ネタバレあり感想：『薬屋のひとりごと』アニメ23話で判明した羅漢の過去。マオマオへの態度の真意ってもしかして…？

文: Ak

公開日時: 2024年03月19日(火) 13:16

最終更新: 2024年03月19日(火) 13:16

　TVアニメ『薬屋のひとりごと』第23話の感想記事をお届けします。

【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『薬屋のひとりごと』第23話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。

『薬屋のひとりごと』アニメ23話で判明した羅漢の壮絶な過去！

　23話のハイライトは何といっても、ついに判明した羅漢（ラカン）の過去。大筋はすでに語られてはいましたが、羅漢の主観で真相が描かれると…かなり辛いですね。

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　オープニングで見せる、羅漢の表情の意味も分かった気がします。取返しのつかない過ちとはいえ、どんな人間でもありえそうな過ちだけに、その後悔がよく伝わってきます。

　しかし羅漢、マオマオに対局に誘われたときに「可愛い娘の頼みとあらば」と言っていましたが、完全に親子関係を認知しているんですね。

マオマオと羅漢の駆け引きに親子関係を実感せざるを得ない！

　そんな羅漢に一局を仕掛けるマオマオ。実の親子なのに、緊張感のある一局です。

　賭けに負けると毒を混ぜた杯を飲む…という展開はギャンブル漫画でなら見たことがありますが、主人公から仕掛けるのは珍しいですね（笑）。

　毒耐性を持つマオマオに有利すぎるうえに、羅漢からするとマオマオに毒を飲ませるわけにはいかないので、少しマオマオに有利すぎると思いましたが、まさか酔わせることが目的だとは！

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　マオマオの策士っぷりを見るに、やっぱり羅漢とは親子ですね。まあ、羅漢は分かっていて乗った可能性もありますが。それにしても今日の壬氏（ジンシ）、二人の策士の駆け引きをひたすらあたふたしながら視聴者目線で見守っていただけでしたね（笑）。

　二人の試合に使われていたシャンチーは、囲碁と将棋を合わせたみたいなものでしょうか。羅漢の過去回想で“車”が有能な駒とあったので、あれが将棋でいう“香車”みたいなもの？　くわしいルールが気になりますね。

羅漢の過去を知るとマオマオの態度も複雑なものに見えてくる

　羅漢の幼少期からていねいに描かれた過去回想。生まれたときからフィルターがかかっていたということで、けっこう壮絶な過去です。

　生まれ付きの知恵者すぎたゆえのフィルターだったのでしょうか。対等…というか、対等と認められるような相手がいなかったのは不幸ですね。

🍃『#薬屋のひとりごと』🍃

ご覧いただいた皆様ありがとうございました！

次週ついに最終回…！
最後までお楽しみください✨

📺第24話は3/23（土）24：55～　
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　そんな羅漢が初めて対等に見ることができたのが、マオマオの母である鳳仙（フォンシェン）。過去の彼女の言動や周囲からの評価を見るに、マオマオとの共通点も多そうです。女性の趣味的には、羅漢は壬氏と話が合いそうですね（笑）。

　事情があったとはいえ、結果的に無責任に鳳仙を酷い境遇に追いやってしまった羅漢。羅漢の主観で見ると事情も分かりますが、確かにマオマオから見れば羅漢に怒りが湧くのも分かる気がします。

　とはいえ、マオマオがあれだけ羅漢を恨む理由には、感情的なものというよりも母への義理もあるのかもしれません。事情は察していても、母をあんな目に合わせた原因となった羅漢と軽々しく馴れ合いはできないということでしょうか。

　それと羅漢の叔父貴、最初は顔にフィルターかかっていたせいで分からなかったですが、後宮を追い出されたという話を見るにマオマオの親父さんですね。二人の現在の関係性も気になるところです。

もしかして羅漢はただの親バカなのでは？

　それにしても羅漢、マオマオへの意味深な態度って、もしかしてけっこう純粋に心配していただけなのでは？

　態度がうさんくさいから誤解されやすいだけで、行動原理は意外なまでにシンプルなのかもしれません。今回の過去回想で、ミステリアスなイケオジから、ただの不器用な親バカへとクラスチェンジしたような印象です（笑）。

🍃#薬屋のひとりごと』🍃
　🎞次回予告アップ🎞
　　
　第24話「壬氏と猫猫」

📺第24話3/23（土）24：55～
日本テレビ系にて順次全国放送！
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　次回はついに最終回。原作がまだまだ続いているだけに、完全に完結するわけではないでしょうが、何か一区切りとなる事件は起こりそうです。タイトルからして、マオマオと壬氏に何かがある…？　次回も必見ですね！

『薬屋のひとりごと』Blu-ray情報

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【初回・通常共通特典】
《音声特典》
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《映像特典》
◆PV集①
◆ノンテロップOP
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◆『薬屋のひとりごと』先行上映会舞台挨拶
（2023/10/01 TOHOシネマズ日比谷スクリーン12／出演：悠木碧、大塚剛央、長沼監督）