『バーチャファイターeスポーツ』セガ公式大会フォトレポート(写真:約150点)。アキラ使いの“塩辛”選手が初のオフライン大会を制覇!

栗田親方
公開日時

 2024年2月10日(土)にセガサミーグループ本社にて開催された、セガ公式“VIRTUA FIGHTER esports SPECIAL CUP”のフォトレポートをお届けします。

 記事内には約150点の写真(撮影:イトラ)が掲載されているので、対戦格闘ゲームのオフライン大会の熱気を少しでも感じとっていただければ幸いです!

  • ▲かつての“闘劇”を彷彿とさせる四面モニター仕様のメインステージ。
  • ▲予選会場にはさまざまなプレイヤーが集まり、緊張感とお祭り感がごちゃ混ぜになった賑やかな空間となっていました。

優勝したのは『VFes』リリース以降に頭角を現した“塩辛”選手!

  • ▲優勝した塩辛選手(アキラ)と準優勝のぽろり選手(鷹嵐)を祝福する青木CP(チーフプロデューサー)。

 『バーチャファイターeスポーツ』では初となるオフライン・オープントーナメントを制したのは、本作リリース後にトッププレイヤーとしての頭角を現してきたアキラ使いの塩辛選手。

 これまでの大会では、基本的にアーケード版『バーチャファイター5FS』でも活躍していたプレイヤーが勝利を収めていましたが、今回は『FS』でデビューして『es』で輝き始めた”新たな風”といえる塩辛選手が、ついに大きな結果を残しました。

  • ▲勝利した瞬間、喜びを爆発させる塩辛選手。

 試合内容も素晴らしく、特に決勝トーナメント初戦(vs.VIPism『稲庭飯』選手)で見せた窮地からの逆転劇は、ほぼ満場一致で本大会のベストバウトと称される素晴らしい闘いぶりでした。

 予選ブロックではプロプレイヤーのヨゴ選手にも競り勝つ力強さを見せており、文句なしの優勝といえるでしょう!

 あらためて優勝おめでとうございます!!

  • ▲決勝戦が始まる前の緊張感あふれる一瞬。

準優勝は超ベテランのぽろり選手

 準優勝に輝いたのは、往年のプレイヤーには“調布K・Kサラ”という名前で知られているぽろり選手。

 もともと読みの鋭さには定評のあるプレイヤーなので、打撃と投げの2択が強力なキャラである鷹嵐を使ったときの爆発力は恐ろしく、決勝まで危なげなく勝ち進んでいたのが印象的でした。

 ちなみに決勝戦は5試合先取(いわゆる5先)で行われたのですが、3試合目を先にとったのはぽろり選手。ルールしだいで結果は変わっていたのかもしれませんね。

  • ▲試合後に談笑するファイナリストのお2人。

8名のファイナリスト

  • ▲予選ブロックを抜けた8名のファイターが集結。配信ではここからの闘いを見ることができます。

 予選ブロックの激戦を抜け、決勝トーナメントまで勝ち上がった選手は下の写真の通り。

 プロライセンス所持者のレオラオ選手をはじめ、亜希選手やChinJ(旧名:ちんぱんJ)選手、でんせつえすぴ~選手あたりはこれまでの大会でもおなじみですが、VIPism『稲庭飯』選手やカシン選手は初の公式大会ファイナリスト入り。

 両者ともに各キャラのエキスパートとして知られる強豪ですが、ついに大舞台に上がってきた形ですね。

  • ▲左:亜希選手(リオン)/右:ぽろり選手(鷹嵐)
  • ▲左:レオラオ選手(ゴウ)/右:ChinJ選手(ジャッキー)
  • ▲左:VIPism『稲庭飯』選手(ブレイズ)/右:塩辛選手(アキラ)
  • ▲左:でんせつえすぴ~選手(ジャン)/右:カシン選手(鷹嵐)

セガ公式「VIRTUA FIGHTER esports SPECIAL CUP」アーカイブ

 今回の大会は、予選からすべてオフラインで開催され、当日エントリーを含めて全145名の参加者が集まりました。

 予選はダブルイリミネーションで行われ、4つのブロックから各2名、計8名が決勝トーナメント(シングルイリミネーション)に進出できるというルール。

 決勝トーナメントのアーカイブは下記の公式配信ページに残っているので、ぜひ気になる試合をご覧ください。

  • ▲ゲストの“NOモーション。”のお2人は、当日エントリー枠で選手としても参戦!(左:星ノ こてつ。選手/右:矢野 ともゆき。選手)
  • ▲実況・解説は、安定の組長さん&わさこんさんコンビ。
  • ▲MCの石飛恵里花さんと青木CP(チーフプロデューサー)を加えた6名で、大会配信を進めていました。

大会結果まとめ

  • ▲決勝トーナメントの結果はこちら。

 予選ブロックの結果は、下記のトナメル(Tonamel)各ページに詳しく記録されています。

■「VIRTUA FIGHTER esports SPECIAL CUP」予選Aブロック
■「VIRTUA FIGHTER esports SPECIAL CUP」予選Bブロック
■「VIRTUA FIGHTER esports SPECIAL CUP」予選Cブロック
■「VIRTUA FIGHTER esports SPECIAL CUP」予選Dブロック

筆者(栗田親方)の参戦日記

 私も参戦しました公式大会!

 ぶっちゃけ以前ほどやり込めてはいませんが、昨年はラスベガスで開催された「EVO2023」のサイドトーナメントで優勝し、今も毎週木曜日の21時から“T-Dayトーナメント”という大会を運営(&参戦)している私が、そう簡単に負けるわけにはいきません。

 大会直前には久々にランクマッチをやりこみ、コンディションを整えて試合に臨んだ結果、ウィナーズサイドで1試合も落とさず2連勝! かなり“やれる”手ごたえを感じましたね。

  • ▲試合中の筆者。鋭い眼光と前傾姿勢(相撲由来ではない)に特徴あり。

 しかし、予選Bブロックで私の前に立ちはだかったのは、このあとベスト8に進出することになるChinJ選手。

 『es』をガッツリやり込んでいたころの私でも簡単には勝てない手強い相手に対し、リハビリ3時間ではさすがに厳しく(言い訳)、特に何も起こらず0-2でルーザーズ行きを余儀なくされたのです……。

  • ▲対戦中の両者。
  • ▲ChinJ選手は試合中にボタンをバチバチ叩くアグレッシブなバーチャが特徴。たまに震脚も繰り出す激しいパッションが強さにつながっているのか?

 その後のルーザーズでは、なんとか久米仙選手のシュンを2-1で下したものの、続く6回戦でしょくにんマンさんのジェフリーにフルフル&ギリギリの闘いの末敗北……私の大会は終わりました。

  • ▲会場の一角には私のメモリアルタイトルである『VF3tb(Online)』も置いてありましたが、観戦&交流を優先した結果まさかのノータッチ! 1日ってわりと短いですよね……。

 というわけで、いつもどおり「まあこんなもんだよね……」というあきらめの気持ちと「もっとやれたわ~ぐぬぬ!」という悔しい気持ちをブレンドしつつも、初の公式オフライン大会を最後まで堪能しました。

 久々の公式大会とあって会場に集まったプレイヤーの熱気も素晴らしく、『バーチャファイター』シリーズの今後の展開にも大きな期待ができそうですね!(※個人的な希望も含まれております)

  • ▲会場を出たところにいい感じの照明があったので、カメラマンのイトラさんにムーディな写真を撮ってもらいました(オチなし)。

フォトギャラリー(撮影:イトラ)

 ここからは、大会中の雰囲気が伝わるさまざまな写真を、主に時系列で掲載していきます。

※被写体のセレクトにはカメラマンの趣味・趣向が色濃く反映されていますが、ご了承ください。

  • ▲今回の写真で特に印象的だったのは、若きウルフ使いベジット選手のガッツポーズ。あと1勝というところで決勝トーナメントには進めませんでしたが、ジン選手やおさげ選手といった一流プレイヤーを倒す活躍を見せました。

©SEGA

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