【先行プレイレポート】『機兵とドラゴン(機ドラ)』はマルチプレイがアツすぎる。開発者に挑戦してボコられながら感じた“運命共同体バトル”のおもしろさを解説!
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- タダツグ
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DONUTSが手掛ける完全新作オリジナルゲーム『機兵とドラゴン』を、皆さんはご存知ですか? “リアルタイム運命共同体バトル”と銘打たれたこのゲーム、現在は事前登録期間の真っ最中であり、サービス開始は4月8日予定ということで、まさに“これから来る”アプリの1本。まだご存じない方は、まず『機ドラ』というタイトル名だけでも覚えていってください。
※本記事はDONUTSの提供でお送りします。
“騎兵”ではなく“機兵”であり、つまりは“機械の兵士とドラゴンってコト!?”、“運命共同体とはいったい……”など、タイトルやキャッチコピーからしてなかなかにファンタジーしています。
開発の指揮を執るのは『城とドラゴン』や『ドラゴンポーカー』、『ドラゴンリーグ』など、さまざまなヒットアプリを制作したクリエイターの森山 尋氏と、スクウェア・エニックスで『ケイオスリングス』や『拡散性ミリオンアーサー』などのプロデューサーを務めていた安藤武博氏。ゲーム開発の第一人者同士ががっぷりよっつに組み、「面白くなるまでは出さない」と豪語しながら開発が進められてきました。
電撃オンラインとしては、ちょっとピクッとしたんですよね。「面白くなるまで出さない」と口にしていた彼らが、ついにアプリをリリースする……つまり? ついに“面白いゲーム”が完成したってことなのか!? どうにも気になるでしょう、こんなもん!
ということで今回は特別に、開発元であるDONUTS GAMESさんにお邪魔して先行事前プレイをさせていただく企画が実現しました。本作は“共闘・対戦が楽しいゲーム”ということで、なんと前述の森山氏、安藤氏と一緒にプレイできるという超豪華な内容に! その模様をリプレイ形式でお伝えしていきたいと思います。
なお、ゲームとは直接関係ない話なのですが、本記事を担当しておりますわたくしことゲームライターのタダツグは、安藤氏とシシララTVというWEBメディアで活動しておりまして。最近こそお互いが忙しくなかなか行動を共にできていませんが、ずっと一緒にゲーム実況などをお届けしてきた間柄だったりします。“半分身内みたいなもんじゃねーか!”というツッコミもあるかもしれませんが(汗)、そう、身内なんですよ。身内だからこそめでたいし、うれしいし、身内だからこそ目が厳しくなる部分もあるんです。
今回、そういった安藤氏(僕は親しみを込めて彼をゲームDJと呼んでいます)と僕ならではの距離感も、テキストの端々から出てくるかもしれません。お互いの言葉遣いからして、クリエイターと取材ライターの距離感にはならないと思いますが、そこはどうかご了承ください。
なお、実際に遊んでみて「この『機ドラ』は友達と遊ぶのもめちゃ楽しい!」と感じたのは紛れもない事実でした。むしろ、一人で遊ぶよりも誰かと一緒に遊んでこそ真価が発揮されるゲームであると強く感じております。そういう意味でも、僕とDJが一緒に遊んだらどうなるのかってところにご注目いただければ幸いです。
リアルタイム運命共同体バトル『機兵とドラゴン』とは?
前置きが少し長くなりましたね、ごめんなさい(汗)。まずは『機ドラ』ってどんなゲームなのかという初歩の初歩から紹介していきましょう。といっても、ここからさらに説明テキストを読んでもらうのはしのびないので。DONUTSさんが公式チャンネルに「3分でわかる機ドラ」という動画をアップされているので、こちらをご覧いただければと思います。
■公式PV第4弾“3分でわかる機ドラ!!
……ご覧いただけましたか? 端的にまとめますと、ゲームは最大12人(3人×4チーム)で遊べるバトルロイヤル形式。プレイヤーはウキシマ艦に搭乗して大空を飛び回りつつ手札から“機兵”や“ドラゴン”を場に出し、戦いを進めていきます。戦場で特定の敵を倒すと“艦パーツ”が手に入るので、それを使って自艦を強化し、他プレイヤーが操作するウキシマ艦を撃沈。最後まで生き残った艦の搭乗者が勝者となる、いたってシンプルなルールです。
同じウキシマ艦に搭乗するプレイヤーは運命をともにする相棒となるわけで、“運命共同体”というキャッチコピーもあながちオーバーではありませんでした。
なお、場に出せる機兵やドラゴン、および戦場で手に入る艦パーツは事前にガチャで入手して、デッキを編成するシステム。機兵はそれぞれ性能差があり、キャラごとに場に出せる回数などが変わってきます。ドラゴンも複数の種類が存在しますが、いずれも強力な能力を持つぶん場に出せるのは1度のみ。まさに切り札となるので、どのタイミングで場に出すのか、プレイヤーのセンスが問われます。
では、説明はこのへんまでにして。さっそく対戦のリプレイをお楽しみください。
『機兵とドラゴン』対戦会リプレイ:気分は深夜のドライブ? みんなでヤンヤと盛り上がれる『機ドラ』は誰かと遊ぶのが楽しい!
──3月某日。東京・新宿のとあるビルにて。
タダツグ:来ましたね、DJ。ついにこの日が!
安藤武博氏(以下、安藤):ついに来たよツグちゃん。「面白くなるまで出さない」と決めていた『機ドラ』を、ついにお披露目できる時が来ました。今日はよろしくお願いします。
タダツグ:こちらこそよろしくお願いします! 森山さんとははじめましてですが、お会いできるのを楽しみにしていました。
森山 尋氏(以下、森山):光栄です。よろしくお願いします。
安藤:対戦会の前に、ゲームを軽く遊んでもらっているとのことだけど。遊んでみての感覚はどうだった?
タダツグ:戦闘のわちゃわちゃ感が楽しいですね。ああ、これがDJが作りたかったゲームなのかって感慨深いものがありました。一方で、基本的にオートで展開していくから何をどうすれば勝てるのか、その道筋がまだ理解できていなくて。今日はそんな俺に勝利の快感を味わわせてほしいと思って遊びにきました。
安藤:いいね! じゃあ、今日は一緒にチームを組んで戦おうか。
タダツグ:いわばチームシシララTVですな。胸アツです。とはいえ、森山さんと組んだ方が勝てるとかありません?(笑)
安藤:勝ちたがりか(笑)。たしかに森山さんは強いですけど。
森山:いやいや、開発メンバーには僕より強いメンバーもいますし、まだまだですよ。
タダツグ:オートバトルが基本とはいえ、やっぱり勝利の方程式みたいなものはあるんですね? 今日はそこらへんを教えてもらえれば。
安藤:じゃあ、最初は説明がてら“ソロ”で遊ぼう。ちなみに“ソロ”だと4人対戦、“タッグ”だと2人×4チームの8人対戦、“トリオ”なら3人×4チームの12人対戦が楽しめるよ。せっかくだしあとで“トリオ”戦もやろうか。必要とあらば、あそこで焼きそば食ってる開発者とか呼ぶわ(笑)。
タダツグ:開発チームの雰囲気が温かくていいですね(笑)。では、最初は“ソロ”ということで……よろしくお願いします。
森山、安藤:よろしくお願いします!
タダツグ:きっと接待してくれるんだろうなあ……って、ぎゃあああ! いきなり森山さんが優勝してるんですけど!?
森山:忖度とか必要ないって聞いてきたので(笑)。
安藤:今のは森山さんお気に入りの機兵・ロッティにやられたなあ。容赦なく。
タダツグ:ロッティ? この水属性の機兵のことですか。
森山:そうです。周囲の敵にダメージを与えつつ、しばらく氷漬けにして動けなくする固有スキルの“ユキダルマ”がうまく刺さりました。タダツグさんの出していたリニアが一瞬で溶けていたのはこの攻撃を食らったからですね。
タダツグ:固有スキルか……。あまり意識してなかったです。リニアは火属性だからモロにやられちゃいましたね。
安藤:機兵をチョイスする際の最注目ポイントの1つが、この固有スキル。それぞれの機兵の個性になってるからね。
タダツグ:勉強になりマス。ちなみに固有スキル以外にも、機兵選択のコツを教えてほしいんですけど。だってこのままオメオメとは帰れない!
安藤:グイグイくるやん。ほかにはそうね……機兵のタイプについては意識してた?
タダツグ:タイプといわれても。美人系がいいとか、可愛い系が好みとか、そういう?
安藤:そうそう……って、んなわけあるか!(笑)
森山:(笑)。機兵には攻撃と防御、2つのタイプが存在していまして。当然ながらステータスや固有スキルにも特徴が出てきます。たとえば攻撃タイプのリニア。彼女は攻撃力が高いものの、じつは守備力もHPもそれなりにあるので、比較的バランスよく戦えるアタッカーです。
タダツグ:本当だ! 同じ火属性の攻撃タイプであるマカナと比べると、ステータスが全体的に高水準ですね。ただ、マカナはステータスで劣るぶん、出撃回数が3回とリニアより2回も多い。
安藤:ゲームライターっぽいこと言うね。今ツグちゃんが気づいたとおり、機兵には出撃回数の制限があって。強力な能力を持つキャラは出撃回数が1回だけだったりするから、使いどころを考える必要があるわけ。強い機兵で序盤からグイグイ押すのか。それとも、終盤のここぞというところで出すのか。ちょっとした心理戦というか、これが駆け引き要素になってくる。
タダツグ:面白い! さっき森山さんが使ってたロッティの固有スキルは“風属性には効果がない”って書いてあるし、強力な固有スキルにも属性の概念は大事なんですね。機兵はポンポンと考えなしに出すではなく、タイプや属性、出撃回数を考慮することが重要、と。
森山:そこらへんを考慮しながら機兵やドラゴン、そして艦パーツを選んでほしいんですよね。じつはこのゲーム、レアリティの概念こそありますが“低レアだから使えない”って方向性にはしてなくて。すべての機兵や艦パーツに使いどころ、刺しどころがあるようにしています。
安藤:その点、ツグちゃんのデッキは攻撃タイプ一辺倒だったからなあ。
タダツグ:攻撃系の固有スキルばかり選んでたらこうなってました。そんなにスゴかったですかね? なんか照れるなあ。
安藤:いや、別に褒めてるわけではないけどな(笑)。ある意味、性格が出てて俺は好きだよ。実際“必ず防御タイプを入れないと勝てない”なんてバランスにはしないつもりなんだよね。ウキシマバトルは5分間の戦いになるんだけど、局面によってはゴリ押しが正義な時間帯も出てくるし、デッキの相性で有利不利は変わってくるから。
タダツグ:無属性のシュバルツなんかは、攻撃タイプでありながら攻防のバランスが高かったりするんですね。
安藤:シュバルツは遠距離から敵をガンガン攻撃できるから、一撃のダメージは抑え気味だね。無属性は得意な属性もなければ苦手な属性もないってことで、ある意味、万能型ともいえる。俺は結構お気に入りなんだよね、シュバルツ。
タダツグ:なるほどー。
森山:タイプや属性の概念を理解いただいたところで、どんどん対戦していきますか。あっ、手心を加えたほうがいいです?
タダツグ:無用でありマス!
──こうしてしばらくソロでのバトルが続く対戦会。しかし、一向にタダツグは勝てないまま時間だけが過ぎていく……。
タダツグ:また負けたー! 固有スキルが自動発動ってところがニクいなこのゲーム。ウキシマ艦の制御もオートだし、運の要素もかなり大きく勝敗に絡みますよね。
安藤:それはある。そういうふうに作ってるからね。ただ、一見すると運で負けたように思えて、じつは戦略をしっかり考えている人のほうが勝機をつかみやすくもなってるよ。
タダツグ:具体的に教えてもらえますか?
安藤:いくつかあるんだけど、一番わかりやすいのは“投票”システムかな。
タダツグ:手札に“投票”カードが出てくるヤツですよね。これ、ちょっと使いどころがわかってませんでした。
森山:“投票”は、基本的にオートで動くウキシマ艦や機兵たちを、ある程度プレイヤーの思った方向に導く要素です。“投票”を行うと場にカードが出てきたと思うのですが、その後はウキシマ艦や機兵たちがカードに書かれている内容に沿って動いてくれるようになります。
タダツグ:なるほど。これはマルチプレイの時だけに使うものだと思っていましたが、ソロプレイ時もこの“投票”による行動制御が大切だってことですね。つまるところは“作戦”カードみたいなものですか。“探索”は周辺の探索に入るから、艦パーツを入手しやすくなったりする、と。序盤から中盤にかけて便利そうですね。“攻撃”はバトルを仕掛ける艦を設定できるから、相手との属性相性なんかを考慮しつつターゲットを絞ったりするときに使う感じかな。
安藤:あとは、他のプレイヤー同士でガチバトルしてるところに横から介入して、サクッとおいしいところだけいただいていくとかね。ツグちゃんそういうの好きでしょ(笑)。
タダツグ:まさに漁夫の利! 漁夫れるゲームは大好きというか、嫌いなゲーマーはいないでしょ、ぐふふ(笑)。
安藤:悪い顔するなあ~(笑)。“投票”をうまく使うことで一発逆転も狙えるよ。もちろん、不利な状況のときは猪突猛進に突っ込んだりせずに“逃げる”を選んで戦況を立て直すことも大事。
森山:“逃げる”を選ぶとデコイを出して敵の注意をそらしつつ、スピードアップしてその場から離脱しますので、使いどころは大切です。乱発できちゃうと面白くないので、1バトルにつき2回までという制限をつけていますけどね。
タダツグ:さっき森山さんのウキシマ艦を攻撃していたときに出てきたデコイは、この“逃げる”カードの効果だったんですね……してやられた!
安藤:“投票”は“ソロ”の時は自分の意志が明確に反映されるけど、これが“タッグ”や“トリオ”みたいなマルチプレイになってくると、他のプレイヤーの意志も介入してくるから面白いよ。簡単には意思の疎通が取れなかったりするから(笑)。
タダツグ:ああ。しょせん僕たち人間は分かり合えないってことですかね。地球の重力のせいで。
安藤:そうそう。だからそんな重力に魂を縛られた連中を、このウキシマ艦で解放しないといかんのよ。『機ドラ』のバトルが空を舞台にしているのは、そういう意味を込めてるわけ。よくわかったな!
森山:いや、初耳(笑)。
安藤:冗談はさておき。じつはそんな小難しく考えて欲しいわけでもないんだよね。クルマに乗って楽しくドライブしてる雰囲気にしたかったところはあって。
タダツグ:ドライブ。なるほど、言いたいことはわかる気がします。
安藤:目的地に向かってみんなで走り出したはいいけど。途中で腹が減ったから飯を食いたいと言い出すヤツがいたり。ナビの言うとおりに進むより、近道に見えるところを進みたがるヤツがいたり。お財布のことを考えて高速道路代を節約し、そのぶん旅先での食事のグレードを上げたがるヤツがいたりね。
タダツグ:その方向性を定めるのが“投票”システムってことですね。そこはほれ、多数決で決めていくよ、と。じゃんけんとかで決めるよりはよっぽど民主的でいい。
安藤:そもそもランダム要素がかなり戦闘に介在しているシステムだから。そこにちゃんと戦略性を持たせるということで、この“投票”システムを使いこなしてもらいたい。
タダツグ:面白い! そろそろマルチプレイが遊びたくなりました。
森山:いいですね、やってみますか。
安藤:ツグちゃん一緒に組もうぜ!
タダツグ:もちろんですよ。DJ、わたしを導いてくれ。
安藤:そこは一緒に考えるんだって! 今までの話を聞いてなかったんか(笑)。
タダツグ:(笑)。ちなみに、艦パーツによる強化も全員ぶんが反映されるんですか?
安藤:そのとおり。今から遊ぶ“トリオ”は、単純に“ソロ”の3倍のスピードでウキシマ艦が強化されていくから気持ちいいと思うよ。
タダツグ:これ、艦パーツのチョイスからして個性が出そうですね。艦パーツはだいたい3種類のなかからどれか選ぶ形になってますが、僕なんかは攻撃系のパーツ一辺倒にしちゃいそう。
安藤:だろうね(笑)。なら、俺は防御力や体力をアップさせるようにしたほうがいいかもなあ。とりあえず、手が空いてる開発チームのみんな集まってくれ~。
──ランダムマッチングによるチーム決定後……。
チームメイトM(以下、編集M):電撃オンラインの編集Mです。私も先ほどからプレイに参加させていただいておりました。今回、お2人と一緒のチームになりましたので精一杯サポートしますね。どんどんコミュニケーションをとっていきましょう。
安藤:うおお、何この有能オーラ。たしかにコミュニケーションが大切なゲームです、とくにこの“トリオ”バトルは。……ツグちゃん、これはマジで勝てるかもしれんぞ?
タダツグ:そりゃ勝つでしょ。勝ちたいよ。Mさん、よろしくお願いします!
編集M:頑張りましょう(ニッコリ)。
タダツグ:これはイケる……(ゴクリ)。では、張り切ってウキシマバトル、レディー! ゴォォォォォッ!
──こうして始まる“トリオ”バトル。はたしてその行く末は……。
安藤:始まったかー。って序盤からツグちゃんは艦パーツで攻撃系のやつばっか選んでるのね。
タダツグ:おうさ、まさに有言実行ですよ!
安藤:ふむ……。まだ中盤で多少のリスクはあるけど、ここは“シシララ殺法:Pの陣”で行くかい?
タダツグ:よくってよ! ……で、その“シシララ殺法:Pの陣”ってなんぞ。自分はプロデューサーですよアピールの“P”?
安藤:どあほう! “Pの陣”のP、それが意味するところは……。
編集M:“Party”……すなわちお祭りってことですね? ここはあえて中盤から積極的に敵艦に攻め込むハッピーお祭りタイムと解釈しました。アイ・コピー。
安藤:……お、俺の心を読んだ、だとぉッ? 編集Mさんめっちゃできる!
タダツグ:賢明なる読者諸氏にお伝えしておくと、ここらへんの描写はさすがにかなり盛ってます(笑)。さておき、攻撃ってことッスねDJ。
安藤:おうよ。“投票”を出したからみんな“攻撃”を選んでくれ。仕掛けるぜぇ~!
タダツグ:うおっしゃあ、好きだぜこの展開。俺はさっそく切り札の機兵・オズヴァルトを投入させてもらう!
森山:オズヴァルトは無属性の機兵ですね。防御タイプということで、固有スキルは広範囲の衝撃波を繰り出し、命中した相手を大きく吹き飛ばすという防御に適したもの。しかし……じつは攻撃力もかなり高いので、乱戦時はアタッカーとしても機能します!
タダツグ:すごく詳細な解説をありがとうございます、森山さん。
森山:狙われている艦は我々のものではなかったもので……。
安藤:めちゃくちゃ冷静じゃないですか!
──こうして開発チームメンバーのウキシマ艦に幸先よくダメージを与える我々。
編集M:タダツグさんのオズヴァルトがうまい具合に固有スキルをぶっぱなしてくれたおかげで、イイ感じに相手を削れましたね。作戦成功といえるのでは。あ、私は艦パーツを体力増加に割り振ってますし、機兵も防御タイプを中心に編成しています。お2人は引き続き攻撃重視でOKですよ。
タダツグ:ありがてぇ~! これはついに俺も勝利の美酒に酔えるときがきたか。俺は勝つ。勝って気になるあの子に告白するんだッ!
安藤:おい、勝手にフラグを立てんな! 終盤戦になってフィールドが狭くなってきたから、周りからガンガン攻められてるぞ。オズヴァルトやられてるやんか! はよ機兵を出せ、次の機兵を!
タダツグ:ぐあああああ、いつの間に! というか、DJの機兵も落とされてません!?
安藤:ぐおおおおおお、いつの間に!
編集M:ここはいったん“逃げる”を使って態勢を整えますよ、お2人とも。
タダツグ:エ、Mさんッ!
安藤:あなたが神か……。
森山:フフフ、逃げ回るだけでは我々には勝てませんよ?
タダツグ:森山さんがノリノリでラスボス的なセリフをッ!?
安藤:ここは覚悟を決めるときかもしれん。みんな、ドラゴンは温存していたな? ここで一気に召喚するしかない!
タダツグ:おう!
編集M:では、私は“宝甲竜エリゴ”を。固有スキルの“ディープトラップ”で敵を攻撃しつつ、森山さんたちの戦艦の移動速度をダウンさせましょう。
安藤:ありがたい! ツグちゃん、敵の足が止まってる間にぶち込むぞ!
タダツグ:あいよDJ。俺はここで“キングマカドラ”を召喚するぜッ! こいつの固有スキルは……。
森山:範囲内の味方機兵と、自分のウキシマ艦のHPを回復する“ヒールリング”ですね。
安藤:うおおい! なんでこういうときだけ回復系やねんッ!(笑)
タダツグ:いや、最初のドローでマカドラしか来なくて……。
編集M:ドロー運、へっぽこでしたか(汗)。とはいえ、じつはうちのウキシマ艦もかなりピンチだったのでこの選択肢は正解だったのでは?
タダツグ:仕方ない。最後は任せるぜDJ。
安藤:よし、おいしいところはもらうわ。ここで俺は“火竜ヴィオル”を召喚! 発動してくれぇ、俺たちの“フレアドライブ”!
森山:“フレアドライブ”は直線状に炎を放ち、当たった敵に大ダメージを与える必殺の固有スキル……って、ぐおああああやられた!(森山さんたちのウキシマ艦、撃沈)
安藤、タダツグ、編集M:やったあああああああああああ!
──こうして我々は劇的すぎる勝利を飾ったのであった。じつは“トリオ”バトル3戦目にしてようやくの出来事であったことも、ここに付記しておく。
安藤:いや~、やっと勝てたねツグちゃん。どうだった?
タダツグ:楽しかったー。ぶっちゃけこのゲーム、マルチプレイこそ真価を発揮するゲームじゃないですか?
森山:みんなでワイワイ盛り上がれるゲームを目指していましたので。楽しんでもらえたならよかったです。
タダツグ:結局、森山さんに勝てたのは最後の1回だけでしたね……。
安藤:『機ドラ』には“グループ”って要素もあるから。仲間同士で集まってサークル感覚でワイワイやるもよし。勝利至上主義のグループに所属して切磋琢磨するもよし。自分にあったスタンスで盛り上がってもらえればうれしいね。
タダツグ:なんらかのチャットツールを使うとかして、みんなでしゃべりながら遊ぶと盛り上がりそうですね。なんにせよ、マルチプレイがめちゃくちゃ楽しかったことは記事にしっかりしたためたいと思います。
安藤:ぜひよろしく。じゃあ、今日はこのへんでお開きってことでいいかな?
タダツグ:いや、そこはDJ。最後は“ソロ”でもう1度やらせてくださいよ。俺の成長した姿を森山さんにお見せしたいので。
安藤:たった1回の勝利でずいぶんイキるよね(笑)。
森山:望むところですよ。ラストにもう1戦やりましょう。手心を加える必要はありますか?
タダツグ:必要ないッス! ってぎゃああああああああ、やっぱり勝てないんかーいッ!!
安藤:おあとがよろしかったな(笑)。
こうして白熱のガチ対戦会は終了しました。最後の“ソロ”バトルは負けてしまいましたが、誰かと一緒にプレイする楽しさが存分に味わえたことを、記事から少しでも感じてもらえればイチライターとしてうれしいです。
今回ご紹介した『機兵とドラゴン』は、4月8日にリリース予定となっています。現在事前登録を受付中ということで、記事を読んで興味を持ってくれた方はぜひ登録してみてくださいね。それでは、今回はこのへんで!
『機兵とドラゴン(機ドラ)』事前登録の方法
『機兵とドラゴン』の事前登録はApp Store、Google Play、予約トップ10から行うことが可能。また、本作の公式X(旧Twitter)アカウントをフォローすることでも事前登録扱いとなります。いずれかの方法で事前登録したうえで、4月8日(予定)のサービス開始を待ちましょう。
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