【男性目線の『アイナナ』レポ】帰ってきたモンジェネおじさんが語る『アイドリッシュセブン』の魅力。第15回

原常樹
公開日時

 みなさん、こんにちは! 自称“モンジェネおじさん”ことフリーライターの原 常樹です。
 すっかり『アイドリッシュセブン』にハマってしまったひとりの男性マネージャーが「アイナナはここが素晴らしい!」ととりとめもなく語りつつ、【男性のマネージャー】、また【男性に布教しようとしているマネージャー】を応援するというのがこの連載のコンセプトです。

 (この記事の執筆時期は)師が走ると書いて師走。毎日がドンドン慌ただしくなるにつれて、同時にあの季節になったという実感もわいてきます。
 ええ、2019年も始まりますよ……。年に一度の祭典、アイドルたちの一大決戦の場である『BĻACK OR WHiTE』が! おじさんもしっかりと彼らの雄姿を拝みに街頭ビジョンに行ってまいりました。

 まずBLACKサイドはŹOOĻの「Bang! Bang! Bang!」。これまでのŹOOĻの楽曲は負の側面からにじみ出る渇望を熱に昇華していましたが、今回はそれとはまったく違い、しっかりと地に足をつけて理性的に語っているイメージ。映像の舞台となったのは建設中のビルだとか。パフォーマーの虎於や巳波が繰り出すアクロバティックな身のこなしや、トウマや悠のマイクに真摯に向き合う姿がしっかりと映し出されており、これまでどおり“個の魅力”が強く出ています。

 しかし、それ以上に4人が見事な連携を見せる場面が増えました。サビの振りのシンクロ具合はもちろん、4人で歌い継ぎ、4人でダンスを完成させる姿も、ノースメイアでの出来事を経て彼らが“虚飾のない絆”を結んだからこそスッと入ってくる。もちろん、歌詞にも彼らの心情はハッキリと表れています。「本当の自分 騙せるわけない」と強い眼差しで歌う悠くんの姿、おじさんの心にはしっかりと焼きつけましたよ……。
 TRIGGERに対する贖罪の意識を抱えながらも、だからこそ明日に向かって引き金を引く──スタイリッシュだけれどもŹOOĻの熱い覚悟がにじんだMVだったと思います。ここまでされたらもはや黒く塗りつぶされるしかないのではないだろうか(反語)。

 そんなŹOOĻの「Bang! Bang! Bang!」を迎え撃つのはWHiTEサイド、IDOLiSH7の「Mr.AFFECTiON」。ŹOOĻだけではなくIDOLiSH7も曲調をガラッと変えてきました。ここまで“カッコいい方向”に全振りをするのは珍しいですね。
 歌詞では「Mr.AFFECTiON」(Affectionは直訳すると愛情)というタイトルそのままに理由なき愛が語られていますが、その曲調は疾走感全開でダンサブル。映像もVFXを多用することで、彼らがまるで魔法を使えるかのように錯覚してしまう。街頭ビジョンで映像を目の当たりにしたときは、その迫力と衝撃にしばらく放心してしまいました。これはもう白く染まるしかないですね……。

 えっ、さっきは黒く塗りつぶされてなかったかって? いや、ほら……あれですよ、おじさんの心はパンダ模様。

 正直なことをいうと、“勝ったグループが本当に幸せになれるのか”という複雑な気持ちもあるんです。だって、『アイドリッシュセブン』は少しでも昇ったらそのまま地の底まで落とされかねない残酷な物語なんですから……。彼らのその先を見据えちゃうと、そう簡単に勝ったほうがいいとは言いきれない。

 とくにIDOLiSH7の「Mr.AFFECTiON」。MVはたしかにカッコよかったんですが、薄氷を踏みながらもこれまで数多の困難を乗り越えてきたIDOLiSH7の裏側を見てきた自分にとっては、不安をかき立てられる部分が少なからずありました。
 まずはMVでもセンター・陸くんの存在感が大きすぎたということ。彼はこれまで「Mr.AFFECTiON」という名前がピッタリくるぐらい純粋で無償な愛情で大勢のファンを惹きつけてきましたが、その訴求力はもはや“ゼロ”に手が届くところまで来てしまいました。大きくなりすぎるということは、同時に制御が難しくなるということでもある。
 いずれ彼が行き着くところまで行き着いたらあとはどうなるのか。ノースメイアでのあの人物とのやりとりにヒントはあった気がしますが、あぁ、なんだかモヤモヤする……。

 どっちのグループに勝ってほしいのか、それとも勝ってほしくないのか──もはや今の自分の気持ちすら(おじさんにとっての)乙女心並みによくわかりませんが、この一大決戦の行方、しっかりと見届けたいと思います。

 さて、アプリ的なことをいえば『BĻACK OR WHiTE』はスコア形式のイベントなんですよね。少し前の連載でなるべくスコアにこだわりたいということを書いたので、昨年よりはがんばりたいな~と思っています。
 そこで街頭ビジョンを観に行った帰りに友人にアイドルの編成について相談してみました。

おじさん「弊社はマイペースにコツコツとアイドルを育てております」
友人「見せてください」
おじさん「どうぞ」
友人「……えっ、こんなにバランスのいい事務所は見たことがありません」
おじさん「えっ、それって天下とれちゃうってこと?」

友人「逆です……」
おじさん「逆?」
友人「どの色を見てもイマイチなんです……」
おじさん「……」

友人「というか、アイドルの強さの方向性がバラバラすぎてどの色を勧めていいか判断できません」
おじさん「アッ、ハイ」

 この友人は昨年の『BĻACK OR WHiTE』でギリギリ二桁入賞を逃したマネージャーなので、僕よりも遥かにスコアに関するシステムを熟知した識者。その言葉の重さは計り知れません。
 というか、スコアに疎い僕でもなんとなくそんな気はしていました。だって、最高戦力で挑んだマスターの「MONSTER GENERATiON」で「S」しか取れませんでしたからね! それを別の友人に言ったら「モンジェネおじさんがそれでいいの?」と冷たい眼差しを向けられました。……アッ、ハイ、コレカラガンバリマス。

 友人の分析だと、ウチの事務所の最大の問題点は“判定縮小スコアアップ”のスキルを持つアイドルが少ないということ。代わりに“判定拡大スコアダウン”のスキルを持つアイドルがべらぼうに多いようで、リズムゲームが苦手なユーザーにとっては天国のような環境かもしれないそうです。誤動作の多い端末なのでそこは素直に感謝したいのですが……。

 そして、各属性ごとに高いスコアを出しやすいというアイドルがきれいに不在だそうです……。

  • ▲MATSURIの楽くんならいっぱいいるんですけど……。

 落ち込んでいてもしょうがないので、友人には取り急ぎ、スコアを改善するために強化プランを打ち出してもらいました。

(1)オーディションで特効を持つアイドルが来てくれることに期待する。

(2)来てくれたアイドルの顔ぶれによって戦う色を決める。

(3)主力となるアイドルを選抜して極限まで鍛える。

(4)ラビットノートで戦力の底上げを図る。

(5)あとはリズムゲーマーとしての矜持を見せる。

 まぁ、つまりはやれることを全力でやると。わかりやすくていいですね!
 ちなみに「ラビットノート」に関してはシステムの存在は存じ上げていましたが、いつか連載で触れることになるだろうと思って一切触っておりません。ついにこの日が来てしまったか。

 あっ、肝心の進捗状況ですが、この原稿を書いているクリスマスイヴの時点でイベントに特効を持つアイドルはひとりも来てくれていません。クリスマスイヴに孤独にお仕事をしているという現実も含めてかなり悲惨な状況です……。

 さらに問題点は山積みです。アイドルのスキルを上げるためのプリンの絶対数が足りないし、ゴールドも足りなくて事務所の経営自体が火の車、おじさんのリズム感が日々落ちているなどなど……。はたして、ウチの事務所は無事に年末年始を乗り切れるのでしょうか!?

  • ▲幸いにもストーリースタンプラリーキャンペーンで、大量にステラストーンをゲットすることができました。ぜひとも社運をかけたオーディションを開きたいと思います。
  • ▲いざというときには未使用のプラチナナナコレも残っています……。エリクサーどころかハイポーションも最後まで使わずに取っておくタイプなのですが、もしかしたら今が勝負の時なのかもしれない。

 ……と引きを作ったところで、今回の連載はここまで! また次回お会いしましょう。

(C)アイドリッシュセブン

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アイドリッシュセブン

  • メーカー: バンダイナムコオンライン
  • 対応端末: iOS
  • ジャンル: アクションADV
  • 配信日: 2015年8月20日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

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  • メーカー: バンダイナムコオンライン
  • 対応端末: Android
  • ジャンル: アクションADV
  • 配信日: 2015年8月20日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

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