『カスタムメックウォーズ』先行レビュー。どんなイメージも形にできる魔改造システムがヤバいアクションシューティング
- 文
- 滑川けいと
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ディースリー・パブリッシャーから12月14日に発売されるPS5/PC(Steam)用ソフト『CUSTOM MECH WARS -カスタムメックウォーズ-』の先行レビューをお届けします。
ロボット“Gメック”に乗って操作し、数多のミッションをこなしていく本作。Gメックを操作してのバトルだけでなく、数多のパーツを組み合わせてオリジナルの機体を作ることができるアクションシューティングゲームになります。
物語の舞台となるのは、近未来の地球。巨大彗星接近がわかった地球では彗星接近による影響を恐れ人々は避難し、人がいなくなった地域ではAIによる無人ロボットが警備をしていました。
……ですが無人ロボットも完全ではなく、人の手が必要になることも。本作では無人ロボットやその地域に異変がないかを有人ロボットを使って調査・解決する警備会社の活動が描かれます。
今回、ゲームの発売に先駆けてプレイする機会をいただきました。本稿では、そのプレイレポートをお届け。警備会社でどのような仕事が待っているのか、見ていきましょう!
『カスタムメックウォーズ』ストーリー:警備会社の一員として暴走する無人ロボットを食い止めろ!
まずは本作のストーリーを紹介。物語の舞台は、太陽系に迫る巨大彗星が観測された近未来の地球です。
地球への衝突はなんとか免れますが、巨大彗星の影響は計り知れず、地殻変動や火山活動など大きな被害が起こってしまう可能性がありました。そこで人々は影響を受ける地域から避難し、地下や他の地域に逃れることに。
そうして、人々がいなくなった地域はAIによる無人ロボット“Gメック”による警備が行われることになりました。とはいえAIの警備は完璧ではなく、何かしらの影響により暴走してしまうことも……。
そこで人が直接ロボットに乗り、暴走したGメックの制圧や建物の補修などを行う必要があったのです。そんな有人ロボットで警備を行うのが“47警備保障”と呼ばれる警備会社でした。
プレイヤーは47警備保障の新人スタッフとなり、会社の一員として業務に従事していくことになります。
『カスタムメックウォーズ』世界観:ブリーフィングから作品世界に引き込まれ、気分はパイロット!
警備会社ですから仕事(ミッション)が入ることで職員は現場に向かい、業務をこなすことになります。ミッションの内容は、暴走するGメックを殲滅したり制限時間いっぱい守り切ったりなどさまざま。
AIが動かすGメックに対抗するには、こちらも相応の準備をしなくてはいけません。そこで本作で活躍するのが、警備会社の扱う有人のGメックです。武装したGメックで戦い、敵機を撃破していきましょう。
個人的に気に入っているのはブリーフィング画面。ロボット内のモニターに表示されているような演出になっており、まるで本当にロボットに乗り込んでいる感覚を味わえました。こうした演出は、プレイヤーを世界観に入り込ませてくれますね。
Gメックの操作自体は難しくなく、基本は移動と攻撃のみでOK。ガションガションと重みのある音がいかにもという感じでいい印象です。
攻撃だけでなくブーストやダッシュといった操作もあり、これらをしっかりと使うことでモッサリ感はなく、むしろスピード感あふれるバトルを楽しめました。
また、難易度がノーマルでの話にはなるのですが、敵機の耐久値はほどほどで2~3発攻撃を当てると撃破できるようになっています。
次から次へと敵機が沸いてくるもののこの敵機の耐久値がちょうどよい感じになっており、囲まれることもあまりなくテンポ良く撃破できるので爽快感がありました。
攻撃はオート照準ではないので、こちらで敵機に合わせる必要があります。
筆者は照準を合わせるのが苦手なため、比較的ゆっくりと戦っていたのですが、それでもやられることなくクリアできました。そのため、アクションシューティングが苦手だという方でも十分楽しめるハズです。
ちなみに本作では、Gメックから降りることも可能。というのも、一度のミッションで複数機のGメックに乗り換えることができるからです。
近接用や耐久用など、出現する敵機や状況に合わせて乗り換えるGメックを用意しておけば、より戦略的に戦えます。
『カスタムメックウォーズ』システム:魔改造で自分だけのGメックを生み出そう!
ミッション中は複数の機体に乗り換えられる、と書きましたが、これらの機体はプレイヤー自身が作り、用意することができます。
そしてこの機体を作り出す要素こそが本作の一番の魅力といっても過言ではないでしょう。その要素が“魔改造システム”! ……字面だけでワクワクしてきませんか?
さて、そんな夢の機体を作る方法は簡単で、各部位のパーツを組み合わせるだけ。パーツはミッション中に敵機を撃破することでドロップしたり、ゲーム内通貨を使用して“開発部”で購入したりすることで得られます。
頭部や胴体、手、足など部位ごとにさまざまなパーツが用意されており、それらのパーツを組み合わせることでオリジナルの機体を作ることが可能です。
パーツはミッションクリアでかなり多く手に入る印象。それも相まって、新しいパーツを求めてついついミッションをプレイしてしまうんですよね。
といっても、各部位のパーツを付け替えられるだけであれば、他のゲームでも見かけることはあります。
魔改造システムがなぜ魅力かというと、部位ごとにパーツを替えられるのではなく、“パーツひとつひとつがすべての部位に装着できる”から! なんなら、頭部のパーツを複数個連続して付ける、なんてことも可能です。
パーツひとつひとつには重量が決まっており、パーツの合計が制限重量内におさまるようにするといったルールはあるのですが、それ以外は自分の裁量でいくらでも自由にできます。
頭部はカメラ機能、足はブースト機能といったように各部位によって性能はあるので性能重視で作るのもいいでしょう。
もちろん魔改造システムという独特なシステムを利用して、オンリーワンの自分だけのロボを作るのもアリです。夢とロマンの詰まった機体を作ってください!
さまざまなパーツを組み合わせてオリジナルロボが作れるというワードにびびっときた方はもちろん、アクションシューティングが好きな方にもおすすめの本作。
今回はシングルプレイのみでしたが、本作にはオンラインプレイで最大4人まで一緒に遊べるようです。自分の作った自慢のロボを見せる絶好の機会。発売されたらオンラインプレイでどんな機体が出てくるのか今から楽しみです!
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