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【軌跡シリーズ名言集:クロウ】誰にも邪魔はさせねえ! 俺とお前の最期の勝負を!(ネタバレあり)

Zenon
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 日本ファルコムの名作ストーリーRPG『軌跡』シリーズの名言集をお届けします。

 本記事で紹介するのは、『閃の軌跡』シリーズに登場するメインキャラクターの1人、クロウのセリフ。今回は主人公リィンの先輩であり、悪友であり、ライバルでもある、彼の名言を紹介していきましょう。

※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。

誰にも邪魔はさせねえ!俺とお前の最期の勝負を!(クロウ)

●終章 ただひたすらに、前へ(英雄伝説 閃の軌跡II:改 -The Erebonian Civil War-)

 クロウ・アームブラスト(以下、クロウ)は、『閃の軌跡I』でトールズ士官学院に入学したリィンにとって1学年上の先輩です。出会い頭に50ミラを借りパクするといった出来事もありましたが、お調子者な性格でどこか憎めない、非常に印象的なキャラクターでした。


  • ▲上に弾いて落下してきたコインを目にも止まらぬ動きでさばき、左右どちらの手にあるかを当てる余興『英雄伝説 閃の軌跡I:改 -Thors Military Academy 1204-』より。

 しかしその正体はテロリスト《帝国解放戦線》のリーダー《C》その人で、目的は育ての親を間接的に殺した《鉄血宰相》ギリアス・オズボーンへの復讐。超長距離狙撃で演説中の宰相の心臓を撃ち抜き、悲願を果たしました。


  • ▲万全の警護をすり抜けて届かせた執念の一撃。撃たれたオズボーンも、クロウのことを称賛しつつ倒れます。

 この1発の銃弾が引き金となり、帝国における《貴族連合》の内戦が勃発。クロウは《裏》の戦力として貴族連合側につき、たびたびリィンの前に姿を現します。

 学院を襲撃し、自分は“敵”なのだと宣言するクロウ。一瞬楽しかった学院生活が頭をよぎりますが、それすらも“フェイク”だと言い切ってリィンたちの前に立ちはだかります。


 《蒼の騎神》を自在に駆るクロウは今の時点で勝てる相手ではなく、《VII組》の仲間たちがクロウを足止めしている間に《灰の騎神》に乗ったリィンはなかば無理やり撤退させられました。


 リィンとクロウ2回目の騎神戦。現時点での明確な“力の差”を示されてしまいました。ここのセリフもシビれますよね。調子に乗った弟分に現実を見せ、さらなる成長を促す兄貴分、みたいな感じで。


 3度目の対峙は騎神ではなく生身での戦いとなりました。“覚醒”したリィンはクロウとの戦いで初勝利を収めます。

 そこから時は流れ、4度目の対峙は物語の最終盤。内戦を通じて成長したリィンは、魔女によって整えられた決戦の地で再びクロウと対峙します。

 これが最後だと思うと、何かが変わってしまいそうで怖いと話すリィン。それに「甘ったれんな!」と叱咤するクロウは本当にいい兄貴分です。

 「“今”を踏ん張ってこその“未来”だろうが!」いやぁ、これも名言ですよね。『閃の軌跡II』は心に残る名言が多くて困ります。

 「想いは動きを鈍らせる。皆の想いは戦いの前に自分の血肉にしておけばいい」とはクロウの言葉。仲間を作りつつも、最後には1人で行動し戦ってきた彼らしい信条です。

 そして2人の戦いにおける想いが最高潮に高まり、口をついて出たのが今回の名言となります。




「誰にも邪魔はさせねえ!俺とお前の最期の勝負を!」

「真っ白になるまで……互いの魂が燃え尽きるまで!」

 この内戦を通じ、4度目となるリィンとクロウの決戦の時。完全に2人の世界に入っており、密度の濃い決闘が行われました。

 騎神の力を通常時より引き出し本気モードになったクロウに対し、リィンもまた太刀に光をまとわせて対抗。かつて敗北を喫したライバルに、リィンの力が完全に追いついた瞬間です。

 決着の末、サラがリィンの勝利を宣言。2人の共通の教官でもあるサラの言葉で、2人の戦いは幕引きとなりました。


 仲間からも冷やかされるほど“2人の世界”に没入していた様子。こうしたやり取りもまた《VII組》らしいですね。




 皆の想いを自らの一部にして戦ったというリィン。サラからも“剣の至境”の一端を垣間見たと言われますが、それを己の物として振るえるようになるのは、まだ先の話です。

 はい、というわけでクロウの名言「誰にも邪魔はさせねえ!俺とお前の最期の勝負を!」をお届けしました。リィンの「真っ白になるまで……互いの魂が燃え尽きるまで!」もセットの名言ですね。

 《騎神》同士の最終決戦という《獅子戦役》の再現――ひいては疑似的な“相克”を起こすことで、帝国の呪いをどうにかする、というクロチルダの計画はのちの作品で語られるものの、やはりクロウ自身にとってもリィンとの戦いは特別なものだったのだと思います。

 決して憎しみをぶつけ合う相手ではなく、互いの尊厳を認めつつ理想の実現を競うライバルとして。

 かつて行なわれた軌跡シリーズキャラ人気投票では1・2位を獲得したこともあるリィンとクロウ。その人気の源泉は、そうした熱い魂の絆のような面が大きいのかもしれません。

  • ▲最後に潔く負けを認めるクロウ。このあとさらに胸アツ展開が続くのですが、それはまたの機会に。

 シリアスなものからコメディ的なものまで、軌跡シリーズにはほかにも数々の名言が存在します。今後もそれらを不定期にピックアップしてお届けしていく予定なので、お楽しみに!

※画面はPS4『英雄伝説 閃の軌跡 I:改 -Thors Military Academy 1204-』『英雄伝説 閃の軌跡 Ⅱ:改 -The Erebonian Civil War-』のものです。

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