『脳を鍛える大人のNintendo Switchトレーニング』プレイレポ。新たな脳トレで脳年齢の若返りを目指す
- 文
- 信濃川あずき
- 公開日時
12月27日に任天堂から発売されるNintendo Switch用ソフト『東北大学加齢医学研究所 川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のNintendo Switchトレーニング』。本作をプレイした感想を、レポートしていきます。
『脳を鍛える大人のNintendo Switchトレーニング』は、かつて社会現象を巻き起こしたヒットタイトル『脳を鍛える大人のDSトレーニング』、通称『脳トレ』シリーズの最新作です。
Nintendo DSで2005年にリリースされて以降、シリーズタイトルとともに全世界で大ヒットを記録。タイトルの略語である“脳トレ”は2006年の流行語大賞にノミネートされたほど、普段ゲームをあまりしない層も巻き込んでの社会現象になりました。
満を持してSwitchでリリースされる最新作では、Switchが持つモーションIRカメラ機能を駆使した新しい脳トレを始め、飽きずに毎日脳を鍛えられるミニゲームが満載です。最近、検索で調べ物をしようとスマートフォンを手に取った瞬間、何を検索するのか忘れてしまうほど物忘れがひどい筆者にとって、救世主となるソフトかもしれません。
というところで、プレイした所感をお届けします!
日課にしたい毎日トレーニング
『脳を鍛える大人のNintendo Switchトレーニング』の遊び方は、大きくわけて2つ。ひとつは、気が付いた時にちょっと遊んだり、友だちと対戦できたりする“お手軽”。もうひとつは、脳の健康を維持するために毎日プレイしたい“毎日トレーニング”。まずは、毎日トレーニングからやっていきます!
プレイしたら即、脳が若返るわけではありません。毎日、ミニゲームで息抜きする感覚でコツコツ続けていきたいですね。
毎日トレーニングはその名の通り、毎日行うことが目標です。いくつかのトレーニングメニューがありますが、そのうち1つでもいいので毎日行うことが重要! それでは、一部のトレーニングを実際にプレイしてみます。
計算25
計算問題の答えをできるだけ速く書きます。解答はタッチペンで直接数字を書いていきます。何桁もあるような複雑な問題は出ませんので、身構えずにやっていきましょう。
数独
すべての空きマスを、1~9の数字で埋めるパズルです。数字を埋める際には、3つのルールを守る必要があります。
その1:縦の列の9マスに同じ数字が入らないようにする
その2:横の列の9マスにも同じ数字が入らないようにする。
その3:太線で区切られた3×3のマスも、同じ数字が入らないようにする。
これら3つの条件を満たして、すべてのマスを埋めることができればクリアです。
数独は、もともとファンの多いパズルゲーム。筆者も好きで、数独をずっと遊んでいられます。タッチペンで書き込むというアナログ感も、数独の楽しさを盛り上げるのに一役買っていると感じました。なお数独も、前頭前野の活性化が期待される、れっきとした脳トレです。
細菌撲滅
このミニゲームは脳トレではなく、脳のリラックスを目的としています。そのため、別の脳トレをどれかひとつでも行うことでプレイできるようになります。寝る前にもオススメとのこと。
画面内に赤、青、黄の細菌がいます。次々に投げ込まれるカプセルを、タッチペンで触れて操作。同じ色を縦または横に4つ並べると消えます。すべての細菌を消し去りましょう! カプセルがいちばん上まで積み上がるとゲームオーバーです。
よ~く聞くと、このミニゲーム中のBGMや、細菌が消える時の効果音に聞き覚えがあります。なんだか……ヒゲで白衣のドクターの姿が、頭にちらつきます。マンマミーア。
というわけで、このミニゲームのおもしろさはもはや説明不要かもしれません。毎日の脳トレをひとつでもこなすとプレイできるようになるので、ご褒美のようなものですね!
脳年齢チェック
ランダムに選ばれた3つのテストを行って、脳年齢を測定。今の自分の脳年齢はどれくらいなのか調べたり、しばらくトレーニングを積み重ねたけど変化はあるのか数字で実感したりするために、ときどきはやっておきたいですね。
川島教授もゲーム内で言っていますが、今がダメでも落ち込む必要はありません。それをよくしていくために、本作のトレーニングがあるんですから! そう、これからよくなればいいんです。
お手軽に遊ぶだけで脳が元気に!
続いては“お手軽”を遊んでみます。毎日トレーニングはSwitch本体を縦にしてプレイしましたが、お手軽プレイ時は本体を横向きに持ち直します。
お手軽脳年齢チェック
画面の指示にしたがって、できるだけ速くグーチョキパーのいずれかをモーションIRカメラにかざします。勝てる手だけではなく、負ける手を答える時もあるので設問をよく見てください。
指計算
計算問題に、タッチペンではなく自分の手によるハンドサインで解答していきます。出題も手のイラストで、指の数をカウントします。
実際に自分の手を使って行う脳トレは、鍛えられているという感覚が得られます。ひととおりプレイしたあと、頭に心地いい疲れを感じました。
野鳥数え
友だちや家族と一緒に遊ぶ脳トレです。Joy-Conを外して、お互いひとつずつ持ってプレイします。画面内に表示される鳥の数をカウントして、速く正確に答えたほうの勝ちです。
箱数え
こちらも友だちや家族と一緒に遊べます。画面に一瞬だけ箱が表示されるので、すばやく数をカウントします。箱が消えたら、記憶を頼りに箱の数を解答。速く正確に数えることができたほうの勝利です。
ひとつのトレーニングあたり数分でパッとできますし、いずれも脳トレ効果
が期待できるので、家族やカップルで日々ちょっとずつ楽しみながら脳を鍛えられます。パーティゲーム感覚で遊べますし、勝った負けたでギスギスすることもないと思います。
ひとり向けのメニューもすぐに終わるものから、数独などじっくり時間をかけて遊べるものまで、いろいろな場面でプレイできるものがそろっています。つまり、継続しやすいということですね。
川島教授も言っていますが、脳トレは続けることが重要。今すぐに脳が活性化されるものではありません。毎日コツコツと楽しみながら続けて、脳年齢の老化や機能低下を防ぐことを目指しましょう!
※本作を楽しむには、別売のNintendo Switch本体が必要です。
※Nintendo Switch Liteでは、Joy-Conの機能を使った“後出勝負テスト”、“指計算”、“指体操”、“野鳥数え”、“旗揚げ”、“箱数え”はプレイできません。
(C) 2019 Tohoku University / Nintendo
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『東北大学加齢医学研究所 川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のNintendo Switchトレーニング』公式サイトはこちら
東北大学加齢医学研究所 川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のNintendo Switchトレーニング
- メーカー: 任天堂
- 対応機種: Switch
- ジャンル: その他
- 発売日: 2019年12月27日
- 希望小売価格: 3,480円+税
東北大学加齢医学研究所 川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のNintendo Switchトレーニング(ダウンロード版)
- メーカー: 任天堂
- 対応機種: Switch
- ジャンル: その他
- 配信日: 2019年12月27日
- 価格: 2,680円+税