月16日
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