『新空港占拠』7話感想と考察。山猫の正体発覚！そして謎の男（ジェシー）は一番ヤバい“抜け獣”だった（ネタバレあり）

文: 電撃オンライン

公開日時: 2024年02月25日(日) 16:30

　TBS系列2024年1月期より日曜夜9時から放送中の、櫻井翔主演のタイムリミットサスペンスドラマ『新空港占拠』第7話の感想と考察を掲載します。

神奈川県警捜査一課の武蔵三郎（櫻井翔）の“最悪の1日”が再び！

　昨年7月に放送され、出演者の名前を伏せたキャスト陣や、先の読めない展開で大きな話題になったドラマ『大病院占拠』。

　その待望の続編がこの1月からついに放送！　あの事件から1年、今度は舞台を“空港”に移し、獣の面を被った武装集団と、神奈川県警捜査一課の武蔵三郎（櫻井翔）の頭脳戦が開始されます。

　前作でも活躍したさくら（ソニン）ら県警の精鋭たちのほか、新たなキャストも登場。武装集団の目的は？　人質たちの運命は？　目の離せないタイムリミット・サスペンスが幕を開けます。

　謎をはらんだ展開で、視聴者を湧かせたドラマの続編として期待のかかる本作。その感想記事を、ちょっとした考察を交えて紹介していきます。

この記事には、ドラマのネタバレが含まれます。

『新空港占拠』第7話　感想

獣たちの仲間割れ

　前回、人質の北見が、獣の1人である掛川を人質に取り、爆弾の解除を要求しました。人質が人質を取るというあり得ない状況に、獣側にも不穏な空気が流れます。

　獣側では、掛川を助けようとする者もいますが、あくまでも目的遂行のため、龍は要求を無視。これにより、互いが銃を向けあうほどの事態に。

　獣側も緊迫してきましたが、人質側も相変わらず連携が取れていない感じで空気悪すぎです（笑）。前作より人質側に感情移入できないのは、自分勝手な人ばかりだからでしょうか。

　前作の武蔵の妻のような、常識人のリーダー役がいなくて、まとまりがないせいもあるかな。本来、武蔵の姉がその役割を果たさないといけないのに、今のところ一番黒幕の疑いがあるという（笑）。

武蔵、意外におちゃめなところもあり!?

　一方、山猫の正体を明かすミッションを強要された武蔵は、解放された天童社長を連れ出し、彼女の案内で山猫の正体を探りに行きます。

　天童社長は逮捕されており、勝手に連れ出した武蔵は警察にも追われることになります。

　その警察の追っ手を巻くため、武蔵はSNSで偽の発見情報を拡散されるのですが、そのIDが“Happiness”だったり、自分で#がんばれ武蔵というハッシュタグ付けてたりと、意外にお茶目（笑）。ほかにも小ネタ満載で弄られまくってましたね。

　さすがに3回目には騙されていることに気が付くのですが、フォロアー0の新規アカウントで投稿されているのだから、最初から気づけよと総突っ込み（笑）。有能なのか無能なのかよくわからない捜査陣です。

謎の警官の正体は

　目的地にたどり着いた武蔵と天童は、謎の警官・綾部に襲われますが、あっという間に撃退（笑）します。ここまで無敵感出しておいて弱いんかい！　いや、きっと武蔵が強いのでしょう。

　ここで綾部は逮捕され、本当の警官であることや、北見の養子縁組になっていたことが判明します。

　そして武蔵は無事山猫の正体を突き止め、獣たちの配信へと向かうのでした。

山猫の正体は……

　配信でわかったのは、山猫は北見だということ。北見は、自分が窓口の振りをして、自分自身で指令をだしていたのです。そのことを北見は認めたので、人質も解放されます。

　しかし、当の北見、天童の秘書の宇和島、CAの庭瀬、武蔵の姉は残されます。まだ、残されたウソがあるということですが、ここになぜ庭瀬が!?

謎の男、実はヤバい奴だった

　そして、武蔵の妻を拉致した謎の男は、口内に隠していたデータをチェック。ここで北見が本当は山猫ではない事実を知りますが、それが誰なのかはわかりません。

　これまで武蔵の妻を守ってきた感じですが、それは“自分の手で殺す”ためであったことがわかります。

　この男、鼠として獣の一味だったのですが、どうやら自分から抜けたようです。しかも悪い奴ら殺せばいいという、一番ヤバそうな奴だった（笑）。

　そして獣たちの配信を乗っ取り、武蔵の妻を人質に、彼女の罪を暴くよう、武蔵に要求するのでした。ウソだろー！（やっと出たー）

　余談ですがこの謎の男、最初は服の上から包帯巻いていたのですが、なんか『バイオハザード2』のレオンを思い出しました（笑）。巻き方も同じだし。ちなみにこれって正しいのでしょうか。なんだかすごく違和感があります。

『新空港占拠』第7話　考察

　謎の男（ジェシー）の目的がようやくわかってストーリーに合流しましたが、なんともヤバい奴でした。味方になると思っていたのでこれは意外。

　そして、武蔵は警察に裏切者がいるとやっと気が付きます。今頃かい（笑）。まだ犬が出てきてませんから、その裏切者が犬かな。

　候補は、本庄か、岩槻。前作組の志摩や和泉はさすがにないと思うので、単純に消去法。どっちでもおかしくないし、どっちも怪しい（笑）。

　さらに人質にも潜り込ませている可能性は高く、その第一候補はCAの庭瀬。以前の人質毒殺騒動で、最初に毒を飲んで倒れたはずなのに、毒は入ってなかったですからね。そのときから疑われてました。最後に残された人質で、彼女だけ浮いてますし。

　そして山猫の正体、どうやら北見ではなさそう。北見は自分だと認めることで、山猫を庇っているのでしょうか。獣たちのアジトでも山猫は北見と言っていたので、獣たちも騙されていると思われます。

　候補はやはり武蔵の姉、または今だ行方不明のままである武蔵の兄。この2人だったら、納得はできるけど、ちょっと意外性に欠けるかも（笑）。

　ついでに龍が駿河の双子の姉であることもわかりましたが、さすがに双子は無理があるなー。演者の年も顔も全然違う。ここは、何かもうひと捻り入れてきそうな気がします。でも、ただ単に姉が老け顔なだけという可能性も、このドラマだとありそうだ（笑）。

これまでに判明した“獣”たち

龍：駿河悠月（演/高橋メアリージュン）紗季の双子の姉
蛇：駿河紗季（演/宮本茉由）　前作の情報分析官
鶏：重原瀬奈（演/山谷花純）　冤罪で自殺した女性の友人
虎：丹波一樹（演/平山浩行）　元警察　前作のSAT指揮者
猿：丹波直樹（演/岩瀬洋志）　元警察　丹波一樹の息子
馬：堀江海斗（演/竹内まなぶ) 　百首事件の犯人（濡れ衣）
猪：松長仁（演/後藤剛範)　百首事件の犯人（濡れ衣）
牛：掛川瑠美（演/サーヤ)　百首事件の犯人（濡れ衣）
兎：浜松奏（演/安斉星来)　百首事件の犠牲者の遺族
羊：浜松詩（演/山本千尋)　百首事件の犠牲者の遺族
鼠：大河（ジェシー）　武蔵の妻を拉致　獣から抜け、単独行動
犬：？