ゲームは新時代へ~遊ぶことが価値となり、トークンとして還元される仕組みとメリットを解説
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NFTゲームに特化したロイヤリティプラットフォームを運営する“Sakaba上田のNFT通信”。
第5回目は、ゲームプレイの価値化とトークンの還元についてになります。
プレイヤーのゲームプレイがトークンとして“価値化”される【NFT解説コラム】
NFTを含むブロックチェーン技術がゲーム業界へ新たな価値をもたらす一つの特徴として、本日紹介するのはプレイヤー主導のトークン経済です。
いわゆるゲームプレイがトークンとして“価値”へと表現がされるようになります。この新しいトークンシステムでは、プレイヤーはゲームプレイによってトークンを獲得し、それが直接ゲーム運営側からの還元につながる仕組みとなっています。
本日のコラムでは、このトークン経済の具体的なメカニズムと、それがみなさん、ゲームプレイヤーにとってはどのようなメリットをもたらすのかを紹介していきたいと思います!
トークン獲得:プレイヤーのゲームに対しての貢献を具体的に評価
NFTゲームにおけるトークン獲得の最大の特徴は、プレイヤーのゲーム内での活動や貢献いわゆるゲームプレイを通じて得た成績が直接トークンとして評価される点にあります。
例えば、ゲーム内にある特定のクエストの達成やゲーム内での対戦での勝利、または各々のゲームに存在するコミュニティ内での貢献など、プレイヤーの様々な活動がトークンという形で報酬化されていきます。
もちろん獲得したトークンは、ゲーム内アイテムの購入、特別イベントへの参加、またはゲーム外でのトークン交換など、様々な形で利用することも可能です。
特筆すべき点は、ゲーム運営側がプレイヤーの活動をトークンという形で直接報酬として渡すことにより、プレイヤーは自分のゲームプレイがゲームの成長に直接寄与しているという実感を得られることです。
そして従来のモバイルゲームであった課金という行為に対して運営側からプレイヤー側に対して還元をしていることにもなります。
もう少し具体的に言うと、従来のゲームでは課金をし、ゲームプレイを優位に進めることはあれど、金銭的な還元含めてゲームプレイヤー側への還元はそこまで多くなかったかと思います。
しかし、トークン還元を通してゲームプレイヤーがよりゲームに対しての貢献度合いにより、金銭的メリットも含めメリットを享受できる機会が多くなったのです。
また、運営側がトークンを発行する際にはブロックチェーン上で発行されているものでもあるので、以前のコラムでも紹介したゲーマーとしての履歴書としても起因してくる要素になります。
このトークンという形でゲームプレイの価値化がされることでゲームプレイヤーはただゲームを楽しむだけでなく、そのゲームプレイ自体が具体的な価値を持つことを実感できるようになるのです。
このトークンシステムは、プレイヤーのゲーム内活動を「履歴書」として記録します。トークンの獲得量や使用履歴は、プレイヤーの貢献度や活動履歴を具体的に示すものとなり、他のプレイヤーやゲームコミュニティ内での評価の基準にもなるのです。
NFTゲームにおけるトークン経済は、ゲームプレイを単なる娯楽から、ゲームプレイヤーの努力と貢献が具体的に評価される活動へと変貌させることができるシステムなのです。
このシステムにより、ゲームは単にプレイするだけのものから、ゲームプレイヤーが主体的にゲーム参加し、運営側と二人三脚で成長させる”コミュニティ”へと進化しています。
これは、既存のゲーム業界にとって重要な転換点になることであり、今後のゲームデザインとゲームプレイヤー体験の発展に大きな影響を与えていき、新しいゲーム体験とコミュニティの形成が重要な要素になっていくのではないかと考えています。
NFTゲーム向けのロイヤリティプラットフォーム“Sakaba”について
SakabaはNFTゲームに特化したロイヤリティプラットフォームです。既存のゲームプラットフォームに例えるとSteamのアチーブメント機能をブロックチェーンからの情報からも取得することが可能になっています。
プレイヤーが“ゲーム内のアクティビティ”と“ブロックチェーンでのアクティビティ”の両方の点からゲームに対してどれほど貢献したかを可視化できるプラットフォームです。
ゲーム側が設定しているアチーブメントを達成するとSteamにもあるようなバッチの獲得とポイントを取得することができ、このポイントが既存のプラットフォームであるポイ活サイトに少し似ています。
そのポイント自体がゲームのアイテムと交換もできるようになっています。
(この機能を実装をしている段階です)
Sakaba自体は現在はβ版としてリリースしており来年には本リリースを控えていますが、既にSteamやEpic Game Store、Twitchなども連携をしており、ウォレットの作成やトークンの購入などの障壁を一旦考えない前提とした時には、より既存のゲームを遊んでいたプレイヤーもNFTゲームを始められるような設計をしています。
現在は国内外問わずのNFTゲーム約120程に活用をしてもらっております。
上田剛大:NFTゲーム向けのロイヤリティプラットフォーム“Sakaba”共同代表。国内外問わず140程のゲームタイトルを支援。NFTゲーム向けに対してSakabaを活用したマーケティング戦略立案や実行、BPO支援など主にビジネス領域全般を対応。
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