感想:『スナックバス江』アニメ2話。小雨ちゃん初登場ながら強盗とバス江のお尻のほうが印象に残る。エンディングはタツ兄のカラオケ!【ネタバレあり】

カワチ
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 TVアニメ『スナックバス江』の第2話“Come Rain or Come Shine(小雨ちゃんはいります)/Sweet Baby(甘い愛なら…)/Still Waiting(あなたを夢見てる”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『スナックバス江』第2話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことをオススメします。

癒やし役(?)の小雨ちゃんが初登場!

 週刊ヤングジャンプ連載中の『スナックバス江』をアニメ化した本作。原作はカオスな雰囲気ですが、アニメ版はスナックのリアルな空気感を大事にしていることが伝わってきて、「スナックに行ってみようかな」と思わせてくれる作りになっています。

……というのが第1話で、第2話はいきなり強盗に襲われている展開からはじまります。

 アニメ版は原作通りの順番ではなく、印象的なエピソードをピックアップしていく形のようなので、どの話が選ばれるのかワクワクしながら観ることができますね。

 『スナックバス江』には危険なパロディネタも多いですが、第2話では『ジョジョの奇妙な冒険』や『ドラゴンボール』、『天空の城ラピュタ』のネタが盛り込まれていたので、今後もパロディネタは拾われていきそうね。オープニングに登場している“TEENAGE MUTANT NEKO TEAM”のトミノ、ハヤオ、アンノ、シンカイにはぜひ本編にも出て欲しい……!

 明美役の高橋李依さんが「53万です」とフリーザのセリフをパロディするのもおもしろかったですし、声の演出が付いたアニメならではのインパクトもありますね。また、今回は『異世界かるてっと』のキャラクターたちがテレビモニターに映るシーンもあり、アニメだけのサプライズもありそうです。

 第2話の前半は原作では第5話から登場した天野小雨ちゃんがお店にアルバイトの面接にやってくるストーリー。小雨ちゃんの面接中に強盗犯もやってきて一緒に会話をするというお笑いコントのシチュエーションを彷彿とさせる展開になっています。

 強盗役は白石稔さん。ギャグアニメなどにも多数出演している白石さんのキレのいい芝居がめちゃくちゃ楽しかったです。1話だけのゲストがもったいない!

 小雨ちゃんを演じるのは宮本侑芽さん。『SSSS.GRIDMAN』の宝多六花役などで知られる方で、かわいらしい小雨ちゃんによく合う声質です。

 第2話は小雨ちゃんよりも強盗のほうが目立ってしまっていて、そこも小雨ちゃんらしいといえば小雨ちゃんらしいのですが、ちょっと変なところもある彼女を宮本さんがどう演じてくれるのか今後が楽しみです。

 また、バス江が強盗にお尻を向けて「天井のシミを数え終わるまでに済ませな」と誘うシーンはアニメでも描かれることに。原作でもおもしろかったところですが、アニメは動きもセクシーで笑ってしまいました。

 後半のパートは森田が童貞丸出しのエピソードを語る回と、タツ兄の乙女心(?)が描かれる回。森田との会話は「お酒に逃げるのはよくない」と言っていた明美が、彼の悩みがモテないことだと分かると濃いめのお酒を出すくだりがテンポがよくて最高でしたね。

 やはり『スナックバス江』は森田が登場すると安心できますね。ただ、学校がテロリストに占拠されたあと、自分が本当の実力を発揮して活躍するストーリーは筆者もよく妄想していたので明美の「あなたってどれだけ童貞なの」というツッコミは自分にも効きました……。

 後半のタツ兄が白馬の王子様を待つという展開は森田も会話に混ざってきてかなりカオスな内容に。ぜひアニメでチェックして見て欲しいです。

 終盤に明美が「歌でも歌って仕切り直しましょう」とタツ兄にカラオケを勧める展開で、まさかと思いましたが、第2話のエンディングはタツ兄のカラオケ! てっきり明美ちゃんのカラオケがエンディングかと思っていましたが、毎回歌うキャラクターが変わるのでしょうか? これは楽しみが増えましたね!

 第3話は原作のどのエピソードが描かれるのか今から楽しみ。公式サイトで発表されているキャラクターのなかにはまだアニメに登場していない人物もたくさんいるので誰が出るのかワクワクです!

カワチ:RPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。

© フォビドゥン澁川/集英社・「スナックバス江」常連一同

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