映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』完成会見イベントをレポート。保志総一朗や田中理恵らが今の心境を語り尽くす!

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 映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』公開直前・完成会見イベントが開催されました。

 保志総一朗さんや田中理恵さんなどのキャスト陣に加え、主題歌を務めた西川貴教さん、監督の福田己津央さんなどが登壇。さらには入場者プレゼントなどの最新情報も続々と解禁されました。

 華やかで大盛り上がりとなったこのイベントの公式レポートが到着しました。

 以下、リリース原文を掲載します。

遂に完成した本作をお祝い! 「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』 公開直前記念・完成会見イベント

 2002年10月より全50話で放送されたTVアニメ『機動戦士ガンダムSEED』。

 当時の若い世代に向けて制作され、21世紀最初のガンダムシリーズとして始まり、これまでのファン層に加え多くの女性層を獲得し最高視聴率8.0%を獲得、さらに小学生を中心に第二次ガンプラブームを巻き起こし、新世代のガンダムシリーズとして一世を風靡。

 その後2004年10月から続編となるTVアニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』が放送開始すると更なる話題性を獲得し、最高視聴率は前作の『SEED』を上回る8.2%を獲得。

 シリーズ累計のパッケージ販売数は驚異の400万本を超え、TVアニメシリーズの枠に留まらないそのムーブメントは、グッズ、音楽、イベント、実物大フリーダムガンダム立像(上海)など多岐にわたり世界中を席巻しました。

 本作の完成を記念して、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』公開直前記念・完成会見イベントを開催いたしました。

 イベントでは、保志総一朗(キラ・ヤマト役)、田中理恵(ラクス・クライン役)、鈴村健一(シン・アスカ役)、下野 紘(オルフェ・ラム・タオ役)、森崎ウィン(グリフィン・アルバレスト役)のキャスト陣の他、主題歌を担当する西川貴教、そして福田己津央監督、仲 寿和プロデューサーのスタッフ陣も登壇。

 TVシリーズを振り返り、遂に完成した『SEED FREEDOM』について今の心境を語っていただきました。

 さらには本作のエンディングテーマを務めるSee-Sawより本作の完成を祝う手紙が到着。

 さらには週替わり入場者プレゼントや公開記念舞台挨拶などの最新情報も続々と解禁され、華やかで大盛り上がりのイベントになりました。

『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』公開直前記念・完成会見イベント概要

【日時】1月10日(水)18:30~19:53
【会場】丸の内ピカデリー1(千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン9F)
【登壇者】保志総一郎(キラ・ヤマト役)/田中理恵(ラクス・クライン役)/鈴村健一(シン・アスカ役)/下野 紘(オルフェ・ラム・タオ役)/森崎ウィン(グリフィン・アルバレスト役)/西川貴教(主題歌アーティスト)/福田己津央監督/ 仲寿和プロデューサー ※敬称略

イベントレポート

 下野(オルフェ・ラム・タオ役):オルフェ・ラム・タオ役、下野紘です。皆さんお越しいただきありがとうございます。最後まで楽しんでいってください。

 森崎(グリフィン・アルバレスト役):グリフィン・アルバレスト役の森崎ウィンです。会場にお越しの皆さん、そして配信の皆さんも楽しんでいっていただければと思います。

 西川(主題歌):やっと皆さんに作品をお届けすることができ本当に嬉しく思っております、西川貴教です。この作品について、やるのか、やらないのか、やってないのか、忘れてしまったのか(笑)。言い続けて参りましたがこうやって皆様にご覧いただけるようになり感無量でございます。よろしくお願いいたします。

 仲(プロデューサー):自身も大学生の頃見ていた作品ですが、こうやって自分がこの場で「完成しました」とご報告させていただけるのが大変光栄です。よろしくお願いいたします。

 福田監督:皆さん、今日はネタバレしないですからね(笑)。20年越しの作品を作らせていただきました。その間に色々公私共にいろんなことがありました。僕としては2・3年くらいしか経ってないつもりで頑張って作りました。気持ちもだいぶ若くなりましたし、作品も若くなったら嬉しいと思っております。できるだけ多くの人に見ていただければと思います。僕も7、8回見ても十分楽しめましたので皆さんなら20回ほど楽しめると思います。ぜひよろしくお願いいたします。

 イベント冒頭では、会場内のモニターに本作を見る前のポイントとして『機動戦士ガンダムSEED』と『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のTVシリーズのダイジェスト映像が流れ、登場キャラクターの関係性や制作エピソードなどが語られた。

 そしてトークは劇場版パートへ。

 『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』が遂に公開間近となった今の心境をMCから問われると、福田監督は「20年ぶりですか。多くのスタッフの方が苦労してくださってようやく完成した作品なので、本来はおめでとうと言ってもらえるのは僕ではなく、映画にクレジットされてる全ての人だと思っております。変わってお礼を述べさせていただきます、本当に皆さんありがとうございます。」と代表して感謝の意を表した。

 ついに完成した本作について保志は「見ちゃいましたよ。アフレコの時は実際どうなるかまだまだわからない部分が多く、公開できるのかなという心配がありましたが、「完成してる!凄かった!」というのが今言える感想です」、田中は「涙腺崩壊しました。これからご覧になる方は最低3つポケットティッシュ持っていってください!」、鈴村は「改めてシリーズを見直した時に、あまりのドラマティックさに惹かれて、ファン目線として見入ってしまいました。『DESTINY』の時には自分が演じるので精一杯だったので冷静に見れなかったんですが、今回の『FREEDOM』を見た時に「あの時の“SEED ”だ」とめちゃくちゃ感じました。皆さん、ご安心ください、『SEED』『DESTINY』全部入ってます! 待ってたものがそこにあるなと期待していただければと思います!」と自信を滲ませたほか、下野は「収録時に見たのは、まだ色も入っていないシーンがほとんどだったので、ここがあそこに繋がるのか! というのがいっぱいありました。エンディングまで余すことなくドラマティックだなと思いました」、森崎は「劇場で見るべき作品です。アクションシーンなどの迫力がすごくて、クレジットに書いてあるスタッフの皆様の20年の賜物が集まっているんだなと、一視聴者としてすごく伝わってきました」、西川は「物語だけじゃなくて、キャストの皆さんの演技が瑞々しかったです。20年っていう時間ぎゅーっと縮まって、まるで続けて見たように感じられたのが僕にとって素晴らしい感動でした。たくさんの方に同じような経験をしていただければと思います」とそれぞれコメント。

 そして、歴代の「ガンダムSEEDシリーズ」の楽曲を担当してきた西川が本作で主題歌を担当。

 主題歌「FREEDOM」は、<西川貴教 with t.komuro>として小室哲哉との初のコラボレーション楽曲。

 この曲に込めた想いについて問われると、「主題歌を担当させていただいたことに感謝しつつ、色んな形のたくさんの皆さんの思いを楽曲を通じてお届けしたいなという気持ちと、お待たせしたファンの皆様やこの作品を通じて過去の作品を見返していただくでもいい、そんな出会いになっていただければと思います。今日取材いただいた方が、「当時小学3、4年生だった自分が今こうやって作品をPRする立場になっていて感動的です」という話をされていて、そんな時代を超越した作品をこの「FREEDOM」で届けられたらという思いで小室さんにお願いしました。もちろん過去の作品の繋がりもありますが、僕自身にとってT.M.Revolution、元を辿ればTM NETWORK、いみじくも歴史を繋ぎながら時代を越えた作品を届けていきたいという思いを込めています。たくさんの方に応援いただけると嬉しいです。」と西川は熱いメッセージを送った。

 今作から登場する新キャラクターを演じた下野・森崎は「たくさんの声優の憧れであった作品に20年の時を経て、参加することができ光栄だなと思うのと同時に緊張しました」(下野)、「自分は声優業界の者でもない中で、いきなりガンダムの現場に立たせてもらえるのは本当に光栄なことで、感謝しております。」(森崎)と本作に参加した喜びを語った。

 また、 2/9(金)からの4DX、MX4D、Dolby Cinema(ドルビーシネマ)のラージフォーマットでの上映決定も発表され、仲プロデューサーは「まずは普通の上映を見て、その後ラージフォーマットで見てぜひ何度も楽しんでいただければと思います。ラージフォーマットですごい楽しめる作品になっています。」と自信を滲ませた。

 さらに「漢字1文字で表すとしたら」というファンからの質問に監督は“SEED ”に因み「種」と答え、理由と問われると「長く植えていた種がついに花開いたっていうことですね」と仲プロデューサーがすかさずフォロー。

 終盤では、本作のエンディングテーマ「去り際のロマンティクス」を務めるSee-Sawより福田監督へ完成のお祝いの手紙が読まれる場面も。(以下、手紙内容)

石川智晶(See-Saw Vocal & Chorus)

 『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の劇場公開を前に、改めましてこの作品に関わらせて頂き本当にありがとうございます。

 「ガンダムSEED」と最初に出会ったのは約20年前。長い時間を経て再び自分の手の中に戻ってくるとは思っていませんでした。

 ただ、あの時から地続きのように何か終わってないようなざわざわした気持ちがあったのは確かです。

 楽曲の制作前に福田監督と雑談をさせて頂く機会がありましたが、具体的なオーダーをあえて控えて頂いたのか、「石川さんがこれまでの人生の中で感じてきたものを書いて頂ければいい」とおっしゃって頂きました。逆に最も大きな宿題をもらってしまった! と思いました。

 ただ不思議と気負いはなく、大事なのはシナリオをなぞるだけでは出てこない「生きた言葉」をどれだけ作詞に入れられるか、そして「SEED」らしさがあるか、それだけでした。

 監督はもうご存知ですが、私は今回、「SEED」のお仕事を最初に頂いた時には、全く遠い存在であった人物の目線で歌詞を書かせて頂いてます。

 立ち姿を思い浮かべ、その背中に広がる景色を想像し始めたら、自然と或るべき場所へ導いてくれました。

 エンディングテーマは作品の着地点であり、未来でもありますが、最もふさわしい人と共に歩めた気がします。

 『ガンダムSEED』は時代を越えても、ある種の色を持ち続けている作品だと思っています。今回の楽曲も今まで以上に驚くほど「SEED」らしさを感じるものになっています。

 同じだけ時間を積み重ねてきたお客様と、感謝と敬意を持って『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』を一緒に楽しみたいと思っております!

梶浦由記(See-Saw Keybords)

 『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』本編完成おめでとうございます!

 約20年という年月が過ぎていたことがまず驚きでしたし、そして制作発表を受けてのファンの皆様の反応の大きさに、年月を超えて強く支持されている作品なのだな、と改めて感じ入っておりました。

 そして新たに紡がれる物語の最後に、See-Sawの音楽が欲しい、と言っていただけたことが本当に光栄です。作品と、そしてファンの皆様の思いに答えられる音楽であることを祈っております。

 1ファンとして、私もこの作品を待ち焦がれておりました。完成した映像を拝見できる時が心より楽しみです。

  TVシリーズから本作で3度目のエンディングテーマ担当となるSee-Sawからのメッセージに、監督は「泣かせにきますよね、ありがとうございます。作業をしながらSee-Sawさんの曲を聞くと目に涙が溜まってきたりするので、ものすごく力を感じる音楽だと思います。」と喜びを語った。

 最後に代表して保志より挨拶。

 「20年近く待ち続けた作品が完成して、見てほしい! という気持ちは十分伝わったと思うので、僕も余計なことを言わないようにと意識していました。いろんなドラマが詰まってます。今までのキャラや新しいキャラも沢山いて、そのキャラクターのドラマも気になっていることと思います。ご覧になった後もこの後の“SEED ”の世界はどうなっているんだろうとか、色んな思いを馳せていただきたいと思います。ようやくできた喜びを1月26日以降みんなと共有したいと思いますので、楽しみにしていただければ嬉しいです」と、本作の公開を楽しみに待つファンへ向けメッセージが送られた。

 その後、週替わり入場者プレゼント、劇場先行販売のガンプラやパンフレットなどの商品に加え、公開記念舞台挨拶の実施決定などなど本作の新情報が続々と解禁された。

 さらにはエンディングテーマ、See-Saw 「去り際のロマンティクス」MV(Short Ver.)がサプライズ公開された。MVが流れると会場は万雷の拍手に包まれ、イベントは大盛り上がりの中、幕を閉じた。

 約20年の年月を経て、遂に「ガンダムSEEDシリーズ」の完全新作となる『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』が2024年1月26日(金)より全国ロードショーとなります!

 ぜひご期待ください。

エンディングテーマ See-Saw「去り際のロマンティクス」MV(Short Ver.)公開!

 この度、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』のエンディングテーマ、See-Saw「去り際のロマンティクス」のMV(Short Ver.)が解禁。

 今回解禁された映像では、See-Saw「去り際のロマンティクス」に合わせて、『機動戦士ガンダムSEED』や『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のアニメ映像がふんだんに盛り込まれ、これまで『機動戦士ガンダムSEED』のエンディングテーマ「あんなに一緒だったのに」、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のエンディングテーマ「君は僕に似ている」など数々の「SEEDシリーズ」のテーマ曲を担当してきたSee-Sawの楽曲の世界観とマッチしたMVに仕上がっています。

 そして映像の最後では、TVシリーズの仲良く抱きしめ合うキラとラクスのシーンから、見つめ合う二人の最新作のシーンへと繋がります。果たしてこの二人に待ち受ける未来とはー。

 約20年の時を経て公開される壮大な物語のラストを彩るエンディングテーマとともに、完全新作の本編に期待が高まります。

「去り際のロマンティクス」MV:


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