『XI[sai]』で雑誌のランキングに応募した25年前。3分間のタイムリミテッドで杉山流や6の目アドリブを覚えた思い出【メモリの無駄づかい】

Bros
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 三つ子の魂百までと言われますが、幼少期に限らず、ゲームを遊んだ思い出は脳に深く刻まれるもの。

 何年、何十年たっても、「なんでオレ(私)、こんなこと覚えてるんだろ…」と愕然とするような記憶が残りがちでして。

 そんな脳のメモリ(記憶・容量)を無駄づかいしている例を語ります! 今回は、初代PSの名作パズルゲーム『XI[sai]』について、かつて本作をやり込んでいたBrosが振り返ります。

電撃PS編集部にVHSやメモカを送った読者時代【XI[sai]の思い出】

 25年経った今も忘れない、記念すべき日である1998年6月18日。本作『XI[sai]』が発売されました。体験版で事前に触れて興味を持っただけだったのですが、いざ遊んでみるとその奥深さにドハマリ。

 当時は読者として購読していた電撃PS誌だけでなく、別のPS専門誌などにも応募し、複数のランキングコーナーで上位にランクインするほどにやり込んでいました。

  • ▲ショップ購入の公式グッズ(貯金箱やストラップなど)はもちろん、上位入賞でいただいた非売品(絵本や帽子など)は、今も大切に保管しています。

 3分間のタイムリミテッド(タイムアタック)で、CMで有名な“杉山流”で10万点超え、6の目アドリブで30万点超えなど、続編発売までの約1年半プレイし続け、腕前もみるみる上達していきました。

 詳細は長くなるので割愛しますが、『XI[sai]』10万点の積み込みについては、私(Bros)がプレイステーションクラシックで再現した実演動画を2018年にアップ済みですので、そちらをご覧ください。

常時更新の公式ランキングが欲しかった……【XI[sai]の思い出】

 私が学生だった当時、まだインターネットが普及し始めた頃だったこともあり、参加していたのは雑誌のランキングなど、いずれも非公式のものでした。

 その後、2002年発売のPS2『XIゴ』で公式ホームページ経由の公式ランキング大会が開催。また、2006年に初代リファイン作のPSP『XIコロシアム』が発売されたものの、ゲーム内でいつでも競える公式オンラインランキングは実現しませんでした。

  • ▲携帯向けのWSC『XI[sai] Little』、ジャンプで進化した続編『XI[sai] JUMBO』、爆発を採用した『XIゴ』など、各作品で競技性も変化しました。

 パズルのみならず、レースやシューティングなど、タイムやスコアを競うゲームを遊んでいた方々は公式ランキングを待ち望んでいたと思います。アーケードで対人戦が流行していた対戦格闘も、いずれはオンライン対戦できれば……と思っていた方も多いことでしょう。

 結果はみなさんもご存じのとおり。公式ランキングやオンライン対戦はゲーム内に標準搭載され、ゲーム業界も大きく進化。今ではRTA(リアルタイムアタック)の動画配信なども行われているようで、『XI[sai]』シリーズでRTAを公開している方々もおられるようです。

 あらためて、自身の実力や記録を“全世界の強豪たちといつでも競える・共有できる”現代は、良い時代になったな、と思います。

Bros:RPGとパズル、鶏のからあげを愛する肉食ゲーマー。主に攻略やデータベースなどを担当。PSのトロフィー収集は趣味活動の一環です。

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