NCソフト新作『バトルクラッシュ』の魅力とは? Switchでも展開される30人の乱闘型対戦アクション!【開発者インタビュー】
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NCSOFT Corporationが2024年上半期に配信予定のiOS/Android/PC(Steam)/Nintendo Switch向け乱闘型対戦アクション『バトルクラッシュ』。
時間の経過とともに狭まる地形と、迫りくる敵と戦闘を繰り広げながら最後の生存者になるまで戦闘を繰り広げるバトルロイヤル形式の対戦アクションゲームで、誰でも簡単にプレイできる操作と、地形/地物を活用した戦略的な戦闘アクションが特徴となっています。
配信に先駆け、3月21日から第2回グローバルβテストが実施中の本作について、開発スタッフの方々にメールインタビューを行いました。
ご参加いただいたのは『バトルクラッシュ』リード・プロデューサーのカンヒョンソク氏、ゲーム企画ディレクターのキムミンソン氏、アート・ディレクターのハンジヨン氏の3名。
ゲームの基本的な部分やキャラの特徴、Nintendo Switchで配信することにした経緯などに加え、第2回グローバルβテストの見どころや初心者へのアドバイスなどもお答えいただいたので、ぜひチェックしてください!
『バトルクラッシュ』は長い間培ってきた経験と努力の結果。マルチプレイヤー、PvPゲームプレイヤーが望む面白さが込められた作品に
――NCといえばMO、MMOといったRPGの印象が強いですが、今回『バトルクラッシュ』のようなアクション形式のバトルロイヤルゲームを開発することにした経緯を教えてください。
カンヒョンソク氏(以下、カン):『バトルクラッシュ』は、私がNCに入社後2番目に開発されたマルチプレイヤーPvPアクションゲームです。
あまり知られていませんが、NCでは多様なジャンルのゲーム開発に対する試みがあり、『バトルクラッシュ』は長い間培ってきた経験と努力の結果だと申し上げたいと思います。
――『バトルクラッシュ』の概要をお聞かせください。
カン:神話に登場するモチーフを活用したキャラクターでプレイする、乱闘型対戦アクションゲームです。
30人が一緒にプレイする“バトルロイヤル”モードと、3種のキャラクターを交互に使用し、6人の他のプレイヤーと競争する“乱闘モード”、5戦3勝制の一対一戦闘を行う“デュエルモード”があります。
――『バトルクラッシュ』でしか味わえないようなゲーム体験、魅力を教えてください。
カン:『バトルクラッシュ』ならではの特徴としては、“崩れ落ちる地形”が挙げられます。
『バトルクラッシュ』は、時間の経過とともに地形が墜落し、狭まる構造のゲームです。これにより、プレイヤーは単に狭い地形の中に閉じ込められるわけではなく、崖を活用した戦略的なアクション戦闘をたのしむことができます。
――公式サイトには15キャラが掲載されていますが、それぞれに性能差はありますか? また、いろいろなスキルがあるようですが、強いものや面白いものがあれば教えてください。
カン:遠距離ディーラー、近距離ディーラー、サポーター、暗殺者、タンカーなど、さまざまなポジションのキャラクターがいます。
キャラクターのモチーフとなった神話の中の人物たちの個性豊かな特性と固有のアクションが光るスキルを開発する努力をしました。
たとえば、海の神である“ポセイドン”は水の球を発射し、“ハーデス”は地下から引き上げた獄炎で敵に打撃を与えます。
様々なポジションでそれぞれ独自の個性が加わった複数のキャラクターがいるので、自分のプレイスタイルによく合うキャラクターを探す楽しみも感じてもらえると思います。
――『リネージュ』などで見られるようなリアル路線ではなく、ポップなデフォルメ路線にしたのはなぜですか? あわせて、キャラクターデザインのこだわりなどもお聞かせください。
ハンジヨン氏:気軽に短時間で楽しくプレイする楽しみを感じてもらえるゲームなので、リアル路線のミッド~ハードコアスタイルよりは、ポップでカジュアルなスタイルの方が向いていると思いました。
幅広い年齢層にアピールすることも大切なポイントで、大人でも納得できるキダルト(※)なルックにも気を使いました。アートチーム内ではこれを「アートトイスタイル」と呼んでいました。
最終的にはキャラクター一つ一つがデザイナーフィギュアのように感じられるように、開発に全力で取り組みました。
(※)キダルト:子どものような感性と趣向を持つ大人のこと。
――日本では“Nintendo Direct 2023.9.14”でPVが公開されましたが、当時の反響はいかがでしたか?
カン:会社で開発室の人たちと一緒に見ました。今まで経験したこのがないような、楽しく新しい経験でした。「NCのゲームが、Nintendo Directに出るなんて!」という驚きの反応が多かったです。
――モバイル、PCに加えてNintendo Switchにも対応されたのはなぜですか?
カン:ゲーム開発の初期からNintendo Switchでの展開を考えていました。
すでに一般化されたクロスプレイ方式は、プレイヤー同士のマッチングの可能性を広げ、多様化できる効果的な方法です。ここにNintendo Switchを加えることで、より良い効果がうまれると考えました。
また、モバイルでもやりごたえのあるアクション戦闘を提供する事を目標として開発した戦闘方式が、コンソールパッドとも相性が良いという確信があったので、実現できたと考えます。
――ビジネスモデルについてお聞きします。Switchでも配信されますが、買い切り型になるのでしょうか?
カン:基本無料のタイトルとしてサービスを展開します。“バトルパスシステム”が主なビジネスモデルです。
『バトルクラッシュ』はシーズン制で運営される予定で、シーズンごとに新しいキャラクターとスキンが登場します。魅力的なキャラクターやスキンが多いので、早くみなさんにお披露目したい気持ちでいっぱいです。
――第2回グローバルβテストでできることと注目ポイントを教えてください。
カン:第1回グローバルβテストの時、Steam(PCプラットフォーム)プレイヤーたちの反応が良かったです。
ただし、キーボード/マウスでプレイしたプレイヤーの場合、マウスをより積極的に使用したいという意見が多くありました。
第1回グローバルβテストの後、PCによる操作性の改善を目標に、キーボード/マウス操作方式を3種開発しました。
そして気力管理が独特な反面、難易度が少し高いという意見が多く、気力管理の難易度を下げ、アイテムファーミングを余裕を持って行えるようにウェーブ時間を調整しました。
UIも全般的にさらに調整し、PCでのアートクオリティも全般的に高めました。
――今回のβテストで初めて本作をプレイする方など、初心者におすすめのキャラは誰ですか? 戦い方のコツなどもあれば教えてください。
キムミンソン氏:第1回グローバルβテストで意外と人気があったキャラクターがまさにNCのプロ野球球団・NC Dinosのマスコットキャラクター“ダンディ”と“セリ”でした。
『バトルクラッシュ』本来のコンセプトからすると、異質感のある恐竜マスコットがグローバルプレイヤーにどのように受け止められるか、若干の懸念がありましたが、両キャラクターともそれぞれ近距離/遠距離で効率的なキャラクターとして多くの反応をいただきました。
このインタビューをよんでいただいているみなさまにだけ戦闘のコツをお教えしますと、気力管理がポイントです。回避をむやみに使用すると、攻撃する気力が不足し、地形が崩れるタイミングでジャンプする気力が不足して落下してしまうことがあります。
緊急事態や、敵との対峙が避けられない状況でなければ、気力は30%程度は残しておくプレイをお勧めします。
もう1つコツをお教えするならば、相手を飛ばすと周期的に“気力の玉”が出現します。この状況をうまく活用して攻撃的なプレイを繰り広げる事もできます。
――2024年上半期にリリース予定とのことですが、現在の開発率はどの程度でしょうか?
カン:開発の最終段階の作業が進行中です。大変ですが、プレイヤーの方々がバトルクラッシュを楽しんでくださることを期待して、一生懸命仕上げ作業をしています。
――最後にメッセージをお願いいたします。
カン:現時点のマルチプレイヤー、PvPゲームプレイヤーが望むことは何だろうと常に試行錯誤しながらゲームを作ってきました。
乱闘型対戦アクションゲーム、MOBA、バトルロイヤルゲームを楽しむすべてのゲームファンの方々が必要とする面白さが、『バトルクラッシュ』に込められていると自負します。
ぜひリリースを楽しみにお待ちください!
『バトルクラッシュ』の第2回グローバルβテストに参加したい方は公式サイトから対応機種にアクセス!
第2回グローバルβテストにはPC(Steam)とAndroidで参加可能。公式サイトから誰でも参加できます。
NCソフトがおくる乱闘型対戦アクションの魅力の一端をぜひ味わってみてください!
【開催期間】
2024年3月21日(木)16時 ~ 2024年3月29日15時まで(JST)
【対象国】
「日本」「韓国」を含むアジア各国、「北米」「欧州」「東南アジア」など97ヵ国
【対象環境】
PC(Steam)、モバイル(Android)
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