取材レポ:舞台『FFBE幻影戦争』キャストコメント。本編は愛憎渦巻くシリアスなリオニス家も、稽古中はパパ・ママ呼びで大の仲良し!?
- 文
- カワチ
- 公開日時
『ファイナルファンタジー』シリーズの初の舞台化で、スマートフォン向けタクティカルRPG『WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争』をもとにした舞台『FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS 幻影戦争 THE STAGE』が2月23日~3月3日まで公演中です。
ここでは2月22日のゲネプロ前に行われた開幕直前取材の模様をレポートします。
「必ず登場人物の誰かに感情移入できる作品(モント・リオニス役:吉田仁人さん)」
取材にはリオニスの若き王子であるモント・リオニスを演じるM!LKの吉田仁人さんと、モントの双子の弟であるシュテル・リオニス役の“原因は自分にある。”の武藤潤さん、ホルン王国の第一王女であるマシュリー・ホルンを演じるNMB48役の川上千尋さん、リオニスの王・エルデ役の前川泰之さん、王妃ヘレナ役の鈴木紗理奈さんが出席しました。
開幕を目前に控え、吉田さんは「初主演で初アクションとなにもかも初めてだらけでしたが、キャスト、スタッフ、全員がすごく仲良く、和気あいあいとしながら約1カ月間の稽古を重ねてこられました。登場人物それぞれの物語が交錯する、必ず誰かに感情移入できる作品です」と振り返り、武藤さんは「ゲーム版はもうすぐ『FINAL FANTASY VII REBIRTH』が発売されると思いますが、“舞台もアツいよ”と証明したい」と意気込みを語りました。
川上さんは「臨場感あふれるバトルが見どころで、女性もバチバチに戦うので“すごいな”と思いながら観てもらえたらうれしい」とアピール。
鈴木さんは、「殺陣やアクション、プロジェクションマッピング、レーザーなどで世界観が表現しているだけでなく、生身の人間が感情を出すので、ゲームよりも深くそれぞれの人物像を感じることができるはず」と見どころを語り、前川さんは「衣裳の甲冑や武器は、専門のスタッフさんたちがこだわって作ってくれたので、このおかげで演技にも入りやすくなりました」と感謝を述べました。
続いたキャラクターを演じるに当たって意識したことや、役柄と自身が似ているところについて。吉田さんは「モントのことを客観的に見ると、勇敢ですごいと思います。僕自身はこの物語のなかにいたら話にならないインドア派です(笑)。モントのすごさを伝えられるようにという意識を持って演じています」と心構えを告げました。
一方の武藤さんが「僕自身は一人っ子で王子でもないので」と口にすると、吉田さんが「当たり前だろ」とツッコミ。鈴木さんも「お茶目すぎる」、前川さんも「ヒゲが取れるから笑わせないで」と反応し、場を和ませました。「現実に王子はなかなかいない」と総ツッコミを受けた武藤さんでしたが、「家族思いなところは似ているかもしれないです」と続けました。
川上さんは、リオニス家を演じる4人について「普段から“ママ~!パパ~!”“息子たちー!”と呼び合うくらい、家族の絆ができあがっていて、このチームを引っ張っていってくれる存在です」と話しました。これに対しさん吉田と鈴木さんも「舞台上での“表”のリオニス家はすごくカッコいいけど、“裏”のリオニス家は、めっちゃ平和ですね!」「令和にリオニス家があったら、こういう姿もあったかもしれない」と稽古中の裏話を披露。
続いて吉田さんはそのことについて、「稽古中はパパ・ママ呼びです」と照れながら答えつつ、「謎めいた行動をするのがシュテルなんです。例えば僕の剣の柄に手袋をはめた状態で持ってきて“仁人さん見てください! 剣に手がくっ付きました!”とか言うんです。半分無視するのですが(笑)、それで現場が和むんです」と語り、武藤さんが現場のムードメーカーになっていることを教えてくれました。
続いて鈴木さんは「親としてヘレナに共感します。国を守る以上に子供を守りたいという感情が勝つ瞬間を、大切に演じています」と母親の心境を真摯に伝えました。
殺陣が好きという川上さんが「最初はダンスみたいにやれるかなと思っていましたが、剣を当てるときの力の入れ方をはじめ、こまかいニュアンスが必要で意外と難しかったです」と振り返ると、前川さんは「稽古中にいつも“あはははは!”と笑いながら相手をボコボコにしているよね。楽しそうにやってるなあと思っていました」と打ち明かしました。
そんな前川さんは、「感情を押し殺す様を表現しなくてはならないのですが、どうしても前川泰之という人間の人の良さがあふれてしまう(笑)」とお茶面なコメントをしつつ、「僕にとってチャレンジでしたが、子供思いなところはエルデと共通していると思います」とコメント。家族を大事にしていることが伝わる温かいコメントでした。
最後に吉田さんは「ゲームの再現度という面でも納得していただけるクオリティですし、ストーリーをまったく知らない方にとっても、誰かに自分の境遇を重ねながら楽しめる作品です」と発言し、続けて「本当にボリュームたっぷりなストーリーなので、観たあとに“楽しかったな”“明日もがんばろう”と思ってもらえるはずです。僕らは全公演を100%を超える力でやっていこうと思っていますので、ぜひ楽しみにしていてください。がんばります!」と意気込みを語る形でインタビューは終了。
公演は3月3日まで。ぜひ足を運んでみてくだいね。
『FINAL FANTASY BRAVE EXVIUS 幻影戦争 THE STAGE』概要
【脚本・演出】松多壱岱(ILCA)
【出演】
吉田仁人(M!LK)
武藤 潤(原因は自分にある。)
川上千尋(NMB48)
赤井沙希
清井咲希
浦野秀太(OWV)
桜庭大翔
石坂 勇
レイザーラモンHG
姜 暢雄
鈴木紗理奈
前川泰之
奥平祐介 加納義広 工藤翔馬 熊倉 功 澤田圭佑 下尾浩章 中野貴文 横田 遼 ※五十音順
【会場】ヒューリックホール東京
【公演日程】2024年2月23日(金・祝)~3月3日(日)全14回公演
【先行発売】2023年10月18日(水)12:00- / 【一般発売日】2023年12月17日(日)10:00-
【主催】FFBE幻影戦争 THE STAGE実行委員会
【企画・製作】エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ/ILCA
【企画協力】スクウェア・エニックス
【お問合せ】公演事務局(平日10:00~17:00)
© SQUARE ENIX
©「FFBE幻影戦争THE STAGE」実⾏委員会
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