アイマス新作『学マス』発表。今さら聞けないシリーズの歴史と略称まとめ【学園アイドルマスター】

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 ファン待望の『アイドルマスター』シリーズ新作アプリ『学園アイドルマスター(学マス)』が発表されました。

 2005年7月にアーケードゲームとして登場し、長きにわたって多くのプロデューサーさんに支持され続ける人気シリーズ『アイマス』。その歴史や略称を振り返ってみましょう。

【もくじ】
『アイドルマスター(アイマス)』の歴史。シリーズ1作目はアーケードゲーム
ゲーム以外の『アイドルマスター(アイマス)』について。アニメに漫画とさまざまな作品が展開

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『アイドルマスター(アイマス)』の歴史。シリーズ1作目はアーケードゲーム

 バンダイナムコエンターテインメント(当時:ナムコ)が展開する『THE IDOLM@STER(アイドルマスター)』は2005年7月にアーケードゲームとして稼働開始。“アイドルプロデュース体験ゲーム”として9組のアイドルをプロデュースする育成シミュレーション的なゲームで、窪岡俊之さんがデザインするキャラクターも注目を集めました。

 初期はXbox360で展開し、のちにさまざまなハードで展開。作品によって登場アイドルの幅も広がっていったほか、男性アイドルが活躍する『SideM』も登場しています。

 2024年3月時点では2つの新作が発表されており、『アイドルマスター ツアーズ』は久々のアーケードゲームとして2024年稼働予定、新作アプリ『学園アイドルマスター』は2024年春の配信予定で事前登録がスタートしています。

THE IDOLM@STER(アイドルマスター) ●アーケード ●2005年7月26日稼働

 765プロダクション(ナムコプロダクション)に所属する9組(双子ユニット含む)をプロデュースするアイドルプロデュース体験ゲーム。

 天海春香、如月千早、萩原雪歩、高槻やよい、秋月律子、三浦あずさ、水瀬伊織、菊地真、双海 亜美・真美から3組を選んでユニットを組ませることができました。

 のちに登場した家庭用ゲーム機版と区別するため、『アケマス』と呼ばばれることも。

THE IDOLM@STER(アイドルマスター) ●Xbox360 ●2007年1月25日

 あらたなアイドルとして星井美希が登場。家庭用ゲーム機ながらネットワーク機能を利用したプレイも可能で、多くのDLCも登場。『アイマス』を遊びたくてXbox360を買った人も多いのでは?(筆者含む)

THE IDOLM@STER LIVE FOR YOU!(アイドルマスター ライブフォーユー)(L4U!) ●Xbox360 ●2008年2月28日

 ファン感謝祭のコーディネーターである特別プロデューサーとしてステージの演出を楽しめるライブシミュレーション。応援モードと撮影モードが存在。

 765プロの事務員である音無小鳥がゲーム内に初めて登場した作品としても知られています。

THE IDOLM@STER SP(アイドルマスターエスピー)パーフェクトサン/ワンダリングスター/ミッシングムーン ●PSP ●2009年2月19日

 従来作品のようにアイドル育成を中心としたフリープロデュースだけでなく、物語を楽しめるストーリープロデュースが登場。メインとなるアイドルやライバルが異なる、赤黄青をイメージした3種類が用意されていました。

 『パーフェクトサン』は天海春香、高槻やよい、菊地真がメインとなり、ライバルアイドルは我那覇響。

 『ワンダリングスター』は萩原雪歩、水瀬伊織、双海亜美・真美がメインとなり、ライバルアイドルは四条貴音。

 『ミッシングムーン』は如月千早、三浦あずさ、秋月律子がメインとなり、ライバルアイドルは星井美希。ちなみに765プロの期待の新人である美希が961プロからデビューしてしまうという衝撃的な物語が展開しました。

THE IDOLM@STER Dearly Stars(アイドルマスター ディアリースターズ)(アイマスDS) ●DS ●2009年9月17日

 876プロダクションの日高愛、水谷絵理、秋月涼が活躍するトップアイドルアドベンチャー。主人公はプロデューサーではなくアイドル自身となっている点が特徴で、従来作品よりもアドベンチャーゲーム的な色合いが強くなっており、分岐やマルチエンディングが用意されていました。

アイドルマスター モバイル(アイモバ) ●モバイル ●2009年 ※iOS版『アイドルマスター モバイルi』は2012年3月30日

 もともとはアーケードゲームと連動する携帯電話サイトで壁紙配布などが行われていたが、2010年ごろにエリアゲームとして大幅リニューアルされました。

THE IDOLM@STER 2(アイドルマスター ツー)(アイマス2) ●Xbox 360 ●2011年2月24日 ※PS3版は2011年10月27日

 待望のナンバリング作品として登場し、センシティブトゥーンという表現方法でキャラクターを描写。「もしもプロデューサーの765プロ入社が1年遅かったら」という設定でゲームが展開。我那覇響や四条貴音が765プロに在籍しているほか、秋月律子がアイドルを引退してプロデューサーに転向して竜宮小町(水瀬伊織、三浦あずさ、双海亜美)をプロデュースしているなど、『1』とは異なる設定となっていました。

 天ヶ瀬冬馬、伊集院北斗、御手洗翔太による男性アイドルユニットのJupiter(ジュピター)も本作で初登場。

アイドルマスター シンデレラガールズ(モバマス、デレマス) ●Mobage ●2011年11月28日

 カードによるライブバトルを楽しめるソーシャルゲームとして展開。2023年3月30日にサービス終了しましたが、非常に長くにわたって人気を集め、『アイマス』シリーズの新たな歴史を作り上げた人気作です。

 島村卯月、渋谷凛、本田未央といった人気アイドルを輩出し、100人以上の多くのアイドルが登場しました。

THE IDOLM@STER SHINY FESTA(アイドルマスター シャイニーフェスタ)ハニーサウンド/ファンキーノート/グルーヴィーチューン ●PSP ●2012年10月25日 ※iOS版は2013年4月22日

 南国リゾートでの音楽祭を描く音楽ゲームで、3つのバージョンによってメインとなるアイドルが異なる構成に。

 『ハニーサウンド』は天海春香、如月千早、三浦あずさ、秋月律子、『ファンキーノート』は高槻やよい、水瀬伊織、我那覇響、双海亜美、双海真美、『グルーヴィーチューン』は星井美希、菊地真、萩原雪歩、四条貴音を中心にしたストーリーが展開。

 なお、『アイドルマスター シンデレラガールズ』のアイドルをはじめ、876プロの日高愛、水谷絵理、秋月涼、961プロのジュピターなども登場するにぎやかな作品となっていました。

アイドルマスター ミリオンライブ!(ミリマス) ●GREE ●2013年2月27日 ※のちにPCブラウザ版も展開

 765プロのライブ劇場を発展させることを目指すソーシャルゲームで、従来シリーズの765PRO ALLSTARSのアイドルをはじめ、春日未来や最上静香など本作オリジナルのMILLIONSTARSも登場。

アイマスチャンネル ●PS3 ●2013年10月2日

 PS3用のホームアプリ。アプリ上からシリーズ作を遊べるほか、ニュースコーナーやギャラリーコーナーが存在。

アイドルマスター ワンフォーオール(OFA) ●PS3 ●2014年5月15日

 『2』ではNPCだった秋月律子や竜宮小町(水瀬伊織、三浦あずさ、双海亜美)を含め、13人の765プロ所属アイドル全員のプロデュースが可能に。ライバルとして日高愛たちやJupiterにくわえ、玲音(レオン)も新登場しました。

 DLCでは、『シンデレラガールズ』『ミリオンライブ!』のアイドルがスペシャルゲストとしてと往生しました。

アイドルマスター SideM(アイドルマスター サイドエム)(Mマス) ●Mobage ●2014年7月17日

 315(サイコー!)プロダクションのプロデューサーとして男性アイドルをプロデュースするソーシャルゲーム。過去シリーズからJupiterや秋月涼が登場するほか、多くの本作オリジナルアイドルが登場しました。

 『LIVE ON ST@GE!(エムス手)』や『GROWING STARS(サイスタ)』などの関連ゲームも展開されました。

アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ(デレステ) ●Android ●2015年9月3日 ※iOS版は2015年9月10日。のちにブラウザ版も展開

 『シンデレラガールズ』をモチーフにした音楽ゲームで、3DCGで表現されたアイドルたちによるライブ演出が大きな話題を集めました。

アイドルマスター マストソングス Presented by 太鼓の達人 赤盤/青盤 ●PS Vita ●2015年12月10日

 『太鼓の達人』をベースとした音楽ゲームで、赤盤にはシリーズ初期の40楽曲、青版には2009年以降の40楽曲を収録。

アイドルマスター プラチナスターズ ●PS4 ●2016年7月28日

 765プロの新人プロデューサーとしてアイドルをプロデュースするアイドル育成ゲーム。PS4での登場となり、ヴァリアブルトゥーンによってビジュアル表現がさらに進化しました。

アイドルマスター シンデレラガールズ ビューイングレボリューション ●PS VR ●2016年10月13日

 『シンデレラガールズ』の1stライブが開催された舞浜アンフィシアターをモチーフにVRでライブを楽しめる作品。PlayStation Moveでコンサートライトを振ることができ、臨場感あふれるライブ体験ができます。

アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ(ミリシタ) ●iOS/Android ●2017年6月29日

 『ミリオンライブ!』をモチーフとしたスマートフォン用音楽ゲーム。シリーズ作品から50人が登場することにくわえ、新たに桜守歌織と白石紬が登場しました。

アイドルマスター SideM LIVE ON ST@GE!(アイドルマスター サイドエム ライブオンステージ)(エムステ) ●iOS/Android ●2017年8月30日

 『SideM』を題材とした音楽ゲーム。ドラマチックアイドル育成ライブゲームと銘打たれ、アイドル育成や音楽ゲームを楽しめました。

アイドルマスター ステラステージ ●PS4 ●2017年12月21日

 『プラチナステージ』に続くPS4作品の2作目で、765プロと961プロの社長がともに企画しつつも実現できなかったステラステージの開催を目指すことに。

アイドルマスター シャイニーカラーズ(シャニマス) ●enza ●2018年4月24日 ※iOS/Android版は2019年3月13日

 enzaでサービスを開始したブラウザゲーム。主人公は283(ツバサ)プロダクションのプロデューサーとなり、世界観は過去作品とは独立したもの。一方、ゲームシステムは『アイマス』の初期シリーズを踏襲するような育成ゲームの流れとなっていました。

アイドルマスター ポップリンクス(ポプマス) ●iOS/Android ●2021年1月21日

 同じ色の音符をスライドでつなげて消していくオリジナルユニット育成&ライブパズルゲーム。765プロをはじめ、『シンデレラガールズ』『ミリオンライブ!』『SideM』『シャイニーカラーズ』と複数ブランドのアイドルが共演することでも話題を集めました。

アイドルマスター SideM GROWING STARS(アイドルマスター サイドエム グローイングスターズ)(サイスタ) ●iOS/Android ●2021年10月6日

 『SideM』の流れを組む音楽ゲーム。315プロのプロデューサーとして男性アイドルをプロデュースすることになり、天峰秀、花園百々人、眉見鋭心による新ユニットC.FIRST(クラスファースト)が登場しました。

アイドルマスター スターリットシーズン(スタマス) ●PS4/Steam ●2021年10月14日

 事務所を超えた合同プロジェクトProject LUMINOUS」(プロジェクトルミナス)をプロデュースすることを目的に、『アイドルマスター』(765プロオールスターズ)、『シンデレラガールズ』、『ミリオンライブ!』、『シャイニーカラーズ』と4ブランドのアイドルが登場。

 奥空心白が新登場したほか、ライバルアイドルユニットとして961プロのDIAMANT(ディアマント)(玲音、詩花、亜夜)のほか、『ディアリースターズ』や『SideM』のアイドルも登場しました。

アイドルマスター シャイニーカラーズ Song for Prism(アイドルマスター シャイニーカラーズ ソングフォープリズム)(シャニソン) ●iOS/Android ●2023年11月14日

 『シャイニーカラーズ』をモチーフとした音楽ゲーム。斑鳩ルカ、鈴木羽那、郁田はるきによる新ユニットCoMETIK(コメティック)が登場しました。

アイドルマスター ツアーズ(ツアマス) ●アーケード ●2024年稼働予定

 「自分だけの“特別なライブ”をプロデュース」をコンセプトに、プレイヤーはプロデューサーとしてアイドルの衣装、楽曲、ステージを選択しながら、さらにライブ中も楽曲に合わせてリアルタイムにライブを演出し、アイドルたちをステージ上で輝かせていくライブプロデュースゲーム。

 『アイドルマスター』(765プロオールスターズ)、『シンデレラガールズ』、『ミリオンライブ!』、『SideM』、『シャイニーカラーズ』の5ブランドのアイドルを育成できるようです。

学園アイドルマスター(学マス) ●iOS/Android ●2024年春予定

 完全新作となる学園アイドル育成シミュレーション。舞台はアイドル養成学校・初星学園で、プレイヤーはプロデューサー科に入った新入生として、アイドル科に所属するアイドル候補生をプロデュースすることに。

 学園生活の中で、レッスンや授業を通してアイドルの能力(ボーカル、ダンス、ビジュアル)を成長させ、育成度合いに応じてライブシーンが変化。さらにアイドルとの関係や、アイドルの能力も繰り返しプロデュースをする度に良くなっていき、アイドル1人1人の成長を体感できます。

■花海 咲季(はなみ さき)CV.長月 あおい

 入学試験首席の新入生。勝ち気で負けず嫌いな元アスリート。

■月村 手毬(つきむら てまり)CV.小鹿なお

 中等部ナンバーワンアイドルと呼ばれていた元エリート。

■藤田 ことね(ふじた ことね)CV.飯田ヒカル

 「お金を稼げるアイドル」を夢見る、がめつい女の子。

『学園アイドルマスター』メディア発表会まとめ。同じ楽曲で成長段階に応じた6段階のライブシーン、アイドル1人あたり約6万ポリゴンなど

ゲーム以外の『アイドルマスター(アイマス)』について。アニメに漫画とさまざまな作品が展開

 『アイドルマスター』シリーズはゲームだけでなく、漫画や小説、ラジオ、ドラマCDやアニメなどでも展開を続けています。アイドル(声優)が実際にステージに立つライブも有名で、2006年7月23日に新木場STUDIO COASTで行われた“THE IDOLM@STER 1st ANNIVERSARY LIVE”より、単独やゲスト参加を含めて多くのライブが行われてきました。

 アニメについては2011年7月から放送された『THE IDOLM@STER(アイドルマスター)』や2013年・2014年に放送された派生作『ぷちます! -プチ・アイドルマスター-』などがあります。

 2007年4~9月に放送された『アイドルマスター XENOGLOSSIA(アイドルマスター ゼノグラシア)』はゲームとは設定が異なるロボットアニメとして展開し、話題を集めました。余談ですが『ゼノグラシア』はアプリ『スーパーロボット大戦X-Ω(スパクロ)』にゲスト参戦(2015年12月)したこともあります。

 そのほか、『アイドルマスター シンデレラガールズ』(2015年1~4月)、『アイドルマスター ミリオンライブ!』(2023年10~12月)などもアニメ化されています。

 ゲームを含めて、音楽やアイドル、小説にアニメと多岐にわたって展開を続ける『アイドルマスター』。新作となる『アイドルマスター ツアーズ』や『学園アイドルマスター』も楽しみですね。

THE IDOLM@STER™& ©Bandai Namco Entertainment Inc. 

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