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『バットマン:アーカム・トリロジー』レビュー。これぞ究極のバットマンなりきり。シリーズ三部作の進化を1本で堪能できる!

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 Nintendo Switch用ソフト『バットマン:アーカム・トリロジー』は12月1日に発売された『バットマン:アーカム』シリーズ三部作のゲーム本編と、すべてのダウンロードコンテンツを1つに収めたパッケージ。この1本でRocksteady Studiosの最高のゲームプレイとオリジナルストーリーを体験できる決定版です。

 究極の“バットマン”なりきりとも評される本作の魅力、見所、注目ポイントなどを交えたレビューをお届けします。

※本記事はセガの提供でお送りします。

『バットマン:アーカム』シリーズとは?【バットマン:アーカム・トリロジー】

 本作に収録されているのは、2010年に発売された『バットマン:アーカム・アサイラム』とシリーズ二作目の『バットマン:アーカム・シティ』。そして完結編となる『バットマン:アーカム・ナイト』の三作品。

 ジャンルはバットマンを操作し悪を打倒していくアクションゲームで、お馴染みのバットモービルを始めとした多彩なガジェットを用いてゴッサムシティを探索できる高い自由度と“バットマン”の細かな再現性が魅力のシリーズです。

 なかでも“バットマン”らしい暗闇にフォーカスした影の演出や表現、夜の街を静かに飛び交うステルス感。ときには派手に暴れる静と動の楽しさは本作ならではでしょう。

 原作や映画とは異なるオリジナルストーリーが展開しますが、敵はジョーカーやハーレー・クインといったオリジナルヴィランはそのまま。ゲーム内に彼らの詳細が書かれたデータベースもあり、“バットマン”初心者でもしっかり世界観やキャラのバックボーンを知ることができる親切な点も見逃せません。

 3作のどれからでもプレイ可能ですが、『バットマン:アーカム』シリーズはストーリーの繋がりがあるタイトルなので、やはりプレイする際は『バットマン:アーカム・アサイラム』から順にというのがおすすめですね。

 ゲームはヴィランとの戦闘だけでなく、捜査モードによる探索も見所。捜査モード中は視界が変化し、敵が透過表示されたり重要な証拠がハイライト表示されたりと探る楽しさも『バットマン:アーカム』シリーズのポイント。

 これにより敵の弱点や別ルートを発見出来たりと情報が可視化されているおかげで、迷わず進められるのもストレスフリーな点です。

徐々にマップが広がり、『バットマン:アーカム』シリーズのシステムが進化していく様子を堪能して欲しい!【バットマン:アーカム・トリロジー】

 一作目の『バットマン:アーカム・アサイラム』は凶悪犯罪者を収監する施設“アーカム・アサイラム”が舞台のため、建物や敷地内でのプレイが基本。ただ建物内が広く、グラップによる移動で敵を撒けるほど天井も高いので閉塞感は一切ありません。

 むしろ捜査モードによる敵の位置把握から通風孔を利用した裏取りや別ルートの開拓など、忍ぶ楽しさを存分に体感できると思います。

 そして二作目の『バットマン:アーカム・シティ』からは、ついにゴッサムシティ全体が舞台に。グラップネルガンによる長距離移動からマントを広げた屋根から屋根へのグライドと、夜の街を飛び交うバットマンの姿をじっくり堪能できます。

 街中には豊富なサイドミッションや機能のアップグレードができるチャレンジなど、いわゆる寄り道要素も豊富にあり、ゲーム性がグッと広がりました。

 そして三作目『バットマン:アーカム・ナイト』では、さらに詳細かつ広大になったゴッサムシティに加え、バットモービルに搭乗でき自由に街中を走り回ることが可能になりました。

 このバットモービルのスピード感がとにかく爽快! 爆速で駆け抜けられるだけでなく60ミリ砲やバルカン、ミサイルといった武装で敵兵器を破壊できるバトルモードも搭載されています。バットモービルは街中でいつでも呼び出せるので、夜の街を静かに飛び交うかバットモービルで走る抜けるか選べるようになったのも大きな点です。

 また日本語吹き替えが実装されているので、今まで以上に没入感の高い“バットマン”を楽しめること間違いなし!

 この順当に進化、拡張されていく遊びをすぐさま堪能できるのは三部作が1本にまとまった本作だからこそ。ぜひとも一作目からプレイして『バットマン:アーカム』シリーズの進化を体感してみてはいかがでしょうか。

切り替えのスムーズさ。ロードもないストレスフリー設計【バットマン:アーカム・トリロジー】

 3つのタイトルが入っているため、インストール容量に約50GBが必要とサイズは大きめ。その代わり、ホーム画面からすぐに別タイトルへ切り替えられるのは大きな利点です。

 またプレイ中にロード時間を気にする場面はなく、かなりのストレスフリーでプレイできます。Switchのサイズでもバットマンの魅力はしっかり表現されており、被弾したバットスーツやゴッサムシティの明暗も雰囲気を損なうことなく、しっかり表現されているほど。ヴィランの迫力もバッチリです!

 バットマン以外にもキャットウーマンの操作ができる場面もあるほか、DLCもすべて入っており“バットマン”作品を隅から隅まで堪能し尽くせると表現しても過言ではないほど。三部作のプレイだけでなく、エリアに隠されたアイテムの収集やチャレンジモードなどのやり込みもあり、細部に至るバットマンへこだわりとなりきりから没入感まで、かなり満足度の高い1本です。

 この作品をきっかけに“バットマン”の世界に飛び込んでみてください。素晴らしい体験と思い出が待っていることでしょう。

『バットマン:アーカム』シリーズの制作陣が送る新作『スーサイド・スクワッド キル・ザ・ジャスティス・リーグ』にも注目!

 『バットマン:アーカム』シリーズの制作陣、Rocksteady Studiosが制作した『スーサイド・スクワッド キル・ザ・ジャスティス・リーグ』も2024年2月2日(金)に発売予定となっています。


 

 『スーサイド・スクワッド キル・ザ・ジャスティス・リーグ』は、DCユニバースのアンチヒーロー“スーサイド・スクワッド”の一員となって、オープンワールドのメトロポリスを駆け巡り、世界でもっとも偉大なスーパーヒーローチーム“ジャスティス・リーグ”を倒すという、不可能なミッションに挑むアクション・アドベンチャーシューティングゲーム。

 今回、紹介した『バットマン:アーカム・トリロジー』の主人公バットマンのほか、スーパーマンなども敵となって主人公たちの前に立ちはだかることに。こちらも注目の1作となっていますので、お見逃しなく!

BATMAN: ARKHAM TRILOGY software © 2023 Warner Bros. Entertainment Inc. Original game Developed by Rocksteady Studios Nintendo Switch version developed by Turn Me Up.
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SUICIDE SQUAD KILL THE JUSTICE LEAGUE software © 2023 Warner Bros. Entertainment Inc. Developed by Rocksteady Studios. SUICIDE SQUAD, JUSTICE LEAGUE and all related characters and elements © & ™ DC Comics and Warner Bros. Entertainment Inc.

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