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『陰の実力者になりたくて! 2nd season』最終回感想。ドンデン返しからのドンデン返し…からの劇場版の発表! うれしすぎて夜中に叫びました!!

カワチ
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 アニメ『陰の実力者になりたくて! 2nd season』の最終回(第12話)“HIGHEST”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『陰の実力者になりたくて! 2nd season』第12話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことをオススメします。

驚きの連続だった『陰の実力者になりたくて! 2nd season』最終回(第12話)感想。劇場版も本当に楽しみ!

 陰の実力者に憧れた少年がシド・カゲノーとして異世界に転生するストーリーを描いた『陰の実力者になりたくて!』の第2期シリーズ。第9話からはオリアナ王国を舞台に、シャドウガーデンのメンバー・666番になったローズの物語が描かれることに。

 最終回となる第12話は、前回のラストに登場したディアボロス教団の中心となるナイツオブ・ラウンズの第九席“モードレッド卿”との戦いが展開。第1期のラストもまるで劇場映画のようなクオリティで驚かされましたが、第2期もすさまじいスケールで見応えたっぷりでしたね。モードレッドを演じているのが子安武人さんということでラスボス感もたっぷりでよかったです。

 モードレッドは証拠隠滅のために周囲のすべてを破壊してしまおうと“黒キ薔薇”ことラグナロクを召喚。絶望感のある相手ですが、ドラゴンをコウモリ扱いして、まったく物怖じしないシドが頼もしかったですね。「空は我が支配下にある」といった中二病セリフも。最後までブレずにいてくれてうれしいです。

 このモードレッドはシャドウガーデンのイプシロンとベータが相手をすることになりましたが、目に見えない剣を使う彼に対して、それはもともと古代エルフのアーティファクトであり、他人の成果を奪って誇っているだけだとあざ笑うふたりが爽快でしたね。ふたりそろって煽り性能が高い(笑)。

 見どころとしては、みずからが進む道を決めた凛々しいローズも外せません。母であるレイナの裏切りを知りショックを受けていた彼女が、果たすべき責務を知って民を守ろうとする様子や、それを受けてのマーガレットの変化など描きかたがうまいと感じました。

 戦いに破れたモードレッドに対し、知っていることをすべて話すようにうながすシャドウガーデン。口を割ろうとしない彼ですが、ラグナロクの勝利を確信しているのであれば問題ないはずという挑発に乗り、すべてを語りだします。

 具体的な内容はここには書かずにおきますが、原作をチェックしているファンはともかく、アニメで追っている人は最終話で一気に世界観の伏線が回収されたので驚いたのではないでしょうか。

 その後、シドが倒したラグナロクがモードレッドに落下。ラグナロクの力を過信したモードレッドはうろたえてしまうのですが、ここは子安さんの最高の芝居が見れるのでぜひアニメで観てみてください。みなさんの大好きな子安武人さんをたっぷり堪能できますよ。

 ラストのほうの展開は驚きの連続。ドンデン返しからの、さらなるドンデン返しが待っています。「いったいどうなっちゃうの!?」といったところで、劇場版の制作が発表! いろいろ語りたいのですが、まだ最終話を観ていない人のためにもモードレッドを倒したあとの展開は伏せておきます。いやー、ここに来てこう来るかという流れ。本当に劇場版が楽しみです!!


カワチ:RPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。


©逢沢大介・KADOKAWA刊/シャドウガーデン

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