『崩壊:スターレイル』ピノコニーのここがすごい。推理小説のような物語や常識が覆るギミックに夢中になるVer2.0を先行プレイ
- 文
- セスタス原川
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HoYoverseのスペースファンタジーRPG『崩壊:スターレイル』で、本日から配信されるバージョン2.0“真夜中に夢を見るなら”の先行プレイレポートをお届けします。
次の舞台は夢に溢れた惑星“ピノコニー”
バージョン2.0“真夜中に夢を見るなら”では、待望の開拓クエスト3章が追加されます。今回の舞台となる惑星は、銀河で最もゴージャスなリゾート地として知られる“ピノコニー”です。
バージョン2.0から始まる新たな物語は、2.2までの3バージョンで本編が描かれ、Ver.2.3のエピローグで完結を迎える予定とのこと。今回新たに追加されたのは“ピノコニー”で主人公たちが体験する物語の序章になります。
“ピノコニー”は純粋なリゾート地というだけではありません。惑星の中心となる“レバリー”という巨大なスペースホテルでは、ドリームプールという特殊な浴槽を通じて意識を保った状態で夢の世界に入り、非日常的な体験が味わえるのです。
夢の中の世界は、時間も過ぎることがなく、痛みを感じることもありません。文字通り夢の世界です。その体験を一度でも味わいたいと、銀河中の人々がこのホテルに宿泊するのを夢見ているとのこと。
そんな豪勢な場所“ピノコニー”に星穹列車の開拓者たちが訪れることになったきっかけは、その惑星に住む“ファミリー”からの招待状でした。
開拓者たちは偶然招かれたわけではなく、この招待状は多くの組織や人々に送られており、スターピースカンパニーをはじめ、さまざまな立場の人々が集められていました。
実はこの招待状には隠されたメッセージがあり、来訪者たちのほとんどがそれに気が付いています。それを巡ってとある事件が起こる……というのが今回の冒険の物語の大まかな筋書きです。
今回の冒険で主人公は夢の世界に翻弄されます。まず“ピノコニー”に近づいた時点で早くも惑星の影響により、謎の空間で謎の女性と共に行動する夢を見て、惑星に着くと不思議な既視感に襲われるのでした。その後も安全と言われている“夢境”でもさまざまなトラブルに巻き込まれたり、知らない空間に移動させられたり、これまでにない冒険を歩んでいきます。
何故か黄泉の一部のセリフが赤く強調されていたり、惑星に入る前から主人公と夢で接点を持っていたり、まず注目してしまうのが彼女でしょう。
序盤ではまだ黄泉との現象が究明されることはなく、これが主人公の単なる夢なのか、未来なのか、意識が一人歩きしているのか、星核に影響するものなのか。答えが出ないまま、その後も大きな謎を抱えた状態で物語が進んでいきます。
続々と新キャラクターも登場
その物語を語る上で欠かせないのが新たに登場するキャラクターたち。今回はその中の一部を紹介していきます。
黄泉
主人公が夢で出会った、巡海レンジャーを名乗る謎の女性・黄泉。その後“ピノコニー”で出会うことになります。何故彼女が主人公と深く関わるのかは不明ですが、何か大きな秘密を抱えているのは違いないでしょう。
タイミングは未発表ですが、既にプレイアブルキャラクターとして星5で登場が予定されているようです。
アベンチュリン
“ピノコニー”来訪時に起きたトラブルをきっかけに主人公たちに興味津々で絡んでくるスターピースカンパニーの高級幹部。怪しさ満点の立ち振る舞いをしていますがその真の狙いとは……。
彼も黄泉同様、今後プレイアブルキャラクターとして星5で登場が予定されているようです。
ブラックスワン
窮地の主人公たちを助けてくれた、謎めいた雰囲気を漂わせるガーデン オブ リコレクションのメモキーパー。星穹列車と協力関係を結ぶことになります。
彼女はアップデートから間もなくのver2.0前半でプレイアブルキャラクターとして星5で登場することが発表されています。
花火
“ピノコニー”で暗躍する、変装を得意とする掴みどころの無い少女・花火。彼女は愉悦を求める“仮面の愚者”の一員です。何か大きな事を起こそうと動いているようですがその目的とは……?
彼女もプレイアブルキャラクターとして、Ver2.0後半で星5で登場することが発表されています。
ミーシャ
“ホテル・レバリー”のドアボーイ。“ピノコニー”を訪れた主人公たちのサポートを担当します。彼もer2.0前半で星4キャラクターとしてプレイアブルキャラクターになります。
サンデー・ロビン
“ピノコニー”の住民で“ファミリー”の一員のサンデーとロビン。サンデーは“ファミリー”の中でも重役のポジションを担っている人物で、ロビンは銀河で知られる歌姫で今後行われるセレモニーのステージを担当予定とのこと。
ホタル
主人公が“夢境”で出会う素性不明の少女。主人公が彼女を助けたことをきっかけに深く関わることになりますが、彼女には何か目的があるようで……?
他にも多くのキャラクターが登場します。今回の物語のキャラクターたちの特徴は“誰が味方で誰が敵なのか全くわからない”ところ。
というのも、さまざまな思惑を持って複数の組織の人間が集まっており、序盤の段階で明確に敵役が見つからないのです。怪しい人物はいますが、粗を探せば全員が怪しい。誰が誰と繋がっていて、何の利益のために動いているのか……全く関係性の読めない推理小説のような物語が描かれていきます。
物語が進むにつれて、実はあのキャラクターとあのキャラクターが……のような展開が満載。序章の段階で二転三転するスリリングな展開を楽しめました。
その後も、夢と言えば……で連想されるような要素が物語に絡んできます。
物語の内容としては、夢と記憶の関係、夢の中で突如現れる悪夢、夢と現実世界の違いなど。まだまだ物語の全貌はわかりませんが、この物語を通じて、プレイヤーの我々も“夢”という事象に対しての理解が深まる予感がします。
夢ならではの不思議なギミックも満載
主人公たちが訪れる夢の世界“夢境”は“黄金の刻”と呼ばれるテーマパークのような夢の世界。この世界は夢の世界ということで、移動やギミックも浮世離れしたものが多く用意されています。
特徴的なものとして、カメラ視点による錯覚がそのままマップに反映される“ドリームレンズ”。本来であれば繋がっていない道を、視点を変えることで通行可能にしてくれます。
“ドリームウォーク”は、使用できるポイントで重力を変化させて壁や天井を歩けるようになるギミックです。これらを利用する際には普段は見ないような視点でゲームを進めることになるので、驚きと新鮮さのインパクトが凄まじいです。
他にも、身体を大砲で発射してピンボールのように移動するギミック。アニメのキャラクターと身体を交換して狭い道を潜り抜けるギミックなど。本作の銀河を巡る世界観をベースに考えても「ありえない!」と思わせる機能が満載です。
物語開始時にハンドブックが配布され、物語が進むごとに日記のように思い出を記録できます。マップの各所で手に入るステッカーを使って、自分だけのガイドブックを作成できます。
ということで“真夜中に夢を見るなら”を一足先にプレイしましたが、率直な感想を。どのマップも夢を基準にした世界が描かれているのですが、雰囲気として明るく幻想的な明るい夢をイメージした世界、催眠術にかけられたような暗く冷たい悪夢のような世界の2つがハッキリと分かれている印象でした。
明るく楽しい場に居たかと思えば、急に背筋が凍るような恐怖を感じるような展開になったり、不気味なマップに移されたり、よりそれぞれマップの明暗の印象が強く感じられます。
詳細はネタバレになるため控えますが、ボス戦手前のマップは夜に1人でプレイしたくないような雰囲気。怖いものが苦手な方は……頑張ってください!
一方で“黄金の刻”のマップは遊び心が溢れており、まるでテーマパークを訪れたような気分に。寄り道要素としてさまざまな場所が用意されているので、探索する楽しさは従来の惑星に負けず劣らず満載です。
機能面のアップデートや追加要素も
ゲーム機能に、新たに“開拓行路”が追加されました。これは開拓者が冒険してきた世界ごとに、タイムラインに沿ってシナリオを並び替えて、分かりやすく各世界のストーリーを見返し、確認できるようになりました。
他にも、遺物のレベルアップにも全面的な最適化が行われ、育成操作の簡易化、指定レベルまで一気にレベルアップが可能に。キャラクターごとに遺物セットを用意したり、おすすめを表示してくれたり、他にもワンクリックでフィルター、切り替え機能など、遊びやすさが向上しました。
バージョン2.0“真夜中に夢を見るなら”は、“ピノコニー”ならではのマップと物語で、これまでの冒険とはがらりと雰囲気が変わった体験をプレイヤーに楽しませてくれます。特に、夢の世界の表現はファンシーな明るいものから、不思議かつ不安を煽るような魅せ方など多彩。まるで複数の世界での冒険を同時並行で進めているような気分を味わえます。
もちろん本作ではお馴染みの同じの選択肢や演出による小ネタも多数確認できました。夢の世界ということで、ところどころ「俺たちは何を見せられているんだ……?(褒め言葉)」と思うような箇所もありますが、そういった思い切りの良さも本作の面白さの1つですよね。
バージョン2.0は本日より配信開始。胸躍る夢の世界での開拓の旅がみなさんを待っていますので、ぜひご自身で体験してみてくださいね。
ゲーム概要
タイトル:崩壊:スターレイル(ホウカイ:スターレイル)
ジャンル:スペースファンタジーRPG
対応予定OS:iOS/Android/PC
配信日:4月26日
価格:基本無料(一部ゲーム内課金あり)
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