『Enshrouded～霧の王国～』レビュー：自由度が高いクラフトと硬派な難易度の死にゲー【Steamキーが当たるXキャンペーン実施】

　『ポータルナイツ』を手掛けたKeen Gamesによる新作PC（Steam）用サバイバルアクションRPG『Enshrouded～霧の王国～』が、1月24日よりSteamで早期アクセスが開始されます。本記事では、そのレビューをお届けします。

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　なお、本記事では『Enshrouded～霧の王国～』Steam早期アクセスキーが当たる、Xでのプレゼントキャンペーンも実施中です。ぜひご参加ください。

探検・クラフト要素が凝縮された大作サバイバルアクションRPG【Enshrouded：レビュー】

　『Enshrouded～霧の王国～』は、最大16人でのオンライン協力プレイができるサバイバル要素満載のアクションRPG。魔法の力に目がくらんだ先人たちによって伝染病に侵された世界が舞台になります。

　“シュラウド”と呼ばれる謎の霧に覆われて崩壊した失われた王国“エンバーベール”を舞台に、長き眠りから目覚めたプレイヤーがこの荒廃した世界を救うべく、冒険の旅へと赴きます。

　ゲーム開始をする前に、操作するキャラクターを生成。プリセットを選択後、髪型、髪色、肌の色、ヒゲ、ヒゲの色、ボイス、名称を選択します。

　キャラクター生成後、プレイ項目を選択します。自分でワールドを生成してソロorマルチプレイを行うか、ほかのプレイヤーがホストとして生成した世界に参加し、マルチプレイを楽しむことができます。
　

　本作の流れとしては、オープンワールドのフィールドを自由に探索し、素材を集めて武器やアイテムをクラフト。料理といったサバイバル要素もあり、準備を整えて汚染された危険なフィールドなどに挑みます。

　アクションRPGではお馴染みの、クエストも用意されています。最初はこちらを進行しながらさまざまな要素を開放していく流れです。

　ゲーム開始後、フィールドを探索していくと、“焔の祭壇”を手動クラフトできるようになります。“焔の祭壇”は、自身が倒されたときにリスポーン地点としての役割を果たすほか、拠点としての機能を発揮します。

　そして、この場所に作業台を生成して新たな素材を作成可能。その素材を使って、焔の祭壇を中心とした範囲内に建築を行えるようになります。

　サバイバル要素としては、木材や石を拾って武器やアイテムをクラフトする自給自足のシステム。“伐採斧”や“つるはし”といった素材回収に特化した道具をクラフトし、素材をどんどん回収していくというのは、この手のゲームをプレイしたことがある方なら馴染み深いかと思われます。

　そんな探索のなかでも凄まじいと思ったのが、見えるものは大体壊せるという自由度。建築物をはじめ、洞窟の壁に貼り付いた木材の壁や、小物も破壊して素材の回収ができます。

　さらに、石を敷き詰めた硬い道や大きな岩などは、つるはしでぶっ壊すことが可能。本作の主人公は、地形すら変えてしまうほどのパワーを秘めています。

　もう1つピックアップしたい要素としては、“グライダー”や“引っ掛けフック”といった、移動に使える道具のクラフトです。

　本作のフィールドは広大かつ高低差がある場所が多いので、高速で滑空できるグライダーは便利かつめちゃめちゃ気持ちがいい！　グライダーで、ぜひ美しいフィールドを飛び回ってほしい！

　移動に関しては、ファストトラベルも実装されています。マップを開けば、焔の祭壇を設置した場所に瞬時に移動できるので便利。高所に焔の祭壇を設置して、グライダーで周囲を探索するのもよさそうですね。

死にゲーのような緊張感のある戦闘＆プレイスタイルの拡張性を感じるスキルツリー【Enshrouded：レビュー】

　本作の戦闘は、オーソドックスな剣と盾を持った戦い方もあれば、弓や魔法による遠距離攻撃も用意されており、自分の好みに合わせた戦闘スタイルを探求できます。

　実際のプレイでは、近接戦闘だと倒せなさそうと思った相手でも、魔法で引き撃ちしながら安全に倒すとこともできました。

　これらの戦闘スタイルは“スキルツリー”でカスタマイズ可能。クエストクリアやキャラクターのレベルアップ時に得られる“クラスポイント”を消費することで、戦闘を優位に進められるスキルを覚えられます。

　なお、戦闘に役立つスキル以外に、マルチプレイで役立つ味方の回復や蘇生効果を高めるスキルや、採取や採掘の効率を上げるスキルも存在します。自分や周囲のプレイスタイルに合わせたスキル習得は、本作の醍醐味のひとつとして楽しめそうです。

　戦闘時の操作は非常にシンプル。キーボード＆マウスのデフォルト設定の場合は左クリックで攻撃、右クリックで防御、CTRLキーで回避を行います。もちろん操作キーを変更できるほか、ゲームパッドの操作にも対応しています。

　ちなみに本作のバトルの難易度は高め。序盤でもただ攻撃をするだけでは簡単にやられてしまいます。敵の攻撃を回避や防御で対応し、無防備になったタイミングを見極めて反撃するのが基本です。

　ただし、防御や回避はスタミナを消費。スタミナがなくなると各種行動ができなくなります。そのため、スタミナを回復してから反撃するといった、様子を見ながら行動するのも大事になってきます。

　また、敵の攻撃に合わせて防御をするとパリィが発動。敵が一時的にスタンするので、攻撃チャンスが生まれます。全体的に“死にゲー”と呼ばれる作品をプレイしているような感覚を覚えました。

わかりやすく自由度の高いクラフト要素【Enshrouded：レビュー】

　焔の祭壇を中心とした範囲内で“コンストラクション・ハンマー”を使用すると、クラフトモードが発動。所持している素材を消費し、壁や天井などの設計図を組み合わせることで、自分だけの拠点を建設できます。

　木材や石などを作業台でブロックに変換し、これを消費することで設計図のオブジェクトを生成可能。スナッピング機能を入れれば、壁や天井を連続で置きたいときに、建設位置を自動で調整してくれます。クラフト系のゲームを経験済みの方であれば、すぐに使いこなせるでしょう。

　クラフト機能を上手く使えば、建物だけでなく地下室も作ることができます。自分だけの空間を作れてしまう自由度は、非常に高いものだと実感しました。

　建物や小物をクラフトして設置すれば、バフを得られる休息が行えます。また、建築物にNPCが逃げ込んでくれば、進化した作業場や、高いレベルの武器や防具をクラフトできる能力が入手可能になるようです。

　クエストを進行していくと、“フレイムボーン”と呼ばれる魂が回収可能。拠点に召喚することでプレイヤーに手を貸してくれるようになります。

　最初に出会う“鍛冶屋オズワルド・アンダース”は、新たな武器や道具の生成が可能になります。拠点作りにおいては、これらのフレイムボーンも率先して見つけて配置したいところです。

“地形整形ツール”と“取り除き機能”は整地好きにはたまらない【Enshrouded：レビュー】

　さて、ここまでは硬派なサバイバルアクションRPGといったイメージを持っていた自分なのですが、ここで本作の印象を一気に変えた機能と出会います。

　それが、クラフトモードのなかにある地形生成ツール。こちらを使うことで、土を盛ったり、岩石を作ったりすることができます。

　これだけならよくある地形生成要素かと思われるかもしれませんが、注目したいのが右クリックで行う“取り除き”。こちらの機能は、設計図で作成したオブジェクトを取り除き、素材を回収するといったものです。

　ここで、設計図のなかから2メートル四方の岩を選択します。それを地面や壁に埋めるように目標を定め、ここで右クリックをします。

　すると……。　下の画像のように、指定した範囲の土や岩を一瞬で取り除いてしまいます。照準を下に向けて右クリックを連打することで、ガンガン穴を掘ることが可能。このとき、土や石も同時に入手できるので、素材収集としても役立ちます。

　どんなにデコボコで急斜面な地形でも、地形生成とクラフトで平地を簡単に作ることが可能に。これは整地好きの人にとってはたまらない機能！

　嬉しい機能としてもう1つ、焔の祭壇の範囲内にあるオブジェクトは、Eキー長押しで簡単に分解することができます。つるはしや伐採斧を使い、時間をかけて取り除く必要がなくなるので、プレイ時はぜひ活用してください。

　焔の祭壇のクラフトができる範囲に制限はありますが、この祭壇を複数使うことで、高所へアクセスできる階段を生成したり、穴を掘ってトンネルを作ったりすることもできます。こういったリアル調のタイトルで、地形に対して干渉できるのは斬新で面白い要素です。

　今回はソロプレイで遊ばせていただきましたが、戦闘自体は歯ごたえのある難易度で、クラフト要素は自由度が非常に高い印象。アクションRPGのなかでもやりこみ要素は抜群なので、ソロだけでなく友人とマルチプレイも遊んでみたいですね。

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『Enshrouded～霧の王国～』Steam早期アクセスキーをプレゼント

『Enshrouded～霧の王国～』レビュー：自由度が高いクラフトと硬派な難易度の死にゲー【Steamキーが当たるXキャンペーン実施】

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　2024年2月4日（日）23:59までに、電撃オンラインの公式Xアカウント（@dengekionline）をフォローしたうえで、キャンペーン対象となる本記事をリポストしてくれた方の中から、抽選で3名様に『Enshrouded～霧の王国～』Steam早期アクセスキーをプレゼントいたします！

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【プレゼントキャンペーン注意事項】

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・当選通知日から1週間DMでの返信がなかった場合は当選無効となります。
・キャンペーンは、株式会社KADOKAWA Game Linkage（以下、弊社と言います）が主催しています。XおよびX社とは関係ありません。
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