大河ドラマ『光る君へ』4話感想。とうとう三郎の正体に気づいてしまったまひろ…2人の関係の行方はどうなる!?(ネタバレあり)

びえ
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 毎週日曜20時からNHKで放送の大河ドラマ『光る君へ』。第4回“五節の舞姫”のレビューをお届けします。

身分に振り回され、縛られる2人が切ない

 前回の終わりで、三郎と再会したまひろ。さらに、三郎が投獄される原因となった男についても、運良く見つけることができました。まひろはさっそく男に詰め寄りますが、反省する様子もありません。

 正体もよく分からないまま、煙に巻かれてしまいました。謎は深まるばかりですね……! いったい誰なんだ……!?

 一方、まひろはついに自分の素性を三郎に明かしました。三郎も同じようにするつもりが、良いところで話は中断されてしまいました。うーん、残念。

 とはいえ、もう少しこの居心地の良さそうな関係を続けてもらいたい気持ちもあり、複雑な心境になってしまいます。

 三郎の正体を知ってしまったら、この関係性もずいぶん変わってしまいそうですからね。

 良くも悪くも、この物語では“身分”というものを意識させられます。良い面も悪い面もある制度だとは思いますが、現代に生きている筆者から見ると、窮屈そうに思ってしまいます。

 身分が違うというだけで満足に会うこともできなかったり、話をすることも禁止されたり、それが原因で悩んでいるまひろたちの姿を見ると、なんだか切ない気持ちに。

新たな天皇はかなりのワガママ!? そしてとうとう三郎の正体が…!

 さて、天皇の譲位が決まり、次の天皇は師貞親王(即位後は花山天皇)に決まりましたが、この人物もなかなかクセが強い……言葉を選ばず言ってしまえば、かなり子供っぽいというべきか、とにかくワガママです。

 思い通りに物事が運ばないとすぐに癇癪を起こし、身近にいる人に助けを求めます。それでもどうにもならないと分かると、人に嫌がらせのようなことまでしてしまいました。なんだか先行きが非常に不安になってきましたね。

 そんな花山天皇の前で、まひろは舞姫として五節の舞を披露することに。責任重大な役目ですが、なんとかやり遂げることができました。

 静かで厳かな雰囲気の中で行われる舞のシーンは、とても美しくて見ごたえがありましたね。舞姫たちが身につけている衣装も色とりどりで、それぞれに個性があり、つい見とれてしまいました。

 舞を眺める人々の中に三郎の姿を見つけ、衝撃を受けるまひろ。とうとう、三郎の正体に気づいてしまいました。さらに隣には道兼の姿もあり、あまりのショックに気を失ってしまったまひろが心配でたまりません。続きが気になるところですが、次回を待ちましょう。

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