『新空港占拠』4話感想と考察。丹波の妻殺害犯は警察署長…その署長を殺したのは和泉管理官!? 事件の元凶は警察内部に!?(ネタバレあり)

電撃オンライン
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 TBS系列2024年1月期より日曜夜9時から放送中の、櫻井翔主演のタイムリミットサスペンスドラマ『新空港占拠』第4話の感想と考察を掲載します。

神奈川県警捜査一課の武蔵三郎(櫻井翔)の“最悪の1日”が再び!

 昨年7月に放送され、出演者の名前を伏せたキャスト陣や、先の読めない展開で大きな話題になったドラマ『大病院占拠』。

 その待望の続編がこの1月からついに放送! あの事件から1年、今度は舞台を“空港”に移し、獣の面を被った武装集団と、神奈川県警捜査一課の武蔵三郎(櫻井翔)の頭脳戦が開始されます。

 前作でも活躍したさくら(ソニン)ら県警の精鋭たちのほか、新たなキャストも登場。武装集団の目的は? 人質たちの運命は? 目の離せないタイムリミット・サスペンスが幕を開けます。

 謎をはらんだ展開で、視聴者を湧かせたドラマの続編として期待のかかる本作。その感想記事を、ちょっとした考察を交えて紹介していきます。

この記事には、ドラマのネタバレが含まれます。

第4話 感想

久しぶりの青鬼は顔見せのみ

 前回第3話のラストで、武蔵は収監されている青鬼に面会に行ったところで終わりました。今回は、その続きから始まります。

 前回の事件のときから駿河が青鬼と繋がっていたことがわかり、今回も彼が関係しているのかと思いましたが、あくまでも駿河と関係があっただけで、今回の事件とは無関係のようです。やはり、レクター博士を意識した役どころみたいですね。役者的にもその方が美味しいですしね(笑)。

 ただ、青鬼は「十二支に入れなかった動物は何か」というヒントを教えてくれます。なんとなく感じ取ったのか、本当は関係があるのかは不明。

 ちなみにドラマでもすぐネタバレしてますが、十二支に入れなかった動物とは猫のこと。これは有名な話ですね。諸説ありますが、鼠に騙されて干支に入れなかったというものが有名。鼠はドラマにまだ出ていませんが、このお話が関係してくるのでしょうか。

 また、獣たちに猫のマスクはいないので、彼らとは別にもう1人いるということでしょう。犬と鼠をあわせて、まだ3人隠れているということになりますね。

前回の事件にも関わった北見議員の嘘を暴く

 武蔵への指令は、前回つるし上げられた北見の嘘を暴けというもの。元刑事の丹波が関係しているということで、捜査本部は以前自殺した丹波の妻について調べ始めます。

 いつものように捜査はとんとん拍子で進んでいくので細かい展開については省略しますが、簡単にいうと、ジャーナリストである丹波の妻は、5年前に起きたある事件を調べており、真相に近づいたため殺されていたのです。その犯人が、警察関係者!

 そんな捜査ですが、今回はちょっと一波乱ありました。削除されたデータベースを復元するため、捜査官の志摩がサーバーのある場所まで単独で乗り込んだのですが、そこで閉じ込められ、消火システムの作動で窒息死しかけるという事件が!

 そんな志摩を助けに向かったのが武蔵。ちょうど武蔵が妻と娘が拉致されたことを知った直後ですが、自分が志摩に一番近い位置にいました。このまま妻を救うか、志摩の救出に向かうか。究極の選択を強いられます。

 使い古された手法ですが、このドラマだと逆に盛り上がりますね。こうした場合、見る者の心情の逆を行くのがセオリー。『ダークナイト』でもそうでしたし。

警察内にいた裏切者はやはり……

 なんとか生き延び、消された証拠の防犯カメラ映像を復活させた志摩。そこに映っていたのは、丹波の妻が屋上から落とされる場面。屋上を外から写すとか、どこにあったカメラだよとか、なんで途中でアングル変わるんだよという突っ込みをする間もなく、映し出された犯人は……ここまでずっと捜査本部にいた川越所長!!

 警察内部に裏切者がいるのはなんとなくわかっていましたが、「やっぱりか!」が正直な感想(笑)。演じているのが片桐さんだからという理由で最初から疑っている人もいましたが、まさかこんなに早く身バレとは! 考えてみれば、裏切りますオーラ全開だった気もします(笑)。

空港内での動きは少な目だけど……

 今回は外での動きが激しくて、空港内ではあまり動きはありませんでした。猿と鶏は恋仲で、鶏は妊娠中。兎はそれが気に入らない様子。獣たちはメンバー内の恋愛禁止かしら。

 人質の方は、誰かを毒殺せよの指令を受けた社長が、自分を裏切った秘書を殺そうとしますが、そのことに気が付いた武蔵の姉、双葉によって阻止されます。

 相変わらずまとまりなくてギスギス感満載です。そんななか、人質の1人であるCAの庭瀬美月が急に倒れます。不倫してただけかと思ってましたが、彼女もまた何か隠しているのでしょうか。

武蔵の妻と娘の方は

 謎の男に拉致された武蔵の妻と娘ですが、隙を見て逃げ出したところ、たまたま駆けつけた警官に保護されます。この警官、これまでずっと怪しい動きをしており、なんやかんやあって、今度は逆にその警官に拉致される形になります。

 この警官は、なぜか謎の男を殺そうとしていました。しかも謎の男より冷酷でヤバい奴っぽい。喋り方やセリフが完全に胸クソ系なので、多分ロクな死に方しませんね。

 救出に向かった本庄のおかげもあってか、娘の方は逃げ出しますが、妻は人質になったまま。警察無線を利用して追っ手を巻いていたので、本当に警官なのかな。犯人グループがおおむね警察関係者なので、不思議ではないか。

獣たちの素顔が3人公開される

 武蔵は生配信で北見の嘘を暴いたおかげで、北見は絞首台マシンから解放されました。しかし、丹波によれば、彼の罪はそれだけではないようです。絞首台からは降りたものの、これまでの人質とは違い、解放されることはありませんでした。ほかにもまだ隠していそうですね。

 そしてここで、牛、馬、猪が仮面を取り、素顔を見せます。馬は堀江海斗(竹内まなぶ) 、猪は松長仁(後藤剛範)、そして牛は掛川瑠美(サーヤ)でしたが、彼らが何者かは、まだわからず。北見の関係者なのでしょうか。

所長を毒殺したのは……

 そしてラストシーンで、あっさり捕まった川越所長が毒殺されます。毒を入れたのは誰かを調べるため監視カメラを確認すると、そこに映っていたのは、なんと管理官の和泉! 嘘だろー!(またかよー!)

第4話 考察

 武蔵の妻の方に大きな動きがありました。怪しい動きをしていた警官が謎の男を殺そうとし、逆に謎の男は、武蔵の妻を守ろうとする動きを見せます。謎の男、単純な犯人側ではないことは間違いなさそうですね。

 干支に入らなかった動物、山猫という存在も明らかになりましたが、干支に入らなかったと強調されているので、第三勢力の説強し。まだ出てきていない獣2人も気になります。

 ラストの和泉はさすがにフェイクでしょう。前作でも疑いがかかる一幕がありましたし。とはいえ駿河のことを考えたら、山猫の可能性はあるかも。あとは新しく入った分析官の岩城、武蔵と一緒に捜査している本庄あたりが候補かな。

これまでに判明した“獣”たち

龍:
蛇:駿河紗季(演/宮本茉由) 前作の情報分析官
鶏:重原瀬奈(演/山谷花純) 冤罪で自殺した女性の友人
虎:丹波一樹(演/平山浩行) 元警察 前作のSAT指揮者
猿:丹波直樹(演/岩瀬洋志) 元警察 丹波一樹の息子
馬:堀江海斗(演/竹内まなぶ)  ?
猪:松長仁(演/後藤剛範) ?
牛:掛川瑠美(演/サーヤ) ?
兎:
羊:
犬:
鼠:

※画像は公式Xのものです。
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