アニメ『葬送のフリーレン』22話感想。幸せそうなシュタルクにほっこり&カンネが王子様すぎてときめいてしまった…(ネタバレあり)

ハチ
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 アニメ『葬送のフリーレン』22話“次からは敵同士”の感想をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは『葬送のフリーレン』22話“次からは敵同士”の物語に関する記述が多々あります。

久しぶりのシュタルクはやっぱりかわいかった

 今回の物語は第一次試験で出会った魔法使いたちの本当の顔を見ることができて、すごくよかった~! ピリピリした雰囲気が一転し、それぞれがのんびり過ごす姿が見られますが、魔法使いも普通の人と変わらない日常を過ごしているんだなぁ、と感じました。最近ずっと緊張感があったので、こういうお休み回があると心が癒されますね。

 そうそう、フリーレンとフェルンがいないからとぐだぐだしているシュタルクが幸せそうでしたね(笑)。そして、フェルンとシュタルクのやりとり……可愛すぎませんか? 「夜中にジュースを飲んだ」とか「夜更かしした」とか。フェルンはプンプンでしたが、久しぶりに3人が一緒にいるところが見られて嬉しかったです。

 フェルンって、大人っぽく見えて結構子供なところがありますよね。いつもの私なら「こんなことで怒らなくてもいいのに、もう大人なんだから」と思いそうなのですが、フェルンのことは子供の頃から見守ってきているので「もう、まだまだ子供でかわいいなぁ~」と見守れちゃうんですよね(笑)。ほっぺを膨らませているフェルンは可愛いですし、それにタジタジするフリーレンとシュタルクが面白いのでずっと見ていたくなるなぁ。

 シュタルクはヴィアベルに借りられて行ってしまいましたが、この2人も仲良くなっていましたね。シュタルクはどちらかと言うと奥手だと思うので、ヴィアベルくらいオラオラな人に引っ張ってもらうのもいいかも⁉ 素直に人のことを褒めることができるヴィアベルって、兄貴感があっていいなぁ。こういうお兄ちゃん欲しかった……。

 あと、リヒターがおばあちゃんのお手伝いをしているシーン、すごく好きでした。デンケンの話を聞いてレストランへ案内してくれたり、公式サイトには冷酷とありましたが根は優しいんじゃないかな。そして、ラオフェンを孫のようにかわいがるデンケンと、デンケンに買ってもらったドーナツをもぐもぐするラオフェン……なんですかこの尊い空間は。

 フリーレンとデンケンの思い出の店が同じだったことも、なるべくしてそうなった気がしました。ヒンメルたち勇者パーティが訪れ、報酬として未来まで味を届けることを願い、それを果たし繋いでいこう、という何人もの想いがあったからこそ、現在に至るまでこのレストランが続いてきたんじゃないでしょうか。デンケンが奥様とこのレストランを訪れたときには“勇者パーティが訪れた美味しいレストラン”と有名だったのかもしれませんね。

 ユーべルが試験でのラントが複製だったと、気が付いていたことに驚きました! そして、共感すると魔法が使えるようになるというのも面白いですよね。なんだかんだで、一緒にご飯を食べていて、じつはお似合いなのでは。ジト目カップルが誕生する日も近い⁉ 

いきなりの“ちゃん”付けはドキッとしちゃう!

 今回私が一番キュンとしたのは、おしゃれをしたラヴィ―ネにカンネが跪いて手を取り、エスコートすると言ったシーン。カンネがとっても王子様だった~! しかも“ラヴィ―ネちゃん”ってなんですか⁉ いつもは呼び捨てなのに、急にそんな風に言われたらドキドキしちゃいますよね。カッコイイし好き……。

 ということで、カンネへのときめきを抱いたままエンディングを眺めていました。次回はいよいよ第二次試験開始、平和主義だと自称するゼンゼがどのような内容の試験を行うのか楽しみですね。平和な、ということは“人助けをしてくる”なのではないかと予想していますが、これまでゼンゼが担当した試験で合格者がなしというのが引っかかる……。平和な試験のはずなのになぜなのでしょうか。なんだか怖い。

 佐藤利幸先生が手掛けたEDカード風イラスト、ご覧になりましたでしょうか。私は“おじいちゃんが勇者パーティ対魔王の戦を指人形で子供たちに伝えている”ところだと解釈し、ヒンメルたちは人々の心にまだ生きているんだなぁと感じることができる素敵なイラストだと感じました。この指人形、ぜひグッズ化してほしいですね!


ハチ: 原作未読なので、毎回ドキドキしながら鑑賞中! フリーレンにどんどん人間味が出てきて、なんだか子供の成長を見守る親のような気持ちになっている今日この頃。得意な魔法は“足をつる”と“枝毛を見つける”。


【STAFF】

原作:山田鐘人・アベツカサ「葬送のフリーレン」(小学館「週刊少年サンデー」連載中)
監督:斎藤圭一郎
シリーズ構成:鈴木智尋
キャラクターデザイン・総作画監督:長澤礼子
音楽:Evan Call
コンセプトアート:吉岡誠子
魔物デザイン:原科大樹
アクションディレクター:岩澤 亨
デザインワークス:簑島綾香、山﨑絵美、とだま。、長坂慶太、亀澤蘭、松村佳子、高瀬丸
美術監督:高木佐和子
美術設定:杉山晋史
色彩設計:大野春恵
3DCGディレクター:廣住茂徳
撮影監督:伏原あかね
編集:木村佳史子
音響監督:はたしょう二
アニメーション制作:マッドハウス

CAST
フリーレン:種﨑敦美
フェルン:市ノ瀬加那
シュタルク:小林千晃
ヒンメル:岡本信彦
ハイター:東地宏樹
アイゼン:上田燿司
クヴァール:安元洋貴
フランメ:田中敦子
アウラ:竹達彩奈
リュグナー:諏訪部順一
リーニエ:石見舞菜香
ドラート:大鈴功起
ザイン:中村悠一
カンネ:和氣あず未
ラヴィーネ:鈴代紗弓
ヴィアベル:谷山紀章
ユーベル:長谷川育美
デンケン:斉藤次郎
ラント:小松昌平
リヒター:花輪英司
ラオフェン:石上静香
エーレ:伊藤かな恵
ゼンゼ:照井春佳
ゲナウ:新垣樽助
ゼーリエ:伊瀬茉莉也
クヴァール:安元洋貴

© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

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