『パラノマサイト』第1回最強呪詛決定戦の結果発表。足洗い屋敷(並垣祐太郎)は優勝できるのか?【ネタバレあり】

そみん
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 スクウェア・エニックスのホラーミステリーADV『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』について、電撃オンラインの独自企画として行った第1回最強呪詛決定戦(電撃トーナメント)の最終結果を発表します。

 ちなみに2024年1月初旬まで30%オフセールが実施中。未プレイの方はこの機会にぜひ。遊んで損をしない神ゲーです!
(Steam版は1月4日、Switchは版1月5日、スマホ版は1月8日まで)

 また、LINEスタンプ第2弾が発売中です!

  • ▲個人的なおすすめはガッキーくんの「ジ・エンドだ!」ですかね(ある意味、敗北フラグ)。

※記事内には『パラノマサイト』のネタバレを含みますので、ご注意ください。

 なお、勝敗については圧勝>勝利>辛勝でポイント差をつけて、独自にポイント集計をして算出しました。

【第1回最強呪詛決定戦関連記事】
ルール解説&呪詛珠Tierランク
1回戦の結果2回戦の結果

【3位決定戦】送り拍子木(志岐間春恵)VS津軽の太鼓(灯野あやめ)

【投票結果】
・送り拍子木の圧勝(7%)
・送り拍子木の勝利(12%)
・送り拍子木の辛勝(18%)
・津軽の太鼓の圧勝(14%)
・津軽の太鼓の勝利(15%)
・津軽の太鼓の辛勝(14%)
・引き分け(時間切れ)(19%)
・相打ち(1%)
※一部数字を切り捨て、もしくは切り上げているため、足しても100%にならない場合があります

●41対59で津軽の太鼓の辛勝!

 ゲーム中でも直接対決の機会があった送り拍子木(志岐間春恵)VS津軽の太鼓(灯野あやめ)。その際はプレイヤーの選択次第でいくつもの結末に分岐しましたが……読者による考察結果としては、津軽の太鼓がわずかの差で勝利することに。

 コメントの熱量的には送り拍子木の勝利予想が高かったのですが、“自身に対する隠し事が発覚した者を殴打死させる”という発動条件の容易さを加味して、圧勝になりやすいという投票が多かった印象です。

 また、引き分けの予想が多かったのも特徴です。お互いに様子を見ているうちに時間切れにはなりやすい組み合わせだったかもしれません。(個人的には、中距離からのヒット&アウェイや奇襲をしやすい送り拍子木が有利な気がしますが、だからこそ“送り拍子木の辛勝”が多めになる結果になったとも言えますが)

【“送り拍子木の勝利”に投票した方のコメント】

・会話から条件を発生させねばならない津軽の太鼓と違い、送り拍子木は発火器具以外に火そのものでも発動する。火のついたタバコなどをふっと投げ渡して呪詛行使するほうが強いかも。(わべさん)

【“送り拍子木の辛勝”に投票した方のコメント】

・奇しくも本編と同じ対戦カードに!!やはり、春恵さんとあやめちゃんは運命の相手なんですね。(モブだって) 津軽の太鼓、相対すれば苦戦を強いられます。矢継ぎ早に質問をぶつけられたら、誰しも隠したいことの一つや二つあるでしょうから、どこかで条件を踏んでしまうでしょう。

 前回のvs足洗い屋敷では『息を潜めて敵が火を使うまで身を隠す戦法』『火を使わざるを得ない状況を作る北風と太陽戦法』でしたが、今回は、『火のない所に火を作り出す戦法』でクリアを目指したいと思います!

 ここまでで既に長文なので方法は割愛しますが、化学反応や酸化熱あたりを使い、自然発火に持ち込んだら、呪詛行使! 足洗い屋敷vs送り提灯もそうですが、本編のストーリーから離れて考えても、呪詛珠がこの力関係に行き着くゲームシナリオに思わずうなりました。

 本編をプレイすることで、呪主が別の呪詛珠を手にしていたら異なる結末もあったのかも? と考察するのも楽しいです。 バトル第二回開催も、お待ちしています!(本所墨太郎さん)

・津軽の太鼓は条件上、どうしても会話が必要になる。相手に火種さえあれば発動できる送り拍子木のほうが有利。

 しかし火種を持っていなかった場合、相手に火種を押し付ける=対面する必要があり、そこで会話してペースに巻き込んでしまえば津軽の太鼓の勝ちの目が見える。送り拍子木の発動条件は教えてしまうと簡単に対策できてしまうため隠したくなるのも痛い。

 50%でまず勝てるものの、外したときのフォローが難しいため辛勝とした。それでも送り拍子木の勝利としたのは、無理やり火種を持たせて発動するというガチな最終手段があるから。物理は全てを解決する。(ナツキさん)

・実際のゲームでも手に汗握ったこの組み合わせが3位決定戦になるとは! 私もう支岐間邸でのあの駆け引きがめちゃくちゃ好きで!! ……ハッ、すいません取り乱しました。本題の考察に戻ります。

 まずはお互いの条件の都合上、話し合いくらいまでは両者とも応じて接近するとは思います。片方は火種の所持の探り、もう片方は隠し事への誘導ですね。そして互いに1度は対戦済みの為、ある程度は自分の“勝ち確ルート”があるかと思われます。送り拍子木側だったら初戦で自分が火種を未所持だったとしても対戦後に相手が持っていた火種を回収している可能性は充分ありますし、津軽の太鼓側も初戦での経験から「この話題を振れば相手は隠し事をするだろう」と目処をつけているかも知れません。

 そうなると相手が罠にかかるのを誘導する津軽の太鼓より、自分から相手に火をつけるor火種を投げつけて呪詛を行使できる送り拍子木のほうが先手を取りやすいように思えます。もちろん先に隠し事が発覚して津軽の太鼓側が先手を取る可能性もありますが、津軽の太鼓の呪詛は良くも悪くも一撃必殺系ではありません。ボコボコタイムに陥ってしまっても、痛みに耐えて最後の力を振り絞り隠し持っていたライターを投げつけて呪詛を行使…。こうなれば最悪津軽の太鼓側を道連れにすることも可能です。

 という事で3位決定戦は両者の相打ちも考えられますが、3位を決めるという点で送り拍子木の辛勝に投票させていただきます。(いさらさん)

・灯野あやめが火種を持っていれば送り拍子木の勝ち。持っていなければマダムは勝つことは出来ないが、必ずしも津軽の太鼓の条件を踏むわけではないので送り拍子木の辛勝となるのではないかと思いました。(てらみやさん)

・作中ではどちらが勝つ未来もありうるという激戦を繰り広げた組み合わせ。しかし、そこで灯野あやめが言っていたように、送り拍子木側は相手が火器を持っているか確認などせずにとりあえず行使をしていれば即呪殺が可能であった。

 今大会の呪主は即行使の「覚悟」が可能なモブたちであると考えているので、津軽の太鼓側がライターを所持していればまず送り拍子木側が勝つ。津軽の太鼓側に対抗の手段はほぼ無い。津軽の太鼓側が火器を持っていない場合は「呪詛行使の条件は?」と問いかければ、ほぼ津軽の太鼓側の勝利になるだろう。

 黙秘すれば津軽の太鼓の呪詛行使で死亡だが、送り拍子木は条件を知られればほとんど無力になってしまうからだ。送り拍子木側には相手に火をつけるくらいしか逆転の勝ち筋が無い…が、あるにはあるぶんだけ火器を持っている場合の津軽の太鼓よりはマシかもしれない。この「マシ」の分だけ送り拍子木が有利であるとして、送り拍子木の辛勝という形で投票する。(半熟さん)

【“津軽の太鼓の圧勝”に投票した方のコメント】

・昭和のあの時期に今よりも喫煙率が高かったから送り拍子木も強そうだけど、津軽の太鼓はボッコボコ感が強くて「数より質」で勝てると思う。(たまなさん)

・相手がどの能力かわからない状態であれば能力を隠したがるだろうし、素直に条件を伝えた場合送り拍子木は条件を満たすことがほぼ不可能になる。なので太鼓の勝ち。(しろやかさん)

【“津軽の太鼓の辛勝”に投票した方のコメント】

・知らない人同士で隠し事してるかどうかわからないし、どこまで会話できるかもわからないけど、火をもっているかどうか聞く方が難しいし、電子タバコ時代の送り拍子木は難しそう。(ぴぴろろさん)

【決勝戦】足洗い屋敷(並垣祐太郎)VS送り提灯(蝶澤麻由)

【投票結果】
・足洗い屋敷の圧勝(18%)
・足洗い屋敷の勝利(14%)
・足洗い屋敷の辛勝(7%)
・送り提灯の圧勝(29%)
・送り提灯の勝利(15%)
・送り提灯の辛勝(7%)
・引き分け(時間切れ)(3%)
・相打ち(7%)
※一部数字を切り捨て、もしくは切り上げているため、足しても100%にならない場合があります

●42対58で送り提灯の辛勝!

 くっ。最強レベルの足洗い屋敷をもっても、やはり呪主キラーである送り提灯には勝てませんでした……。次回トーナメントを行う際は、送り提灯は特別枠扱いがよさそうですね。

 とはいえ、かなり善戦したのも事実。やはり“呪影の発する「足を洗え!」という声を聞いた者を踏みつぶし、圧死させる”という効果は強かった!

【“足洗い屋敷の圧勝”に投票した方のコメント】

・対一般人なら足洗い屋敷だけど、足洗い屋敷の呪いをきかせ終わる前それこそ会った瞬間に呪詛行使できるから。(ぴぴろろさん)

・最初から声を出し続けるという戦法で、どんな相手であり完封できる。(Prof.Alphaさん)

【“足洗い屋敷の勝利”に投票した方のコメント】

・送り提灯は呪主を視界内に入れさえすれば勝利できるものの、声の響くであろう深夜では足洗い屋敷のほうが有利だと感じた。音が呪殺条件なのが強い。相手が位置を探ろうと耳を澄ましたときに「足を洗え」という声が届けばその時点で勝ちが決まる。

 ただし、相手の発動条件が互いにわからないため、位置を悟られるのは危険だと足洗い屋敷側が過度に慎重になっていた場合は、まず先に呪いを発動できる送り提灯に分がある。視界に収めればいいのはやはり強い。それでも、大胆に動く度胸さえあればこの呪いで負けることはないと思う。並垣ぃ……。(ナツキさん)

・足洗い屋敷は放送室に駆け込むことでほぼ勝利できる。送り提灯側は相手と対する必要があり、まず相手を探す必要がある。足洗い屋敷が相手とわかっていれば場所を絞れると思われるが相手がどれかわかっていない状態でどこにいるかを的確に探すのは難しい。よって足洗い屋敷側が勝つ。広い街中で呪主だけを殺さなければならないなどの条件があればまた違ったかも…。(しろやかさん)

【“送り提灯の圧勝”に投票した方のコメント】

・やはり呪詛返しは最強なのでは。(なつみんさん)

【“送り提灯の勝利”に投票した方のコメント】

・並垣の足洗い屋敷は極端に強い能力だが、音を発生させれば呪主であることに気づかれるため、即座に送り提灯のカウンターを決められる。(わべさん)

・正直言ってどちらが勝ってもおかしくないと思います。あえて両者の違いを比べるなら、足洗い屋敷側が呪影の声を聞かせる点で若干呪詛の行使に時間がかかるくらいでしょうか?ただ、呪詛珠というものが生み出された背景も勝敗に影響すると考慮したとき、やはり「セイマンはアシノより上手だった」というのが最終的な勝敗にも関わるのではないかなと思います。(いさらさん)

【“送り提灯の辛勝”に投票した方のコメント】

・どちらも先制攻撃で決着が着くタイプの呪詛珠なので、先に相手を見つけた方が勝つと思いました。しかし、対面した状態から開始した場合、即効性のある送り提灯が勝つと思ったのでこの結果にしました。(てらみやさん)

・即死能力同士の対決。先に敵の呪詛の射程に入った方が死ぬことだろう。射程距離についてそれぞれ、足洗い屋敷は呪詛の声が聞こえる範囲・送り提灯は視界内であると想定して考える。

 開けた場所なら視界の方が射程は広いが、夜の学校ではどうか…明らかに強力な能力に油断してお互い堂々と動く場合には視界の射程が勝ると考え、送り提灯の辛勝に票を投じた。強力な能力同士であるが故、呪主の立ち回りが勝負を分ける。能力は強さよりも使い方、という異能力バトルの基本を改めて考えさせる良カードでした。(半熟さん)

第1回最強呪詛決定戦のルールについて

 下記、長くなりますがルール説明です。ぶっちゃけ、読者投票の数で勝敗を決めるというシンプルなものとなりますが、ある程度は前提条件を決めないと“最強”を考えにくい部分がありますので。

 あらためてですが、戦うのはゲーム中のキャラクターではなく、条件を公平にしたモブ同士となる点にご注意ください。ただ、ある程度直感で投票いただいても大丈夫ですので、気軽によろしくお願いします!

・バトルは1対1。原則的に相手を呪殺したほうの勝ち。
※対戦相手が呪詛珠を持っている敵だということは把握しているが、その能力はわからない。把握しているのは自分の能力のみ。
※対戦した記憶や外傷などは次の戦いではリセット。つまり、「1回戦で戦った相手が●●な能力を使ったから~」のような推測などは不可。
⇒要するに、我々プレイヤーは9つの呪詛珠の能力を知っているので2つの能力の強弱を比べて勝者を予想できますが、実際の戦いとしては自分の能力をもとにしながら「きっと相手も同じような能力を持ってるよね?」みたいな推測をすることになるので、けっこう慎重な戦いになることもありえると考えてください。

 と言いつつ、まあ、実際に投票する際はかなりシンプルに「こっちの呪詛珠が強い(確信)」という印象値で決めても問題ありません。

 ただ、ゲームを遊ぶと手軽で最強に思われる“置いてけ堀”とかは、実はこういう限定条件下(1対1で、相手が敵と確定)では意外と使いにくいということはシミュレーション内容に含んでみてもらえると助かります。

・呪詛珠の所持者は平凡で平均的な能力を持つモブキャラ同士。性別は不問で年齢は20歳前後。喫煙者かどうかは半々の確率。
※ゲーム中の所持者ではない点にご注意ください。
⇒要するに、「“足洗い屋敷”の能力を使うのは並垣祐太郎じゃないからな、覚悟しろよ」という電撃オンライン編集部の意思表明です。

 あとまあ、ゲーム中の登場人物同士が戦う設定にすると、人間関係も含めて勝敗判定が複雑になっちゃいますからね。あくまで平均的なモブキャラ同士が戦うことで、シンプルに呪詛珠の強さを考えていきたいという部分もあります。

 そういう意味では、“片葉の芦”は特殊で、今回のルールだとまず呪殺は不可能に近い(たまたま対戦相手が知り合いというリアルラックの高さでの勝利を予想してもいいですが、まあ、特殊条件かと)。となると、思考としては「自分の能力がカスだから、絶対に奇襲でなぐろう(物理攻撃)」と、呪殺以外での戦い方になる可能性が高いんじゃないかと。そうなると、実は条件発動に対話が必要な“落葉なき椎”とかには刺さる可能性がありますよね。

 逆に「自分の能力がカスだから、絶対に勝てない。電気を消した教室でロッカーの中にずっと隠れてよう。引き分け狙い一択や!」なんて行動をとった場合、“馬鹿囃子”や“消えずの行灯”のカモになるかもしれませんよね、という感じ。

 ちなみに呪殺条件があまりに特殊な“送り拍子木”は、ある程度確率論に頼りつつ、昭和という時代背景を含めて、半々くらいの確率で喫煙者=ライターかマッチを持っているという考え方でシミュレーションしてみていただければ。
(夜の学校ということで、ライターを見つけたらとりあえずポケットに入れる人も多そうですよね)

・戦いの舞台はゲーム内に登場する駒形高校(グラウンドなども含む)。いわゆる一般的な高校くらいの広さで、バトル開始と同時に対戦者2人がランダムの場所に出現するイメージ。
⇒すごくふわっとした設定ですが、あまり決め打っても想像を狭めるだけなので、基本的にはいきなり対面スタートはありませんよ(でも、確率がゼロじゃありませんよ)くらいの感覚で。

 体育館とかだと狭すぎるし、町内とかだと広すぎるし、適度に逃げられて、でも密室もある……とかで、なんとなく学校にしてみます。理科室とか放送室とか、妄想を膨らませやすい部分もありますしね。

・バトル開始の時間は23時。教室や廊下の電気は場所によって点いていたり、いなかったり。
⇒日中は呪いの力が弱まるということもありますが、“消えずの行灯”にも頑張ってほしいので。

 電気が点いていたり、いなかったりということで、うかつに電気のオンオフをすると相手に居場所を悟られやすいとか、意外と奇襲の成功率が低くなさそうとか、そういう部分にも想像を膨らませていただければ。

 最後になりますが、呪殺のものすごく厳密な発動条件はわからない部分もあるので、そのあたりはおおらかな気持ちでやりましょう。結果発表時に掲載する読者コメントの中にも解釈違いやトンデモ理論が混ざってしまうかもしれませんが、「だから無効」とするつもりはありません。


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