アニメ『葬送のフリーレン』ヴィアベルへの好感度が急上昇した20話感想。こういうキャラ、とにかく刺さる！（ネタバレあり）

文: 電撃オンライン

公開日時: 2024年01月29日(月) 17:45

　アニメ『葬送のフリーレン』20話“必要な殺し”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは『葬送のフリーレン』20話“必要な殺し”の物語に関する記述が多々あります。

サブタイトルが不穏すぎて不安だったけど⁉

　ユーベルvsヴィアベルは、ユーベルの優勢かと思いきやヴィアベルの魔法が炸裂し、ユーベルが捕らえられてしまう、という結果に。ヴィアベルは魔王軍の残党と戦ってきた北部魔法隊長だそうで、時に人を殺すことも厭わないとのことだったので、捕まった瞬間「ユーベル、やばいのでは……？」と緊張してしまいました……が、じつは優しい人でしたね！　こういうキャラ、素直にずるい（褒め言葉）と思います。刺さる。

　このシーンで心に残ったのが「その人が得意とする魔法は人生や人間性に大きく関わっている」というもの。魔法からそれぞれの性格などを考察するのも面白そうですよね。ユーベルは切り裂く魔法なので、自分をそうやって守らなくてはいけない環境にいたのかな。カンネとラヴィーネの魔法はお互いへのリスペクトが感じられます。フリーレンとフェルンは……そういえば、2人が得意な魔法って知らないかも。2人ともたくさんの魔法を使用しますよね。基礎魔法はよく見ますが、本当に得意な魔法ってどれなんでしょう？

　拘束する魔法（しかも痛くなさそう）を使用するヴィアベルは、本当は殺しなんてしたくはないのかな……？　と感じてしまいました。なんにせよ、やられてしまった仲間を運んであげたりと、今回の話でヴィアベルへの好感度が爆上がり。また目が離せないキャラが増えました。

　29年前の話をしていたので、このビジュアルで30歳を超えているというのにグッときちゃったの私だけですか？　シュティレを捕まえた時の「どした？」がイケボすぎて20回は聞いてしまいました。今後の活躍に期待したいですね！

『葬送のフリーレン』
第20話「必要な殺し」
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　そして、謎だったフェルンたちがシュティレをどうやって捕まえたのかもわかりましたね。なんとフリーレンから鳥と捕まえる魔法を教わっていたからとのこと。どこかの民間魔法だったのでしょうか。これまでの冒険の経験が活きてますよね！

　フェルンは魔法学校を主席で卒業したというエーレと戦闘していましたが、真っ向から戦って勝利していましたよね。やはり、魔族やドラゴンと戦ってきたフェルンはかなりの実力者なようです。

　ラントの魔法も明らかになりましたが、びっくりした～！　まさか、試験開始時から本体は隠れていたなんて。相当な頭脳派というか「他人を信用しない」の考えにぴったりな魔法ですよね。フェルンやユーベルも幻影だったことに、気が付いていないはず。

　でも、幻影を出しながら隠れてフェルンやユーベルについて行ってるのかと思うと、なんだか可愛いかも（笑）。

『葬送のフリーレン』
第20話「必要な殺し」
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フェルンvsエーレ。

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フリーレンとデンケンのバトルがすごそう

　フリーレンたちはシュティレを横取りされてしまいましたし、試験終了時間も迫っているのでデンケンたちとの戦闘結果が今から気になります。私のイメージでは、デンケンはかなり冷徹な人柄なのかと思っていましたが、リヒターを止めていたのでそんなことはなさそう。これまで十分な実力を持ちながらも受験していなかった試験を受ける理由も気になりますね。

　この2人は試験参加者の中でも間違いなくトップクラスの実力を持っているので、激しい戦闘になりそうな予感がします。個人的にはフリーレンよりも、リヒターと対峙するカンネとラヴィ―ネが心配ですね……。でも、2人が協力してリヒターを倒しているところが見たいのですごく楽しみでもあります。　　

　全知全能の女神ゼーリエと聞いて、女神さまと呼ばれている存在はやはりエルフの魔法使いだったのかな～と考えてしまいました。実際、イラストでは耳がエルフのようでしたしね！

　女神様の魔法がまだ続いていて、その結果僧侶の素質を持つ人間が生まれるとか……。もしくはどこかで女神様が生きている可能性もあるんじゃないかな⁉　女神様はエルフで受け継がれているとか、色々考えてしまいます。こうやって考察できるのも本作の魅力ですね。

TVアニメ『葬送のフリーレン』
ご視聴ありがとうございました✨

第20話「必要な殺し」
濱田邦彦さんによる作画監督修正のご紹介🪄
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ハチ：原作を読んでいないため、毎回ドキドキしながら鑑賞中！　フリーレンにどんどん人間味が出てきて、なんだか子供の成長を見守る親のような気持ちになっている今日この頃。得意な魔法は“よく足をつる”と“ファンデが浮く”。

【STAFF】
原作：山田鐘人・アベツカサ「葬送のフリーレン」（小学館「週刊少年サンデー」連載中）
監督：斎藤圭一郎
シリーズ構成：鈴木智尋
キャラクターデザイン・総作画監督：長澤礼子
音楽：Evan Call
コンセプトアート：吉岡誠子
魔物デザイン：原科大樹
アクションディレクター：岩澤亨
デザインワークス：簑島綾香、山﨑絵美、とだま。、長坂慶太、亀澤蘭、松村佳子、高瀬丸
美術監督：高木佐和子
美術設定：杉山晋史
色彩設計：大野春恵
3DCGディレクター：廣住茂徳
撮影監督：伏原あかね
編集：木村佳史子
音響監督：はたしょう二
アニメーション制作：マッドハウス