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『ソダテツ』レビュー。箕星太朗さんの描くどこか懐かしいキャラクターと、ときに競い、ときに協力して切磋琢磨するストーリーがイイ!

カワチ
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 JR西日本グループとジェイコンテンツによる鉄道育成ゲームアプリ『ソダテツ(SODATETSU)』のレビューを前後編に分けてお届け。前編では世界観やキャラクターの魅力をお届けします。

『ソダテツ』はわかりやすい設定とキャラで誰でも入り込みやすい!

 どうも! ライターのカワチです。今回、鉄道を題材にしたゲームの先行レビューを依頼されましたが、ぶっちゃけ詳しくないので受けるかどうか迷いました。

 ただ、『ラブプラス』シリーズや『ルートレター』を手がけた箕星太朗さんがキャラクターデザインをしていると知り、プレイさせていただくことにしました。

 その結果として、自分のように鉄道や電車に詳しくなくても楽しめるし、だんだん登場する電車のことが気になるような親切な作りで問題なく楽しめました。以下で詳しく世界観を説明していきましょう。

 『ソダテツ』は流行の“異世界転生”を取り入れており、ファンタジー世界のレイルバースにあるヨーク島が舞台となっています。

 このヨーク島、かなり広く探索しがいがありますが、ゲームにはファストトラベル機能を搭載しており、よく使う施設にはワンボタンで飛ぶことが可能。挑戦できるミッションが発生する場所もボタンを押せばその人物がいる場所まで移動できて便利です。

 プレイヤーは地球からヨーク島に転生してきたキャラクターですが、おもしろいのはこの世界がすでに平和になっているということですね。

 もともとは神々の加護を失って荒れ果てていたそうですが、先に転生してきた新橋 育(あらはし いく)を中心とする5人の“光のソダテスト”たちの力によって鉄道技術を発展させ、島を繁栄させている状態です。

  • ▲主人公の外見はカスタマイズでき、ゲームの途中で変更することも可能です。

 育たちの能力である“鉄道召喚”は不思議なミニチュアの鉄道である“ソダテツ”を召喚して操るというもの。ソダテツを召喚して育てる存在は“ソダテスト”と呼ばれ、その腕を競う“鉄道コンテスト”に挑むことに。

 主人公もソダテストのひとりとして、鉄道コンテストの上位を目指していくことになります。

 育はライバルのひとりとして登場するので、主人公を導くキャラクターはこの世界へ先に異世界転生してきていた井上勝巳というソダテツ博士になります。

 このソダテツ博士は昭和にアニメから飛び出してきたようなキャラクターで、演じているのは利根健太郎さん。

 筆者としては『ちいかわ』の“けん玉おじさん”が記憶に新しいですが、今回のソダテツ博士もおとぼけ系の性格で愛すべきキャラクターになっています。

 利根さんによるベタな博士の演技がクセになるので、ぜひゲームをプレイする際には音声をオンにして確認してみてもらいたいですね。お調子者のソダテツ博士が好きになるはず!

 ゲームのストーリーは鉄道コンテストを中心に、次々に現れるライバルたちと競い合っていくことに。このキャラクターたちがいい意味で王道を貫いた人物ばかりでニヤニヤさせられます。

 最初に立ちはだかる剣 輝(つるぎ てる)はお金持ちのキザで、いかにも噛ませ犬ですし、気は強くて力持ちの播磨 ダイナ(はりま だいな)など、ひとめでどんなキャラクターなのかわかる人物になっています。

 記事の最初のほうで紹介した育に関しても、時に立ちはだかるライバル、時に頼りになる仲間として登場するいい役回りの人物です。

 また、箕星太朗さんがデザインをしているということでヒロインがかわいい!

 本作には明るい性格の橘 ひかり(たちばな ひかり)という女の子と、大人しい性格をした朝風十和(あさかぜ とわ)というふたりのヒロインが登場するのですが、それぞれ違うタイプでどちらもかわいらしいです。

 デザインも素敵なので、ぜひ人気になってグッズ化してくれるとうれしいですね!

 鉄道コンテストは少年マンガのような演出で、心躍るものになっています。アツい実況でレースを盛り上げてくれるので気持ちも盛り上がりますし、対戦が終わったあとのキャラクターたちとのさわやかなやり取りも印象に残ります。

 嫌なキャラクターがいないのがいいところで、ずっとこのヨーク島で暮らしていたいと思わせてくれるような魅力があります。

 “鉄道コンテスト”で彼らに勝利すると、オープン戦である“リステッド戦”へと進み、彼らと交流を深めることができるミッションも登場。彼らの意外な一面や知られざる過去が明らかになるので必見です。

 なお、キャラクターに関してはオリジナルの本作ですが、ミニチュアの鉄道である“ソダテツ”はどれも実在の車両。それぞれステータスが異なり、整備士や運転士を設定して成長させることができるので、愛着が湧いてきます。ここの魅力は後編の記事で詳しく解説していきましょう。

 ということで、鉄道を題材にしつつ、オリジナルの世界観やキャラクターの魅力も詰まった作品になっています。気になった人は、ぜひ事前登録してみてください!

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